世界は音譜帯と呼ばれる 六つの振動層によって作られている。
音譜帯は、それぞれ属性を持った 音素(フォニム)によって構成されており 一番外側から、光・火・水・風・土・闇の順に 並んでいる。
人々はこの世界をオールドラントと呼び 音素(フォニム)を操る技術を譜術と称して 文明を発展させていった
ある時、一部の譜術士たちが 音素帯に流れてる 七番目の音素(フォニム)を発見した。
この音素が オールドラントの誕生から 消滅までの記憶を有しているという 事実がわかると オールドラントの為政者たちは 大混乱に陥る。
未来を視るべきとする集団と それを眉唾として否定する集団に分かれ やがて大規模な戦乱が発生する。
譜術士を擁する未来視派は劣勢であった。
そんな中、未来視に長けた譜術士 『ユリア』が登場した。
彼女は七番目の音素(フォニム)を詠みとり 何百年も先の未来を予測した。
神懸かり的なユリアの登場によって 事態は逆転する。
人々はユリアの預言に詠まれた 「未曾有の大繁栄」を信じ 世界を預言通りに進めて行くのであった。
チーグル族は人間に次いで 譜術を扱うことに長けた種族である。
ユリア・ジュエと契約し ソーサラーリングを与えられた。
リングの力で言葉を 喋れるようになったとの 伝承も残っている。
現在チーグル族は ルグニカ大陸北部の森に 集落を作り群れで行動をしている。
物質を構成する音素(フォニム)が 集中すると言われる箇所。
あらゆる物質に存在し 地表にも存在する。
その中でも特に重要な 十のスロットが 「セフィロト」と呼ばれている
2002年マルクトとキムラスカの間で 始まった争いは「ホド戦争」と呼ばれている。
国境線を巡る小競り合いによって戦乱が勃発。
ホドはキムラスカ軍に制圧され、略奪された。
この時の争いでホド島が消滅してしまう。
キムラスカの策略とするマルクトの主張だが 消滅の原因は未だに不明。
その後教団の折衝によって休戦するまでの半年間 抗争は続いた
パダミヤ大陸に置かれている 33の石碑全てを回ることを巡礼と言います。
石碑には預言に対する心構えや 未来についての考えなどが書かれています。
初めての場合は全ての石碑を回るのではなく 初心者用の五大石碑巡りから入るといいでしょう。
案内役のローレライ教団員と ともに回ることをおすすめします
譜術を学ぶために使用する 音素力を込めた指輪。
譜石の欠片を使用しており ここに譜術を刻んだり音素(フォニム)を染みこませたりすることで 譜術の力を強めてくれる。
譜術士が譜術を学ぶときに利用。
その昔ユリア・ジュエが 聖獣に渡したとされている
我々ローレライ教団は ユリア・ジュエの提唱した未来視を元に 世界を滅亡から救うべく 人々を導く目的で設立された。
我らローレライ教団は ユリアが視た未来視を元に 預言(スコア)通りに歴史を進めることで 世界を繁栄に導くものである
教団内の位階は以下のように分かれている
導師 イオン 『フォンマスター』
詠師 大詠師を中心に7名。トリトハイム、ヴァン他
律師
唱師
また教団兵『神託の盾(オラクル)騎士団』の組織は それぞれ以下のような役職になっている
元帥 モース
主席総長 ヴァン
総長付副官 リグレット
参謀総長 シンク
第一師団長 ラルゴ
第二師団長 ディスト
第三師団長 アリエッタ
第四師団長 リグレット
第五師団長 シンク
第六師団長 カンタビレ
特務師団長 アッシュ
導師守護役 長は空位
キムラスカ王国と マルクト帝国の二国間にある 宗教自治区。
ローレライ教団が 管轄し中立の立場をとる。
教団兵として神託の盾(オラクル)騎士団という部隊があり ダアトを軍事的に防衛している
ダアトは全部で33地区に分かれている。
これはパダミヤ大陸に置かれた 巡礼用の石碑と同じ数である。
ダアト港から第四石碑の丘を通り 巡礼者が最初に足を踏み入れるのが 第一自治区となっている
いっしゅうかんは じゅんばんにひにちがかわります。
ノームがおわるとレムになります。
レム
ルナ
イフリート
ウンディーネ
シルフ
ローレライ
ノーム
1月 レムデーカン
2月 シルフデーカン
3月 ウンディーネデーカン
4月 ノームデーカン
5月 イフリートデーカン
6月 シャドウデーカン
7月 シャドウリデーカン
8月 イフリートリデーカン
9月 ノームリデーク
10月 ウンディーネリデーカン
11月 シルフリデーカン
12月 ルナリデーカン
13月 ローレライデーカン
恒星レムの第二惑星。
自転周期:24時間。
公転周期:765日。
765日で1年となる。
衛星ルナを持つ
そのとき長男のミシカが 大声で叫びました。
「うわぁぁー!」
声に驚き振り向いたユタンは 目を輝かせています。
