世界観ガイド


制度

学舎としての院は五学年・二級制である。
入学時点は一学年初級生とされる。
「学年」学生の学科修了状況を表すものである。前期・中期・後期の三期を終了した時点で、学年ごとに定められた必修単位を取得済みならば一学年上へ移る事が許される。
「級」は授業の選択範囲を定めるものである。これは、昇級試験を受ける事で、初級から上級に昇格する。
四学年以降の必修単位には、上級生であることが受講資格の授業が含まれているため、昇級試験を経ずに五学年になることはできない。
五学年上級生が必修単位を修得すると卒業となり、院生試験の受験資格を得る。
なお、初級生内で学期終了時に最低成績を記録した場合、または、入学から十二期を経た後も上級試験に合格していない場合は、適性がないとして退学処分を受ける。

カリキュラム

院の授業は「武(武術)」「文(学問)」「芸(芸術・感性)」の三部門のいずれかに属する。 学年必修単位は、三部門に渡って設定されているため、一分野だけを履修して卒業する事はできない。
また、院では活動単位として「教室」を置いている。各教室には一人ずつ担当教師が付き、その判断によって教室ごとに特色ある授業を実施する(世界ガイド[教室]項を参照)。
教室授業での評価は、昇級試験・院生試験の評価に加算される。
授業は8日間行われ、その後2日間が休暇となり、第1日から第10日迄の十日間を「1週期」としている。10週期で一期が終了し、各期の合間には 2週期の自主習練期間(長期休暇)が挟まれる。
授業時間は1コマ約2時間で、間に1時間の休み時間を挟み、一日最大4講義まで開かれている。

規則

院では、規則として下記の二点を定めている。
1 自分の価値観と違う者を差別しないこと。
2 暴力の絶対的禁止。
加えて、学生の義務として、下記の二点が定められている。
1 寮内以外での制服着用。
2 身分証の常時携帯。


用語解説:昇級試験

初級生対象で一期末ごとに行われる試験。合格すると上級生に昇級する。
参加資格は、学生本人が申告し、担当教師に受験するに相応しいと承認される事で取得できる。二学年後期から三学年後期の間に昇級するのが一般的。昇級試験合格の最速記録はラメセス(劉教室1年後期)。

用語解説:院生試験

卒業資格を得た五学年上級生を対象として期末ごとに行われる試験。合格者は院生として認められ、院に残る事ができる。

用語解説:制服

院特有の金属繊維で作られた上着。通常デザインでは胸に三本足の鳥の紋章が縫い付けられている。
入学時に各人に支給される。個人の事情により、サイズ・丈・色彩・若干のデザイン変更が認められている。揃いの生地でズボンあるいはスカートも存在するが、制服としては設定されていない。また、制服の中に着用するものも個人の自由である。

用語解説:身分証

院内のIDカード。学年・級・単位取得状況などが記録されている。
形状は一定でなく、取得者の希望にあわせ首飾り・イヤリングなど装着しやすい形状に加工して支給される。
各種施設の機能制限は、身分証に反応し自動解除される仕組み。そのほか、GPS発信機能・言語分析(=翻訳こんにゃく)機能を備える。
※旧作では「シリアルプレート」と表記。