将軍
結局、最終皇帝が復活して終わりか。民衆はなぜ、あんな奴の支配を望むのだ。闇の力を頼るしかなかった無能な皇帝ではないか。

シウグナス
それは将軍が一番よく知っていることだろう。あ奴の為に勝利を積み重ねたのは何故だ? お前こそが、最もあ奴を求めていたのだ。

将軍
そうさ。そうだよ! 俺は皇帝に誉めてほしかった。ただそれだけだ。こんな体の俺に、皇帝は軍を預けてくれた。俺様は戦場で百戦百勝して恩を返した。だが奴は、最後に闇の力を頼ったんだ。俺じゃなかった。
最終皇帝にとって、俺は数多い臣下の一人に過ぎなかった。皇帝を支える無敗の将軍なんてのは、俺様の勝手な思い込みだったのさ。あいつは俺様のことを覚えてもいなかったろう?

シウグナス
そう卑下することも無かろうよ、将軍。お前の存在が間違いなく、あ奴を闇へと押しやったのだからな。お前たちに感謝する。グレロンに栄光あれ!

将軍
自分を評価してくれる者の為に働くのが幸せというものだろうな。闇の王よ、我が忠誠を受け入れよ。

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