• 2013年02月登録記事

V&B本編で言えば1070年代、「黄昏の時代」とでも言うべき状態です。

まず、前回行方不明になったティアについて、ティタニアから「妖精に探させろ」とヒントを貰い、勇者を探索させたのに、他の勇者候補が出てくるばかりで進展がないと思っていたら、今度はディアンが脱走しました。
期せずして、攻略情報で推奨されている4人勇者体制になりました。
しかも、勇者候補のスカウトができる状態に戻りました。不思議に思ってティタニアのところで確認したら、行方不明中のティアは選択肢に存在するのに、ディアンがいません。
つまり、ただの一時離脱イベントではなく、完全に「ロスト」したということなのですね。
信頼度が著しく低く、ストレスも溜まっているのに、天使が下手な慰めをするから……。

ティアは見つからないまま、それでも可能な限り事件は解決しようと勇者を方々に派遣していた所、今度はレイヴが誘拐される事件が発生。
面白い事に、2人が消えた事件とも、グリフィンを派遣した事件の結果なのです。
他の勇者を消す男、グリフィン(笑)。

勇者3人
(画面注釈)まさかの勇者3人体制。

で、勇者を消す男がいれば、勇者を連れ戻す男もいるわけで、シーヴァスを派遣した事件で、ティアとレイヴをそれぞれ発見しました。
しかし、ティタニアのヒントを完全に取り違えていたので、最初にティアが戻って来た時は目が点になりました。つまり、妖精にやらせるべきは「勇者の探索」ではなく「敵の探索」だったんですね。
ティアたちが復帰したのは良かったけれど、御陰でターンを無駄に消費したし、発掘した勇者候補たちは敵の罠とやらでどんどん候補から脱落し、状況が悪化している様を感じさせられて、かなり暗くなっています。

順調に堕天使に侵攻されていっているこの終盤に、今度はシーヴァスが失踪。
……勇者救出のスペシャリストがいなくて、誰が連れ戻せるんでしょうか?

五十音順キャラクター・ショートショート【む】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 無茶苦茶だ。
 目の前で繰り広げられる試合の数々に、少年は思わず突っ込んだ。
 人体が光輝くのは当たり前。彼らは分身し、宙に浮き、竜巻を呼び、氷を降らせる。どう考えてもMP(魔力)と引き換えに発動しているとしか思えないスゴ技に、彼のSP(正気)は削られまくりだ。
 これが全国大会か。
 また一人、コートから担架で担ぎ出されて行った選手を見送り、少年は嘆息した。
 この人外魔境に、ただの集合写真がウォーリーを探せになっちゃうくらい地味だとか、自動販売機でハズレたことがないくらい幸運だとか、頭から植物が生えてるとかのレベルで挑んだ自分たちがバカだった。
 でも、一番無茶苦茶なのは、これを見てやっぱりテニスが好きだと思い、来年こそあのコートに立つことを誓ってしまう自分自身だった。

無謀か勇気か
……室町十次(漫画「テニスの王子様」)


「む」のお題はムスカ大佐だ、と思っていたら大佐の本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」だと判明して、慌てました。
そんなわけで、室町くんです。山吹中学校って、同作の中では割と普通の「テニス」プレイをしてますよね。まぁ、だからあまり印象にないのですが(笑)。

同行中のシーヴァスに突然「人間の男を恋愛対象として意識できるか」を問われて仰け反りました。

シーヴァス

同行3回目なのに、いつの間に仲が進んでいたのだろう、と思ってたら「唐突に感じるかもしれないが」と言われたので、余計に笑いました。
幸い、冗談だったわけですが……このイベントの後から依頼を矢鱈と断るようになったのは、彼流の意思表示なんでしょうか。

ということで、突然の事態に右往左往させられました。
このゲームのイベントは、同勇者の前のイベントが済んでいることを前提として、会話が進むんですね。他の勇者のイベントでも、知らない名前が既出の事項のように語られていて困りました。ある程度は前後から読み取れるけれど、フラグ管理されていないので、違和感が残ります。
なんせ、件のシーヴァスについては、以前「追い掛けない」を選んでいるので、彼が何処に何をしに行ったか私は知らないのに、天使様は知っていることになっているんですもの。
前提イベントの選択肢に意味がないという意味では、「高2→将軍」並の適当さと言っても過言ではない筈。

ネットで調べてみたところ、勇者は4人前後にするのが良い攻略法らしいですね。
確かに6人は管理できてないと感じていたので、一番信頼度が低く、会話でもぎこちなさが残るディアンは放置することにしました。
ところが、そうと決めてしばらくするとティアが行方不明になり、結果、ディアスも動かすことに。

勇者ステータス
(画面注釈)ディアンの放っておいた具合が酷い。

レイヴは依頼を引き受けても、英霊祭になると地元にワープ移動するので使い難いですね。目的地まで到達しているのに……。妖精さんも同行させているのに……。何度も同じ事を繰り返すうちに「レイヴには期待しない」というルールができました(笑)。

