「ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」体験版を遊んでみました。
http://aquaplus.jp/th2dt/

エロゲー「ToHeart2」シリーズのキャラクターが、異世界の3Dダンジョンでモンスターと戦うスピンオフRPGの移植版。移植にあたり、全年齢対応に変更されています。
この体験版は、ダンジョンの1階をまるまる探索できて、ボス戦は2回。仲間に出来るのは、柚原このみ、向坂環、小牧愛佳、小牧郁乃の4人となっています。

ちょっと驚いたくらい、よく出来たダンジョンゲームでした。
オートマッピングのため、一度進んだところが自動記録され、迷子の心配がないのは有難いところ。更に、移動スピードが調整可能。繰り返し同じダンジョンに潜るゲームなので、こういう配慮は嬉しいところです。
戦闘難易度は、魔法の詠唱の概念、属性、ボスの強さなど、意外に手強め。適当だと雑魚にもゲームオーバーをくらいます。また、敵を「モンスター図鑑」に封じ込めるコンプリート要素をこなそうとすると、上手くHPを調整しなければならず大変です。
その分、根気よくアイテムを確保していけば、序盤からかなり好性能なユニークアイテムも入手できるなど、非常にバランスが良いです。
遊び易くしたレトロゲームの雰囲気ですね。

というわけで、システムだけなら「買い」の一本なんですが……。
「ToHeart2」プレイ済であることが前提の作りで、大量のキャラクターが背後関係の説明なしに登場します。そしてシナリオは、頼りない主人公が女の子たちに振り回されるドタバタだけ。
まず主人公がどうしようもなく魅力がない男で、そんな主人公を取り巻いている時点で女の子にも魅力を感じませんでした。遊んだ範囲内で判別できたキャラの中では、このみと愛佳は可愛い、環は普通、まーりゃん先輩と郁乃はかなり苦手なタイプかな。
キャラクターに元々の好感度がない上にテキストがつまらないスピンオフ物は、イベントに苦痛を感じるんだな、と今回よく分かりました。せめて毒にも薬にもならないテンプレートなキャラゲー程度なら、買おうと思えるゲーム性だったので残念です。
――と思っていたら、こんなものを発見しました。

ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印
http://aquaplus.jp/dt2/index.html
2013年2月28日 発売予定

もしかしてこれは、「ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」のシステム流用別ゲームではないですか!?
詳細次第&他に欲しいものがないタイミングだったら、買ってしまうかも知れません。
ところで、女性ゲーマーとしてはエロ要素が薄い方が嬉しいのですけれど、アクアプラス製ゲームにそれを求めるべきではないか……。

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