• 2016年05月登録記事

先日ふと気付いたのですが、視聴継続の2作品は、両方ともタイトルに「RE」が付いてました。だからどうしたと言われると、どうもしないのですが。

Re:ゼロから始める異世界生活(5〜9話)

魔女教だとか、街は結界で守られていて、外には人類の外敵・魔獣がいるとか、世界設定的なことが後から明らかにされていくので、あまり展開の予想等はしておらず、単純にスバルの試行錯誤を楽しんでいます。

ほぼ毎回死に戻って心が挫かれたりもする厳しい展開でしたが、8話以降は、全仏オープンの中継で放送時間が不規則だったので、毎週録画できているかという面でもドキドキさせられました。
危ういところで来週に続いてしまいましたが、ここまで関係が進んでから死に戻ったら辛いですね。もう呪いの元はわかっているけれど、それを証明するには同じルートを辿る必要があるし、それだと解呪して貰わねばならない都合上、子供たちをまた危険な目に遭わせないといけないし、というジレンマがあるので、今回のループで解決しておきたいところでしょう。

地味なことですが、エミリアが日や時間帯ごとに違う髪型や衣装で登場するのが好きです。

機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096(5〜9話)

毎回、アバンが「前回のあらすじ」で、段々長くなっているのが気になります。
そのうち、Aパートがあらすじになったりしてね。もちろん、冗談ですが。

誰を敵と見做して誰と戦うのか、民間人でしかないバナージにとっては難しい問題だと思います。フロンタルを殺せていればまだしも、ギルボアを殺してしまったので、次回からはまた惑ってしまうのでないでしょうか。
返す返す、ダグザが戦死してしまったのが残念です。
でも、人間らしさが強いオットー艦長も好きなので、こちらにも期待します。

ところで、主にカラーリングのせいで、シナンジュをサザビーの後継機だと思い込んでいたのですが、両機を比べるとサザビーが凄く太いことに気付きました。
それに、シナンジュはファンネルを搭載してないんですね。ユニコーン覚醒のためにわざわざマリーダを対峙させたし、まさか、フロンタルってニュータイプではないんですか?

田中芳樹著「長江落日賦」

中国物の短編集。

  • 黒竜の城(明時代)
  • 天山の舞姫(盛唐時代の西域)
  • 長安妖月期(初唐)
  • 白日、斜めなり(三国時代)
  • 長江落日賦(南北朝時代)

ややファンタジーな展開が含まれているため、好みが割れると思いますが、その点も含めて、いかにも中国小説という印象を受けました。また、田中芳樹らしい絢爛豪華さはやや薄く、中国の自然や気候を感じました。
表題作は、長さの割に面白味が伝わらなかったですが、他は短編としてきちんと構成されており、特に前半の3編は読み物として面白かったです。

でも個人的に目を引いたのは、夏侯覇を主人公にした「白日、斜めなり」。

 成都に来て、悪い意味でおどろいたのは、漢王朝の正統を継ぐ、と自称するこの宮廷に、史官が置かれていないことであった。歴史記録を管理し、資料を保存するというのは、王朝の義務である、と、夏侯覇は魏にいたとき、教わっていた。漢の正統をひくと称しながら、この「文」に対する無関心はどうであろう。

と、三国志演義を別の視点から分析する面白さがありました。

現在地:ラダトーム編・希望の旗奪還

3章を遊んでいるときは、いくら「最初の試行錯誤が面白い」といっても、場所と素材を変えただけで実質同じことを3回もやっていると飽きる、と思っていました。3章の進行が遅かった要因には、この理由も含まれています。
が、4章は旗もないし拠点もないしという、本当になにもない絶望的な状況から始まり、改めて面白さを噛み締めているところです。

ラダトーム

といっても、旅の扉を手に入れた後は、あっという間に石の作業台→神鉄炉と金床と進化して、鉄装備まで進んでしまうのですけれどね。

真っ暗な世界の中、手にするものは「ひのきの棒」と、おっさんから押し付けられた役に立たない「ダンベル」のみという絶望的な状況。
食べ物も薬草も服もなく、なにより素材が手に入りません!
死の世界となったラダトームでは、素材も死んでいるということなのか、草や枝を壊すとそのまま消滅して、入手できません。これには驚愕すると同時に、一体どうやって発展していけばいいかと困惑しました。

