• 2014年03月登録記事

現在地:第弐拾四話
最近気付きましたが、主要メンバー以外の仲間キャラクターは、登場話しか出番がないですね。
陽ディスクでは、涼浬がADVパートにも多少登場しましたが、陰ディスクで弥勒以降の仲間を見掛けたのは、戦闘時とインターバルだけです。鬼道衆の在り方として、仕方ないのかなぁ。でも日常にもっと関わってくれないと、仲間を集める楽しみが薄いです。

弐拾参話「魔境」

火邑とクリスがなんとなく加入。
火邑は、陽ディスクの敵として登場した時は、戦闘狂具合に面倒なタイプの男だと感じて適当にいなしたのですが、仲間としては気安く頼りがいのあるいい男でした。しかし陽ディスクでは、磔のほのかを見逃したりしてるんですよね。彼に関しては、立場が変われば見かたが変わるというより、陰陽で人格が分裂している気がします。
一方、陽ディスクで一瞬だけ出会ってイケメン具合を印象に残したクリスは、中身は少し残念なタイプでした。なんで彼が鬼道衆側の仲間キャラクターなのでしょうか。思想的に相容れなそうなのに不思議です。

この話では、酔っぱらい美冬をお持ち帰りしました。門下生からは慕われていますが、作中目に見える範囲では、やはり残念な扱いだと思います。
話の締めになる一枚絵は初の澳継だったので記念に掲載。

澳継

澳継の「負けたくない奴」というのは龍斗のことです、よね。勝手にそう思って喜んでおきます。欲を言えば「認められたい人」にも昇格したいなぁ。
無個性主人公は、仲間から意識して貰わないと立場がないので、常に主人公を意識してくれる澳継は有難い奴です。

弐拾四話「慟哭 前編」

前話の火邑の作戦がどうなったかは一切フォローされないまま、前後編に突入。
陽ディスクを先に遊んでいるから全体の流れは分かるけれど、陰ディスクから始めたら「?」だったと思います。

九角がいない間、駆け落ちカップルお政と又一郎のお話に巻き込まれ、面倒な事態に。
これまで桔梗とは巧くやって来たつもりですが、お葉のときに失敗しているのに、また同じ外法を施そうとする学習能力のなさに頭を抱えました。案の定、復讐を望んでいなかったお政から恨まれる羽目に。これでいい加減懲りてくれたでしょうか。
始まりと同じくらい唐突な終わりかたで、次の話に続きます。

なお、これまで散々澳継を蹴って来た龍斗ですが、なぜかこの話だけ「殴る」だったので、少し抵抗感がありました。
なんとなく、龍斗はあくまで拳法使いであり、蹴りは本職でないという印象を持っていました。逆に、澳継は蹴りが主流かなと思います。だから、相手の土俵である「蹴り」なら、戯れの突っ込みに使っても許される気がしていました。しかし拳を使うとなると、これは本気で相手を倒すためのものであって、突っ込みとは言えなくなっちゃうのではないでしょうか。
……殴りましたけどね。

そして、話が終わってから気付きましたが、セーブ画面にいたのに、比良坂が仲間になりませんでした。愕然としています。「愛」の大盤振る舞いまでしたのに、何がいけなかったんでしょう。

上橋菜穂子著「獣の奏者」闘蛇編・王獣編

国際アンデルセン賞・作家賞受賞おめでとうございます。
……ということで代表作に挑戦しました。
前後編。続刊もありますが、ここで一旦完結しています。

NHKアニメになったことを知っていたので、闘蛇編の時点では、少女の成長を描く児童文学かと思いましたが、最後まで読み終えてみると、このお話は大人こそ堪能できる味わいだと分かりました。色々な割り切れないテーマが盛り込まれていて、けれど各々に明確な回答や説明はなく、考えさせられます。
特に、人と獣が本当に心を通い合わせることは出来ないと描きながら、それでもエリンが心を掛けた分、リランも応えてくれているように見える描写には、そのバランス感覚が優しくも残酷でもあると思いました。

「守り人」シリーズ同様、世界観の作り方が巧み、且つ描写が丁寧なため、リョザ神王国がどこかで本当に存在しているように感じます。人と獣の関係、そして自然のダイナミックさが織り込まれていて、偉大な自然の中で人々が生きている雄大な景色が眼に浮かびました。

キャラクターたちは、それぞれの立場を全うしようと生きている人々ばかり。たとえ嫌な奴でも、その行動には理解できる理由がありました。
主人公のエリンは、健気だけれど意外と身勝手な面もある、等身大の少女でした。優秀すぎないお陰で、共感できる気がします。
イアルは、登場時点ではこういう役目を果たすとは思いませんでした。有能で優しい良い男で、こういう男が仕えているということから、真王ヨジュの格を高く感じられるのも凄いと思いました。

現在地:第弐拾弐話
今回はフリー戦闘を一切せずに進んでいるので、敵の方がレベルが高い状況も多く、それなりに緊張感を維持できてます。ここまでお膳立てしても、味方がノーダメージで終わる戦闘もありますが。

