零れ落ちた言葉は世界の隅々へと流れるマナに乗って、背に開く羽でも行き着けぬ彼方へ飛んでいった。 別段何に対してと言う訳でない。どれかひとつの事象を取り上げて特別に言う事は出来なかった。 だから、ただ、心よりすべてに。