• 2013年09月登録記事

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銀のぶどうの新ブランド・マシュマロエレガンスの「グミマロ」
http://www.marshmallow-elegance.jp/

マシュマロをグミで包んだ御菓子です。
ちょっと駄菓子っぽいチープ感があり、カラフルで華やかなので、子供が喜びそう。

肝心のお味としては、食感が乖離しているように感じました。
マシュマロとグミは、どちらも「弾力系」と言えるけれど、グミは噛み応えがあり、マシュマロはしゅわしゅわと溶ける要素があるのですね。そのため、マシュマロを味わおうとすると、グミ部分がビニールのように感じてしまいました。
正直、グミとマシュマロをそれぞれ食べた方が、美味しいのではないかなぁ。
でも、目新しさはあります。価格も手頃なので、ちょっとした話題作りとして楽しく食べるには良いと思いました。

ビックロ×リアル脱出ゲーム「ビックロ機密文書を探せ!」に参加してきました。
http://www.uniqlo.com/bicqlo/secret/

店内に散りばめられた謎を解き明かし、隠された機密文書を探し出すゲームイベント。開催期間は、ビックロ1周年企画の10/6まで。

のんびり店内をぶらついて買い物したりしながら遊んだので、2時間くらいかな。謎解きに集中すれば、もっと早く終わると思います。
謎の難易度は軽めだけど、ちょっとした“気付き”も必要で、謎解き入門編として良い塩梅。
最後の謎はちょっと引っ掛かりました。

謎を解く間に、いろいろな商品を目にするのと、クリア時に100円割引券が貰えるので、遊ばせつつ買い物促進を計ることが出来ています。なかなか巧いやりかたですね。
面白かったし、ビックロについても勉強になりました。

で、実はネット上で挑戦できる捜査員試験の方が未解読なのでした。解法の決まっているクイズは苦手なんですよ……。

3DダンジョンRPG「ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印」体験版を遊びました。
http://aquaplus.jp/dt2/
前作にあたる「ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」体験版の感想は、2012年11月18日記事参照

この体験版は、ゲーム序盤をプレイできる内容で、3つ目のダンジョンの中ボス戦で終了。仲間に出来るのは、メルヴィ、アリシア、リリアンの3人となっています。
なお、体験版クリア時にセーブしたデータは、製品版引き継ぎ用であるため、体験版では遊べなくなります。未鑑定アイテムの鑑定くらいさせて欲しかったので残念だけれど、製品版を買えということですね。

前作から、システム上の大きな変更点は見当たりません。
捕獲のためにモンスターを弱らせる必要がなくなり、戦闘中のストレスが軽減されました。それに伴い、同一モンスター討伐数を積み上げるとアイテムに変化できる仕組みが追加され、戦闘を繰り返すことに喜びが生じるようになりました。
ほどよい難易度は健在で、下手な手を打つと死人が出ます。が、理不尽な難易度ではないので、良い歯応えになります。
若干、キーレスポンスが悪いと感じるときもありましたが、入力タイミングに左右されるようなゲームではないため、特に問題はありませんでした。

前作でネックだったキャラクターは、新規世界観で一新されました。
主人公フリードは、ハーレム物のお約束である鈍感属性に多少の毒舌をスパイスした性格。
相変わらず、本シリーズの主人公は自分では戦わないのですが、フリードの場合は倒した魔物を封印する仕事を受け持っていますし、それがライブラという職の在り方と設定されているため、腹は立ちません。また、最初の仲間女の子たちは騎士団員なので、戦わせることへの罪悪感もありません。
この辺は、世界観と合わせてうまく持ってきたと思います。
仲間になる女の子たちの方は、中二病患者のリリアンが、とてもいいキャラでした。一番見た目が好みのイリーナ館長は、性格付けがちょっと狙い過ぎかな。

遊べばとても面白いのですが、非常に残念なことに、今作はエロゲーになっていました(前作はキャラゲー)。
このゲームシステムで、女の子に頼らず普通に作って欲しかった……。

起動後ロゴに驚いたですが、このゲームはスティング製だったんですね。
そう言われて見ると、難易度高めの調整具合がとてもスティングらしいと納得しました。

28日0時が情報解禁とお墨付きが出たようなので、記載。

“出す出す詐欺”で数年待った実弥島巧氏書き下ろしクラトス小説が、今度こそ本当に出るようです。
その名も「テイルズオブシンフォニア 贖罪のクラトス」。
ファミ通文庫から出版予定だった「テイルズオブシンフォニア 終わりなきはじまり」が、出版社とタイトルを変えて登場ということになるでしょうか。
大変楽しみですが、色々影響も受けそうで、ちょっと不安もあります。

荻原規子著「西の善き魔女」中公文庫版全8巻

【あらすじ】
隠遁する天文学者を父として辺境で育った少女フィリエルは、初めて出向いた伯爵家の舞踏会で、自分の母がグラール女王家から出奔した第二王女だったことを知る。その日から平凡な日々は消え去り、フィルエルと幼馴染みのルーンは、女王家の継承権争いと世界の秘密に巻き込まれていく――

最初は正統派西洋ファンタジーと思いきや、SFだった作品。もっと突き詰めて言えば、純和製の少しレトロな「少女漫画」だと思いました。
3巻までは、次々に舞台が移り変わって視野が広がり、読者とフィリエルの意識が、片田舎のセラフィールドから世界へ向かって一緒に開いていく感じが右肩上がりに面白かったです。4巻はその余勢で楽しめたのですが、5巻以降から少し盛り下がってしまったかな。
最終的に、問題がフィリエルとルーンの恋物語に集約されているのです。そのため、一番気になる今後のグラールや世界に関する顛末は尻切れとんぼ。読者の想像にお任せされていて、ガッカリしてしまったのですね。中盤までが非常に面白かった分、裏切られた感を持ってしまいました。

女王候補の3人の少女が、それぞれ魅力的です。
同世代の頃に読んでいたらもう少し違う印象だったかもしれませんが、フィリエルも、アデイルも、レアンドラも、みんな美点もあれば欠点もあって、可愛いお嬢さんたちでした。
私はユーシスが好きなので、7巻以降に出番がなかったのは残念でした。

荻原作品は「勾玉三部作」しか読んでいなかったので、本作の意外と軽いノリには驚きました。児童文学だと信じていたため、同性愛ネタもあるのには仰け反りましたが……。

ところで、本作は少々構成が変ではないでしょうか。
中公文庫版8巻は、元々外伝3巻という扱いなのですが、これこそ本筋の最終話に当たる内容なので、本編扱いで良いと思います。逆に、外伝2巻が中公文庫版5巻に組み込まれているのですが、6巻を読んだ時に、時系列が重複する5巻があるせいで、対帝国戦の緊張感が薄れる気がしました。でも、これがないと6巻のアデイル登場が唐突すぎて悩ましいところ。
正しく外伝といえるのは、中公文庫版7巻(外伝1巻)だけですね。ほのぼのした幼年期の話かと思いきや、8歳のフィルエルがルーンを殺そうとする下りが衝撃的でした。2人の関係性が、この話を経ることでよく理解できました。