シンフォニア10周年を記念する企画として「いまさらだがシンフォニアを語ろう@天の響」を開催することにしました。
テイルズオブシンフォニアはとても面白い作品ですが、ゲームでは謎のままだった事象がいくつもあります。それらの謎の解釈は、プレイヤーの数だけあると言っても過言ではないでしょう。
そこで、この企画では“麻生壱埜が考えるシンフォニア設定”を不定期に語っていきたいと思います。
期間は今年中、回数はネタが浮かぶまでです。
《注意》
・リアリティーより個人的ロマン優先な場合があります。
・基本的にゲーム本編のみを根拠とします。
・あくまで麻生流解釈ですので、準公式作品や他の方の解釈を批判する意図はありません。
ということで第1回の議題は「なぜ神子は16歳で旅立つのか」です。
神託を受けた衰退世界の神子は、16歳になると「再生の旅」を始めます。
なぜ16歳なのでしょう。「再生の旅」はクルシスが定めた掟ですので、何らかの意図があるはずです。
一番自然な解釈は「マーテルは16歳の少女だった」というものです。
再生の神子はマーテルの精神の器ですので、肉体年齢と精神を釣り合わせるのは至極当然のように思われます。
しかし、ゲーム中のマーテルは背が高く落ち着いた喋りをするので、コレットと同年代には見えません。また、ジーニアス(12歳)とリフィル(23歳)、ミトス(14歳)とマーテルという2つの姉弟は設定を被せていると推察されますので、年齢差も同じくらいありそうです。
それに、恋人であるユアン(20代半ばと推定)との釣り合いを考えると、10代という設定は考え難いです。
少なくとも、16歳という年齢はマーテルの死亡時=天使化時の年齢ではないように思われます。
しかし、クルシスが何の理由もなく16歳に設定したとも思えません。
なにか意味がある年齢だとすれば、それは、大戦が始まってヘイムダールを追放されたときのマーテルの年齢ではないでしょうか?
マーテル16歳、ミトス8歳程度。
根拠もあります。スキット「マーテルの記憶」で、リフィル先生が下記の推察を述べているのです。
神子の儀式は…マーテルの器を探すための儀式でもあった…
マーテルの生き方をなぞらえているのかも知れないわね
マーテルの生き方をなぞらえ、マーテルを受け入れ易くさせようとした、と考えられます。
それに、天使化すれば肉体年齢を変化できますので、神子とマーテルの年齢差はあまり重視していなかった可能性があります。
ということで「なぜ神子は16歳で旅立つのか」、それは「マーテルがヘイムダールから発った年齢だったから」という説を推させていただきます。
最後に。
物凄く「メタ」な話をすると、「ドラゴンクエスト3」も勇者の16歳の誕生日から始まりますので、16歳はゲーム的に旅立ちの年齢なんだな、と思いました。