弐拾壱話「傀儡」

龍斗は澳継とセットで働かされることが多いですが、この二人にできることは、戦闘だけですね。探索やら雹への伝言やらは、任せるべきでないと思います。澳継は腹芸が一切できないし、龍斗の方は、フォローどころか澳継を蹴りたくて、彼が失言するのを待ってますから(笑)。
今回は、一話で二回も蹴り飛ばせて幸せでした。
周りの面々も、止めるどころか微笑ましそうだしなぁ。

ははは

——という姿勢でいたせいか、雹は仲間になりませんでした。
それとも、陽ディスクで殺した相手は、陰ディスクでどう立ち回っても仲間にならないのかな。
個人的には、彼女の虚ろな心になにか響かせてみたかったですが……

桔梗から「たーさん」と呼ばれるようになりました。
「ひーちゃん」よりは時代劇らしさがあるし、名前由来の渾名だから、嬉しいですね。
真神メンバーの、名字呼び→名前呼び→名字由来の渾名、という変動は不思議だと思っています。名字由来の渾名の後に、名前呼び捨てが来るんじゃないかなぁ。
九角とは、なるべく一緒に過ごすようにしたので、ようやく親密になった感じがします。

弐拾弐話「残照」

澳継の残念さを嘲笑っていたら、泰山が澳継と妙に仲良しで、ライバル出現!と思った回。
でも、恨みはあっても今を大事に生きたいのだろう泰山は、陰陽通して一番素直に共感できる普通の人だと思いました。
しかし、今回は泰山の話だと思ったら、〆は比良坂が持っていってしまいました。
1戦目は無関係の沖田戦だし、本筋がよく分からない消化試合的な話だったなぁ。

前回「たーさん」と桔梗が呼び出したのに対抗したのか、突然九桐から「師匠」と呼ばれるようになりました。
一瞬、誰のことを言っているのかと思いましたよ。
私は、龍斗は九桐より年下だと思っていたので、師匠という呼び掛けは重いなぁと動揺していたら、止めがこれ。

たんたん

部下たちの好き勝手な呼び方に触発されて、これまで「龍斗」と呼んでいた九角も途中から「龍」になりましたが、まぁ「たんたん」の後では普通でした。

アンリ・ルルー

HENRI LE ROUXのボンボン・ショコラ。
http://www.henri-leroux.com

サイズは小さいものの、濃厚で満足度の高い味わい。
食べた後も、しばらく口の中に味が広がります。それがあくまで上品な大人の味に留まっていて、ほろ苦くも幸せな甘みをじっくり堪能できます。

中身は、スタンダードなヘーゼルナッツのプラリネだったり、独特のフレーバーのガナッシュだったり、キャラメルや洋酒の利いたものありと、1粒ずつ違う表情を持っていました。
私個人の好みでは、最もスタンダードなチョコレートらしい「ベネズエラ・ノワール」が一番と思いましたが、その他も十分美味しかったです。

現在地:第弐拾話
説明が続くと、陽で一度聞いた話をまた聞くこともあり、ちょっとダレます。そんなわけで、なるべく展開が分かっている方の分岐は避けるようにしています。

拾九話「群狼」

龍斗が陸路に行くか海路に行くかは選択制。
「当たり」は海路だと分かっているけれど、なにが起きるかも分かっています。それと、九角が現時点でもいまだに名字呼び段階だということが気になるので、九角と同行できる陸路を選びました。

道中、明らかに怪しい男・們天丸と知己に。

天狗のもんちゃん

自分で自分のことを「もんちゃん」と言ってしまう変な人ですが、こういう人は好き。
しかし、鼻が長いかどうかはともかく、羽団扇を持っているわけで……。つまり以前醍醐が語っていた「京都に出る天狗」は們天丸のことだったのかなと思いますが、酷く長い伏線でしたね。
まぁ、謎のまま終わらず良かったです。

陽では歴史上からの登場人物として勝海舟先生が出てきましたが、陰では沖田総司と遭遇。
九桐はずっと常識人と思っていたけれど、そういえば戦闘狂という悪い癖がありましたね。髪の毛はないけれどサイヤ人に違いない。
こちらでは壬生の事情も色々聞けましたが、仲間にならずに終わりました。
それにしても、壬生は、陽ディスクで対峙したとき自ら「鬼道衆」と名乗っていたのですが、この時点では正式加入していなかったのですね。ずっと京都にいた壬生が鬼道衆にどう入ったのか不思議だったので、今回納得しました。

弐拾話「菩薩眼」

陽ディスクで美里が不在の時期があったような気はするけれど、浚われていたんですね。その前後で美里の在り方が変わった記憶はないので、彼女の方にはこの話はあまり大きな影響を及ぼさなかったようですが……。
気になったのは、今回九角が語った話、菩薩眼の女が女児を生むと、力が子供に移って死ぬということ。
では、剣風帖の美里葵も母親とは死別していたのか?とか、もし女児を生まないまま菩薩眼の女が死んだら菩薩眼は実在しないことになるのか?など色々考えてしまいました。

九角から、ようやく名前呼びされるようになりました。
他のメンバーの名を呼んで、最後に龍斗を付け加えるので、「俺は今日から龍斗を名前で呼び捨てるぞ」という気合いを感じて微笑ましくなりました。
が、夜中に部屋まで来た時の「よォ」という台詞は、彼らしからぬラフさでちょっとビックリしました。親しい相手にはラフに振る舞うタイプでもないと思うのですが……。

天戒