そこで新登場したのが、死の大地を蘇らせる最強アイテム「せいすい」。
振りまくほどに、灰の大地が緑の土になり、草花や木といった素材が採取できるようになります。自分より弱い敵の出現を抑える、という超地味アイテムだった「せいすい」が、こんな有用アイテムになるとは驚きです。
もう、通る道々に聖水を掛けまくって、花咲か爺さんの気分を味わうのが楽しくてなりません。

それと、メッセージ「ガンバレ ニンゲン! おおきづちは ニンゲンの ミカタダ!」に、とても心が温まりました。
「大倉庫」の材料が欲しくて惨殺しちゃったけど、ごめんね。

しかし、さすがに魔物の本拠地が近いだけあって、敵が強いです。
希望の旗を取り返す際、屋上で待ち受けるトロルとまどうし2体というラインアップに絶望しました。こっちは、はがね装備を作り忘れて、鉄の装備だったんですぞ!

トロル

それと、拠点を襲う魔物にばくだんいわが現れて、メガテン……もとい、メガンテされたときは泣きました。

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銀座桜通りの「ラ・カンティーヌ サントル」で夕食を頂きました。

VIRON系列のパン屋。
昼夜でお店の形態が異なり、昼は、CENTRE THE BAKERY(セントル ザ・ベーカリー)として、食パンを売っているそうです。
夜はビストロ風のLA CANTINE CENTRE(ラ・カンティーヌ サントル)で、VIRONのパンと共に食事を楽しめるという寸法。VIRON自体もブラッスリーを経営していますが、そちらのメニューとは異なりました。

食堂(La Cantine)という冠の割に、店はお洒落な造り。非常に広々と空間を使っていて贅沢だし、お勧めメニューの説明として、食材を持ってきて説明してくれるというところから、非常に気合いを感じます。
バゲットも、ワゴンで運んできて、その場で説明して切り分けてくれます。

食事は色々充実していましたが、外したくないのはシャルキュトリの盛り合わせ。パテ・ド・カンパーニュや鶏のリエット、ハム等が結構充実しています。食べ放題もありましたが、そこまでは必要ないように思います。
盛り合わせのレバーペーストをを消費するために、バゲットを延々お代わりで食べてしまいました。こんな潤沢に使って、カロリーは大丈夫かな、と途中で心配になったくらいです。
その他のメニューも全体的に量が多く、ある程度の人数で行くか、相当にお腹を空かせていかないと勿体ない感じです。

美味しいですが、値段もそれに見合うレベルで、安くはありません。
それから、客数は少ないのに、注文した品が出てくるタイミングが遅いようにも思いました。
そういった細かい不満はありますが、再度利用したいという気持ちが強いです。ま、時間とお財布に余裕があるときに限定されますが……。

津本陽著「独眼竜正宗」角川文庫・上下巻

感想を書くかどうか悩み、記録として記載。

歴史長編小説と銘打ってありましたが、史料をまとめた覚え書きを読まされているような本でした。
登場人物がなぜそのような行動を取ったのか、真偽がわからないことはわからないまま書かれています。小説とは、その回答を作者が創作するものでないのでしょうか。
まったく未知の世界だった奥州の動向が描かれている前半は、勉強として耐えましたが、後半は既知の史実になってくることもあって、日記等の引用で「何年何日に何をした」と列挙されている辺りは、斜め読みしてしまいました。
本書の良い点を挙げるとしたら、創作元ネタ集として活用できることでしょうか……。

山岡荘八先生の「伊達政宗」は巻数が多いので避けたのですが、横着せずそちらを読めば良かった、と思います。
で、取り敢えず短編で口直し。

司馬遼太郎著「馬上少年過ぐ」

男たちの生き様を描いた短編集。
表題作「馬上少年過ぐ」が伊達政宗の人生を振り返る短編。司馬遼太郎先生はやはり巧みだ、と思いました。語っているエピソード自体は「独眼竜政宗」と一緒なのに、こちらはちゃんと物語になっています。政宗という男の面白さも味わえました。
その他の作品も、こんな人物がいたのか!と惹き込まれました。好みとしては「慶応長崎事件」と、「貂の皮」の脇坂甚内(安治)が面白かったです。
ただ、戦国時代から明治維新まで時代がバラバラなので、少々まとまりがなく、短編集と言えど、時代は近い作品で纏めて欲しいかな、と思いました。