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3DSのRPG「アライアンス・アライブ」を始めました。
http://www.cs.furyu.jp/alliance-alive/

ALLIANCE ALIVE

現在地:03章「深き森の隠者」終了

体験版(2017年4月8日記事参照)の感触が良かったし、面白いという評判も聞いていたので、遊びたかった1本。
DL版半額の時に買わず、パッケージ版を購入しました。そうしたところ、思い掛けず「紙の説明書」(表紙等も含めて32ページ)と「アンケート葉書」が付属していて、非常に嬉しくなりました。
ケースの内側も一工夫されており、内側に開けられた窓からキャラクターが顔を出している特殊仕様。とても力が入っているな、と感じました。

現在は、体験版で遊べた範囲が終わり、4人パーティになって最初の出来事を終えたところです。

4人戦闘

戦力補強された直後、2人パーティの時点で何度も挑んでは負けた水魔に再挑戦し、勝利しました。それで味を占めて連戦していたら、一度に2体の水魔に遭遇してしまい、ゲームオーバーに(笑)。
このシビアさが実に楽しく、キャラクターをコツコツと鍛える喜びに繋がるのです。

冒頭のイベントムービーは記憶がなかったけれど、雨の街スヴァルナから始まって閉鎖美術館で「青い空の絵」を見つける顛末は、体験版でも見た流れの通り。

ないじゃん!!

ノリツッコミ的なところが軽快で面白いです。

個人的な意見として、RPGで完全な群像劇は意外と難しく、明確な主人公を設けてストーリー展開した方が良いと思うのですが、今のところはガリルが主人公として視点が定まっているので、お話は入りやすいです。
体験版では、アーシュラの言動が癇に障った部分もあるのですが、閉鎖美術館での展開を知ってから序盤の言動に触れ直すと、一切ブレない強い女の子に見えてきて、可愛く感じました。何より、失明しても一切悔いていないところが良いですね。
意外と早々に別の世界へ行く手段が見えてきたので、このあとは方舟を手に入れる展開になるのかな。

方舟のために作られた

キャラクター音声がないゲームであることは、体験版で分かっていて、段々慣れてきましたが、やはりこの手の3Dのキャラクターで音声がないと、演出的に弱く感じます。でも「ドラゴンクエスト11」の場合は、ムービー以外では違和感がなかったので、音声を模したあの「ポポポ音」は偉大なんだと改めて思いました。
音声と引き換えというわけでもないでしょうが、本作のイベントシーンには「スキップ機能」だけでなく「一時停止」「巻き戻し(頭出し)」が付いていました。これはこれで、有難い機能だと思います。

また、個人的に体験版で稼いだタレントポイントの引き継ぎ方法が気になっていたのですが、NEW GAMEを選んだときに、体験版のセーブデータがあると自動検出して、引き継ぐか選べる方式でした。
私が体験版から引き継げたポイントは、214pt。
現状、ポイントは貯まりにくいと感じているので、少しでも足しになるのは嬉しいですね。

6月22日発売予定の3DSのRPG「アライアンス・アライブ」体験版を遊んでみました。
http://www.cs.furyu.jp/alliance-alive/

THE ALLIANCE ALIVE

この体験版では、オープニングから閉鎖美術館攻略までを遊べます。ただし、セーブの直接引き継ぎはできず、タレント獲得に必要な経験値だけが引き継げるようです。

見た目は、同スタッフによる前作「レジェンド オブ レガシー」と非常に似通っています。
しかし前作ほど尖った作りではなく、SFC時代の「サガ」っぽさがある普通のRPG、だと思いました。

THE ALLIANCE ALIVE 戦闘

「レジェンド オブ レガシー」はキャラクターがキャッチーで、見た目の段階で「好み」と思ったのに対し、本作はそれほどピンと来ませんでした。しかし体験版で動いている姿を見ると、思っていたよりずっと可愛く感じます。
勝手に民家に押し入った挙げ句、箪笥の金を巻き上げて「これだけか」と評するところは笑いました。アーシュラの尻に敷かれてるガリルなのに、なんでこんなところだけ強気なんだ。

THE ALLIANCE ALIVE たったの5Soか

ただ、アーシュラの倫理観は、ずっとこの調子なのか心配になります。「青い空の絵が見たい」という非常に個人的な理由で遺跡の壁を破壊して不法侵入した時点で、この世界における人間と魔族の関係性とか色々考えて唸ってしまいました。まあ、だからこそ形見を使ってでもガリルを守り、罰を受けたことにも落ち込まないのでしょうが……。

THE ALLIANCE ALIVE イベント

イベントシーンは、今時、音声がないことも驚いたけれど、音声がないのにオートで進むという点にもっと驚きました。私は問題なかったけれど、人によっては早く感じそうなテンポだったので、音声を入れるか、ボタン送りタイプにするかした方が間違いがないと思います。

戦闘は、それほど悩むところもないコマンドタイプです。
武器攻撃をしていると「覚醒」によって新しい戦技を習得する、という「ひらめき」に近いシステムが採用されています。

THE ALLIANCE ALIVE 覚醒

体験版仕様なのか、武器の資質を持っていると結構な頻度で「覚醒」が発生するため、多彩な技を繰り出して戦闘を楽しめました。
更に、「覚醒」による新規技獲得だけでなく、戦技自体のレベルアップもあるため、コツコツと強化に励みたくなって、体験版のシナリオが終わってからも、しばらく戦闘してしまいました。

ただし、UIはイマイチ。メニュー起動が「Y」ボタンだったりする独自性は、あまり意味がないと思います。
戦闘中に説明や敵の情報を確認しようと画面を切り替えるときも、直感的な操作ができず、妙にもたつきました。

全体的には「お話さえ面白ければ化ける」と思える体験版でした。
立ち上がりは弱く感じたけれど、体験版の最後に大きな展開があって本編への興味を引いています。この作りは、シナリオ担当に入った村山吉隆氏(幻想水滸伝1〜3)らしさを感じます。
なにより、前作最大の問題点(シナリオがない)に対応して来た辺り、フリューも単に著名クリエイターの名前で売るのでなく、真面目に作っているんだとわかって好感が持てました。そろそろ、フリューから傑作が一本くらい出ても良いですよね。