天の響

シンフォニアOVA鑑賞会レポート

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去る2007年7月7日(土)、都内某所にてシンフォニアOVA第一巻発売を記念しての鑑賞会+お茶会を開催いたしました。
シンフォニアファンの皆さまと歓談しつつ鑑賞する、という趣旨から、広く告知してどなたにでも来て頂きたいところではあったのですが、主催たる麻生が人見知り(本当ですよ!)である事を主要因に、招待制とさせて頂きました。

鑑賞会冊子とアンケート

実は出だしから、お迎え時間に遅刻すると言う失態。しかも遅刻理由が、搬入・設置後に会場でTOSと無関係の0次会をしていた為と言う……。ご迷惑をお掛けしました。
参加して頂きました皆さまは、シンフォニア(主にクラトス)ファンと言う点では共通するものの、活動フィールドが違う方ばかり。まずは簡単なご紹介から始めさせて頂きました。その際確認したところ、半数の方がOVA初見ということでしたので、早速、OVA第一巻本編から上映することとなりました。
一度内容を確認していたものの、スクリーン+5.1chサラウンドでの鑑賞は麻生も初めて。画像が大きく映される分、絵が粗く見えたりするのではと密かに心配でしたが、そこはさすがOVA。綺麗な画面が一杯に映し出され、隅々まで堪能することが出来ました。
この時は会場内を映画館形式で設置していたためか、シンとした静謐な空気で過ぎた30分でした。
本編後、映画館形式だと映像には集中できるものの真面目に過ぎるので、特典映像は座談会形式で鑑賞した方が良いのでは?ということになり、椅子を配置し直し。少し明かりを入れて、お茶と軽いお菓子類を、と準備していたところ、入れっぱなしのプレイヤーから本編が再スタート。折角なのでそのまま、今度はおしゃべりを交えての本編再視聴と相成りました。
途端、とにかく出て来たのは「コレット可愛い!」の声。皆さん、言いたくて仕方なかったようで……。
あとは映像が流れる順に、色々と皆さまの感想を伺う事が出来ました。俯瞰で映るイセリア村の教室の外観に「ゲームそのままで、セーブポイントがないのが逆に違和感」という感想は、確かにゲームをやり込んでいるほどに感じることですよね。ミトス(ユグドラシル)とマーテルの挿絵はなぜこんなに似てるのか、なんて話も。その後、リフィル先生のチョーク投げ、レミエルさま登場やクラトス登場で場が湧くのはお約束。これは、今後の巻でユアンさまが登場する時の皆さまの反応を見たいなぁとも思わされる盛り上がりでした。
爆笑ポイントだったのは墓前。「何の説明も無く存在してる!」「不法侵入?」と突っ込み合いが展開されました。一回目はシーンとしていたから、皆さん感動してるのかと思ったのに……!
ちなみに、麻生が5.1chサラウンドを感じたのはこの後のイセリア村襲撃シーン。少々席を外して紅茶の用意をしていたところ、ずっと雨音がするので、雨が降り出してしまったかと思いきや、後方音がずっと雨の音を流しているんですね。普通に聞いていると戦闘音の方が激しいので、あまり気付いていなかったのですが、ちゃんと状景を合わせているのですね。
イセリア村大爆発と、続くロイドの深層意識でのアンナさん登場辺りも、色々な論議の的となりました。
本編エンディングは一転して和やかでしたが、ユーフォーテーブル渾身のED(クレイアニメ)はまたも相当な突っ込みの嵐。取り敢えず本会でのクレイアニメに対する結論は、コレット人形が妙に怒り肩なのが可愛くない、と言うものでした。

続いての特典映像は、エクスフィアエディションから。
個人的に、声優さんが対談しているだけというのは、声優好きでないと厳しい内容だと思っていたのですが、そこはクラトス役立木文彦氏が登場している御陰か、良い意味でアホな話をして下さってる御陰か、さほどダレることなく、というか意外に面白いノリがこちらにも移り、突っ込みも軽快に入っていました。
主に立木文彦氏のお茶目さが、鑑賞会全体を盛り上げてくれたように思います。
一つ見終わると、タイトルメニューが変わってクラトス(クレイ人形)登場。エクスフィア所有の麻生以外、皆さま不意打ちされたようで、ここでまた一時クレイ談義にもなりました。
ミュージッククリップは再び「コレット可愛い」の連呼。本当にOVAのコレットは可愛く描かれているので、いくら言っても言い尽きない気持ちになるのですよね。
アートワークス・ギャラリーは、殆ど雑誌等で既出のキャラクター設定画像なので、簡単に流して確認。ただ、クラトスの表情集には「表情集なのにどれも表情変わってない」と言う素晴らしく的確な突っ込みがあり、やはり一人で観るより皆さんで観た方が面白いなぁと再確認させられました。また、フォシテスが格好いいと言うお言葉も聞こえました。アニメのキャラクター設定となると、サブキャラまで三面ちゃんと描かれているものが公開されるので、やはりユアンさまにもOVAへ登場して貰わねば…と思った麻生でした。
ちなみに、鑑賞会ではユアンさまについて「登場しなくても話が展開できるならば、出ないのでは?」と言うご意見もあったのですが、それだとやはり「私のマナを分け与える!」がなく、クラトスが死んでしまいますので、ユアンさま登場を切に願う次第です。