五十音順キャラクター・ショートショート【み】
→ルールは2012年12月17日記事参照


「ミュージカル出演?」
 そう聞き返しながら、ボクは「961プロなら絶対に持ってこない仕事だな」と思っていた。
 公演期間は勿論、稽古として事前に1ヶ月近く拘束される舞台は、アイドルにとって旨味のある仕事じゃない。苦労と時間は掛かるくせに、高いチケットを買った一握りの人々しか見ないのだ。人気を出すためには、不特定多数の目に触れるテレビ出演。これに尽きる。
 子供のボクでも考えるこのくらいの計算を、事務所がしないはずもない。
 つまり、いまのボクを使ってくれる局はないって言っているのも同じだ。
 渋ってるボクの代わりに、北斗くんが資料に目を向けた。
「ふーん、真夏の夜の夢、妖精パック。翔太にピッタリじゃないか」
 ボクは自然と、問い掛ける視線になっていたらしい。
「シェイクスピアの戯曲。知らないかな?」
 北斗くんは、酷い。
 ボクだって、シェイクスピアくらい知っている。
「『ロミオとジュリエット』を作ったガイジンでしょ」
 ボクの回答を、60点くらいかなぁ、なんて笑いながら、北斗くんはボクが演じるパックについて教えてくれた。
「飛びっきり可愛い、イタズラっ子の役だよ」
 その声は、やってごらん、と言っているように聞こえて、ボクは複雑な表情になってしまった。
 もちろん、仕事を選べる立場じゃないし、声がかかるだけ御の字だ。いつだったか、お芝居をやってみたいと言ったボクの言葉を、プロデューサーが汲んでくれた結果だということもわかっている。
 だから、断るつもりなんて最初からなかったのに、なんだかボクが駄々をこねたのを、北斗くんが優しく諭したみたいな状況になっている。
 北斗くんは、ズルい。そう思ってしまうのも、仕方ないはずだ。だって、ボクをダシにして、優しい理想的なお兄さんを演じているんだもの。
「……北斗くんがそういうなら、やってみても良いかな」
 仕方なく、ボクはボクが我儘を引っ込めたようなフリでそう答えた。
 プロデューサーの安堵の声と、北斗くんのウィンクがその演技の報酬。
 ああ、ボクって、なんて優しい理想的な弟なんだろう!

みんなの弟
……御手洗翔太(ゲーム「アイドルマスター2」)


翔太は、多少作為的なところが魅力だと思います。
で、成長期の彼がいつまでも弟設定でアイドルをやっていけるとは思えないので、歌って踊れて演技もできて度胸があるところを活かして、舞台俳優に進んで欲しいな。まぁ、もしかしたら、十代の内に芸能界をさっぱり辞めてるかもしれませんが。

130219.png

PSゲームアーカイブス「FAVORITE DEAR -円環の物語-」を始めました。
→フェイバリットディア-円環の物語- ソフトウェアカタログ

説明書の文字が小さ過ぎて、PSPの画面で読むのは難しく、事前学習は放棄しました。「猫侍」のときも解読に苦労したのですが、あの時は読まねばならないテキスト量が少なかったから頑張れたのですよね。説明書の一部拡大が出来れば、なんとか読むのに、残念です。
しかもこの作品、地図上の勇者がマークでしか表されなかったり、アイテム購入時に効果が分からないなど、説明書の重要度がかなり高いゲームでした。大体のところを把握するまで、ちょっと辛かったです。

デフォルト名(ラビエル)、女性天使で開始。
妖精はシェリーとフロリンダ。
勇者は、特に狙いはいないので妖精さんが見付けてきた順に勧誘していって、ディアン、フィアナ、レイヴ、シーヴァス、ティア、グリフィンという6人になりました。
今のところ、ティアとシーヴァスはスムーズに依頼を引き受けてくれるので、必然的にこの2人ばかり動かしてしまいます。その上ティアが1回死んでからは、シーヴァス1人が右へ左へ動く事に……。

ファーストインプレッションでは、「ヴィーナス&ブレイブス」に似ていると思いました。プレイヤーが戦闘中に関与できる部分が少ないところも似ているかな。
但し、V&Bの騎士団は自分の指示する通りに動いてくれたけれど、勇者たちは気に入らない依頼を断るので、思うように動かせず、事件が時間切れで終わってしまうこともあります。会いに行かないといけない時に限って、寝てたりしてな!
このままならなさが、プレイヤーの忍耐力を試しつつ、独特の「味」を作っています。
なお、本当に忍耐力を培わせる目的が組み込まれているのではと勘繰りたいくらい、このゲームはローディングが極めて遅く、全体的に物凄く「もっさり」感が漂っています。前述の通りインターフェイスも悪いので、一昔前のゲームを遊んでいる気がしますね。
でも、延々遊び続けてしまう、地味な面白さがあります。

ところで、勇者から貰ったアイテムは、他の勇者に横流しするしかないんでしょうか。
「大事にしてね」と言われておきながら、そのターンの内に別の勇者に渡すと、物凄く罪悪感があります。