「いかすー!」
その様子を眺めていた兄弟一のしっかり者 エリオンは冷静に言いました。
「それってただの木人形だよ……」
プラネットストームとは 地核に渦巻く記憶粒子(セルパーティクル)が ラジエイトゲートから吹き上げ 音譜帯を突き抜け、星全体を覆いながら アブソーブゲートへ突入して 地核に収まる一連の動きを指す。
記憶粒子(セルパーティクル)が 音譜帯を通り抜けるとき 記憶粒子が各属性の音素と結びついて 第七音素(セブンスフォニム)が発生する
オールドラントの地核に渦巻く力の源を 『記憶粒子(セルパーティクル)』と呼び 星の記憶の欠片であるとも言われている。
創生暦時代、サザンクロス博士の提唱により 『記憶粒子(セルパーティクル)』を人工的に 循環させ恒久的な燃料源とするために プラネットストームが誕生した。
譜業や譜術も 力の源をプラネットストームから得ている
王都バチカルは、譜石帯から落下してきた 巨大な譜石の跡地に作られた街である。
譜石は鋭角に墜落したため大地をえぐり 大きな隆起を形成した。
先住民は隆起部分に居を構え 生活をしていたが、より快適な環境を 模索するべく、跡地の中心を開拓していく
その後長い年月を掛けて 海水を塞き止め、港を作り 陽を求めて建造物を上へと延ばしていった。
やがて、譜業や音機関革命が起き 多くの装置が設置されることとなる。
その産業活動や土地の広大さから 世界各地より住民が集まり キムラスカの首都となっていった
ルナリデーカン・シルフ・十五の日
早いもので 生まれたばかりと思っていた ナタリアが初めて立ち上がる。
私に似て、堂々とした立ち振る舞いで 王族としての品格さえ漂う。
こうなると 私の名を呼ぶ日が待ち遠しいものだ。
我が最愛の娘ナタリアのために キムラスカを繁栄に導く事を ここに誓い記しておくものとする
晴れた日には空に浮かんでいる譜石が はっきりと見えます。
この譜石の多くは、ローレライ教の始祖 ユリア様が預言(スコア)をお詠みになるために お身体に取り込まれた 第七音素(セブンスフォニム)が 再び外界に出た時に結晶になったものです。
この譜石から預言(スコア)を詠むことによって 私たちも未来を知ることができるのです
キムラスカ王国は 譜業に特化したシェリダン 音機関研究に秀でている ベルケンドという街を 領土に治めている。
これらの街で開発された音機関は キムラスカで重宝され、生活に 無くてはならないものとなった。
代表的なものでは 天空客車、昇降機などがある
ND2016年現在完成していないが シェリダンで開発が進行している 有人型の飛晃艇。
完成予想は全長24m×幅8m。
乗務員を含めて二十人前後が 搭乗できると見込まれている。
空中飛行の原理は確立されており 安定航行が確実なものになれば 完成するのは時間の問題と考えられる
「譜業」とは音素(フォニム)を使った からくり技術一般を指す。
その譜業を発生させる装置一般を 「音機関」と呼ぶ。
マルクトとは違い キムラスカ王国は譜業に長け 様々な音機関を開発し 繁栄を遂げてきた
我が偉大なるキムラスカ王国で 飛晃艇アルビオールの開発が 順調に進んでいることに触発されたのか マルクト帝国が陸艦の発注を シェリダンに行った。
完成したところで所詮は陸艦 キムラスカに攻め入ることはできず ルグニカ大陸の散歩にしか使えないだろう。
我々は発注時に受け取る開発費で 国庫を潤わせることができるのだ
マルクトに輸送された陸艦の全貌を記す。
譜業による武器を装備しているが 砲台横にある譜術台に譜術士が入って詠唱し 譜術による攻撃を行うことができる。
浮力推進は、第五音素力(火)によって行われ 艦底部分に譜陣が浮かんでいる。
陸上装甲艦としては マルクトには全部で七艇が配備された。
一艇あたりの定員は約六百六十名
我々の未来を映す「預言(スコア)」は 外れることがない。
そのため一年に一度 誕生の預言(スコア)を詠んでもらい 一年間の心構えをするのである。
また、通例の儀式としては 二十歳で行う「成人の儀」がある。
それ以外にも「婚姻の儀」は 両人の意思があれば十六歳から 行うことが許可されている
光の王都 バチカル/五十万人
国境の砦 カイツール/六万人
鉱山の街 アクゼリュス/一万人(※)
職人の街 シェリダン/八万人
音機関都市 ベルケンド/二十五万人
キムラスカ・ランバルディア王国
統計 約百五十万人前後
※アクゼリュスはキムラスカ王国の領土である
いにしえより ランバルディア王家に 誕生する正当な後継者は 赤い髪と緑の瞳を 併せ持つものだけである。
その証を以って ランバルディア王家の一族と認め これを王位継承の最優先事項とする