そのままの流れで、緊張のコレクターズエディションへ。
コレクターズ版最大の特徴と言って言いでしょう映像特典「プライベートレッスン」は、とにかくデザートですので、最後にしようと言うことで、監督インタビューから順に視聴する事に。
ここで、EDアニメがクレイであることに対して、なんとも表現しかねる微苦笑で語った監督の姿に、思わず総突っ込みが入りました。あとは「昔のゲーム」なんて発言もありましたかね。
ノンテロップEDは「あのクレイアニメがノンテロップで流れるだけ…?」と言う微妙な雰囲気があったのですが、観てみたらなんとノンテロップなだけのみならず、画面も大きく表示されたので、妙に笑いが発生。ED曲はとても良い曲ですし、クレイはゲームのポリゴンっぽいと言えばそうとも言えるのに、何故こんなに違和感があるのでしょう。
そして、遂に「クラトス先生のプライベートレッスン」。まず題字で全員が吹き出し、クラトス先生の登場で更に吹き出し、9文字とジャッジメントの締めに爆笑して、これで終わりだと思ったら最後に眼鏡で撃沈すると言うような感じでした。
あの時、会場の皆さんの気持ちはひとつだったと、私、信じてます。
で、あまりの衝撃にもう一回再生。何回見ても題字は妙にファンシーだし、コレットの無茶なフリは変わらないし、登場シーンは薔薇背負ってるし、自分の台詞の少なさをネタにしてるし、オチはジャッジメントで……凄いものを観てしまいました。

続いて、予定外の内容でしたが設置時にPS2を投影機に繋げることが出来たので、スクリーンでファンダムを鑑賞。
プレイは「はじめから」を選択し、OPも確認。音声をスキップせずちゃんと聞いたのは私も初めてで、改めて皆さんと「豪華声優無駄遣い」を確認しました。
時間の都合もあり、シナリオはシンフォニア編のみ。
途中の選択肢、タイミングバトルはすべてその場その場で分担して挑戦。正に「みんなでクリアしました」。いえ、1本道シナリオなんですけれどね。
シナリオに対しては、「こんなに口数多く自分の過去を話すクラトスはいやだ」と言うイメージの問題と、「クラトスの台詞が沢山あって嬉しい」というファン心理の狭間で、苦悩する皆さんの姿が見受けられました。
「恐怖のストーキング」や迷言「テセアラにクラトスあり」には大爆笑が起こっていたので、概ね皆さんツボは同じだった模様。
また、皆さん、麻生がユアンさまサーチ管理人でもあることをご存知のためか、ユアンが出てくると妙に場が沸き立ったのも嬉しいことでした。でもユアンに対して選ぶ選択肢は「無視する」でしたけれどね!
ついでと言うことで、シナリオクリア後には簡単にドンジャラをプレイ。シンフォニアファンの集いですので、PCユアン、対戦相手はロイド、コレット、ゼロスという選択に。鬼のように強いNPCたちに大負けしてしまいました。
でも、この御陰でユアンには対ロイドで特殊台詞が用意されている事が分かったので、個人的には大変ラッキーでした。

ここまでで予定終了時間は疾うに過ぎていましたが、語り足りないですよね、と言うことになり、皆さまとお夕食をご一緒にさせて頂く事になりました。
最初は「どこに食べに行きましょうか」と言う方向で話をしていたのですが、開場時に上映していたある動画集をまだ全部見切っていないと言うこともあって、近場で食料を買い込んで来て会場で頂くことに。この動画がまた凄い量でして、遠方の方もいらっしゃるので、最後の方はお帰りの時間を気にしつつ観ていたのですが、期せずして締めがFEに。殆どの皆さまがエムブレマーだったものですから一気に盛り上がり、麻生は一人「FEをやらないと世間から遅れてる!」と危機感を抱かされたのでした。
また、この他にも出て来た動画に沿って話題が盛り上がり、最初はお互いシンフォニア話しか共通点がなかった皆さまも、個々に共通の話題を持つお友達となっていく様子が見られ、この会をシンフォニアの輪を広げる機会にして頂ければと願っていた麻生にとっては、本当に嬉しいものでした。

そんな形で、主催の段取りの悪さなど色々あってご迷惑をお掛けした点も多いのですが、無事会を終える事ができましたことを、このレポートにてご報告させて頂きました。
末筆になりましたが、ご参加頂きました皆さま、当日スタッフとして積極的に働いてくれたこたつきさん&開夢さん、本会への多大なるご協力頂きましたたゆらさん@楽書き倉庫、また、本会へ応援のお言葉を御寄せ下さったすべての皆さまに、感謝と御礼を申し上げます。