マッチを使い切った時(パターン2)
(アレクサンドルがシウグナスに助けを求める)
将軍
あの小僧、伯爵を逃さないように必死だな。お前の力を知っているのではないか?
シウグナス
あの少年のことはいい。私が気になるのは、将軍と最終皇帝の関係だ。そろそろ語ってくれても良いのではないか?
将軍
奴の栄光などという物はすべて、俺様の勝利で得られたものだ。それを妬み、奴は俺様を殺そうとした。
シウグナス
最終皇帝に殺されて、ブライトホームで蘇ったのか。
将軍
奴に殺されるほどマヌケではないぞ。俺様は一足先に奴の下を去った。俺様がいなくなった奴の帝国はあっけなく崩壊だ。バカな話じゃないか。
シウグナス
これほどの呪いを創り上げられる存在と、将軍の語る人物像に差があり過ぎるのが不思議だ。最終皇帝には将軍の知らない秘密があるのか、あるいはーー
将軍
あるいは、何だ?
シウグナス
お前が何かを隠しているかだ、将軍。
将軍
……