全ての存在が発している音の信号。
全ての生命体 構造物無論星そのものに至るまで 固有の振動とそれに伴う音を発している。
それらは六つの音素に大別され 属性と振動と結合の差によって 個という存在が確立されている。
第一音素 闇
第二音素 土
第三音素 風
第四音素 水
第五音素 火
第六音素 光
第一から第六までとは異なる七番目の音素(フォニム)。
これは第一から第六までの音素のように 特定の属性を持っている訳ではない。
地核に渦巻いている記憶粒子(セルパーティクル)が ラジエイトゲートから音譜帯に向けて噴出。
オールドラントを巡って 再び音譜帯を突き抜け アブソーブゲートから地核へ流れる 一連のプラネットストームによって セルパーティクルが第一から第六までの 音素(フォニム)と結合し 第七音素(セブンスフォニム)へと変化する
偉大なる皇帝のおわす帝都グランコクマは 海上に建造されており また街に張り巡らされた水道橋の美しさから 「水の都」と呼ばれている。
しかし有事ともなれば、この水の都は 一変して無敵の要塞都市となる。
上下水道は帝都防衛のための水の城壁となり 海からの侵入を寄せ付けない。
また地下深くを流れる水道によって 秘密裏に戦艦を展開する事も可能だ
人やものを構成する 音素(フォニム)に働きかける術を 譜術と総称する。
譜術を学び扱う者は 『譜術士(フォニマー)』と 呼ばれている。
主に第一から第六までの 音素(フォニム)を使った術を扱う者を 譜術士と呼ぶ
水上の帝都 グランコクマ/六十万人
城塞都市 セントビナー/二十五万人
銀世界 ケテルブルク/十万人
食料の村 エンゲーブ/二万人
鉱山の街 アクゼリュス/一万人(※)
マルクト帝国
総計 約百五十万人弱
※アクゼリュスはマルクト帝国の領土である
譜術の範囲攻撃対象から外れるように スロットへ打ち込むもの。
物質を打ち込む訳ではなく 暗号のような認識票を譜として体に記憶させる。
これにより、味方の範囲攻撃に 自軍兵が巻き込まれることはなくなる。
ただし、術者の有視界内でないと 味方識別が発動しないため 戦場では譜術といえども万能ではないことを 覚えておくことが重要
譜術士の譜術を無効化するための術。
対象者のスロットに 封術効果を施すことで 術者の能力を無効化するもの。
一般的な封術効果は 発動した術に対して発動するものだが 封印術は術者の能力を根本的に封じる。
これを解くためには 構成を解除する鍵を探さなければならず 高度な構築になると一定時間ごとに 鍵が変化して非常にやっかい。
第七音素(セブンスフォニム)を操る 譜術士のことを呼ぶ。
先天的素養が必要。
発動する能力によっては 預言士(スコアラー)もしくは 治癒術士(ヒーラー)などと呼ばれる。
また、第七音素(セブンスフォニム)は 一流と呼ばれる譜術士や 音素学者達にも操るのは難しく 現在でも第七音素(セブンスフォニム)の全ては 明らかになっていない
2026年前、地表(現在の魔界)で勃発。
当時、世界には主に六つの大国と その他の小国が存在していた。
そのうちの極点近くにある一国が、譜術研究の際 七番目の音素「第七音素(セブンスフォニム)」を 発見したのが、この戦争のきっかけである。
この音素が、星の誕生から消滅に至る全ての記憶を 有していると確定されたことで 第七音素は政治的に利用されることになる。
そして、第七音素観測と測定に適している 「極点」をめぐり争いが勃発した。
この戦争は開戦から約1ヶ月で 人類の約半数を消滅させ 大規模な地殻変動を引き起こしてしまう。
人々は絶望に包まれ 第七音素による未来視派と否定派に分裂。
オールドラント全土での局地戦へと進んだ。
十年に及ぶ戦乱の末期に ユリア・ジュエという天才譜術士が登場し 戦争は終結することとなる。
譜術戦争(フォニック・ウォー)によって 障気に包まれ、壊滅的に汚染された地表から逃れるべく まだ汚染されていなかった大陸を 譜術によって引きはがす計画が実行された。
高度約三万メートルのところに浮遊させた大地を 魔界では「外殻大地」と呼ぶことになる。
外殻大地は、地表のセフィロトから 人為的に吹き上げさせている記憶粒子(セルパーティクル)によって支えられ浮遊。
セフィロトは音素力(フォンパワー)による制御装置 「パッセージリング」で制御を行っている。
大陸が記憶粒子(セルパーティクル)によって 押し上げられた後も ユリアの残した預言(スコア)に基づいて 魔界(クリフォト)に唯一の街が残された。
外殻の人間たちから忘れられた場所で ローレライ教団の一部の教団員達が 人類を破滅から救い、繁栄に導くために 世界を監視することを務めとした。
これがユリアシティである。