• 2015年03月登録記事

ファーベルに戻ったのを機に、伝承魔法を覚えようと思って魔術師ギルドへ行ってみました。攻撃魔法を含む上位魔法は赤字(習得不能)になっていたので、下位魔法を覚えないといけないのかと思い、まず下位魔法を習得。
が、そういうことではなく、ギルドに登録しないと上位魔法は教えてくれないのですね。
しかしセララは盗賊ギルドに属する身。二重登録はできません。
……盗賊のスキルって、盗賊ギルドの会員証「シーブズピック」でなくとも、カーツに貰った「シーブズキット」で使えるのですよね。
“純白の盗賊”と呼ばれなくなるのも少し寂しい気がしましたが、もともとセララは盗賊になりたかったわけでないので、盗賊ギルドからは脱会することにしました!
金に物を言わせて、全魔術を取得。予想通り、通り名は“純白の魔術師”に変わりました。

これで準備万端。
何度も「セララという人を探している」と噂を耳にした騎士団長の元へ向かいます。

騎士団長の依頼

案の定、妻をラシュアに戻す護衛をして欲しいとのこと。以前の約束もありますし、セララの実力を見込んで、なんて言ってくれるので鼻高々で引き受けます。

道すがら、シナリオキーで話しかけていたら、突然こんなことになりました。

恋に落ちた!

確かによく話しかける機会があったし、名前で呼ばれているなとは思っていたのですが、いつそんなことに!

護衛の仕事は無事成功し、懐かしのラシュアに到着!
ティエラと一緒に、故郷に帰ったような不思議な懐かしさに感動しました。

ただ、チルム少年との関係をいったん確かめるため、ファーベルにとんぼ返りしよう……としたそのとき、次のシナリオが始まってしまいました。

群がる怪物

怪物が街の外に押し寄せてきたというのです。
偉そうな男ボンネルが、金貨8000枚払ってやるから怪物を追い払えと言ってきます。その態度はむかつくけれど、もし怪物が本当に街中に入ってきた場合、犠牲になるのは弱者だと分かっていますから、下ラシュアの友達たちのために戦い、ついでに金持ちからふんだくってやるつもりで引き受けます。

まずは、低レベルのゴブリンが5体。続いてオーク2体……と思いきや、死黒の騎士たち4体が現れました。しかも、かなりの高レベル!
一発でベルフィンが瀕死に陥り、冷や汗をかきました。実際、死ななかったのが奇跡レベルのダメージだったのです。
思い切って、ギリギリまで接近し、最強魔術マグナードを打ち込みます。
これでなんとか3人を一気に撃破。しかし、残る1人もなかなかしぶとく、セーブしたのが何時だったか、一瞬考えてしまいました。魔術を使えるようになっていて本当に良かった!

クリア後は自分が救ったラシュアの街を散策していたところ、どこかからセララに呼びかける謎の声が聞こえました!

いざない

声の主は、紅の女豹アイリア・セピールを自称。伝承の勇者テンの仲間ですから、生きているなら相当の年寄りになります。が、なんとその声は「自分の像のところへ」とセララを呼ぶのです。
……そういえば、テテで銅像を見掛けたような……。
仕方ないので、テテに戻ります。
紅の女豹像は普通に喋ってます。どう反応したら良いのか悩むセララに、イストリアに迫る暗黒を払う手助けをして欲しいと要求してきます。

手を貸すの、正直悩みました。

世界の危機を救え!と言われて断るのもどうかと思います。でも、前回街を救おうとして仲間のベルフィンが危うく死ぬところだったわけです。そういう危険を考慮すると、「本当にセララがベストな人材なのか」「セララが勝手に引き受けた話で仲間を危険に陥らせていいのか」と疑問に感じてしまうのですよね。
とは言え、断るほどの思い切りも持てず、熟考の末受諾。
すると、力を得るためシスティアに会ってくるよう指示されました。
遠い! 一気にやる気が下がったわ。

福永令三著「クレヨン王国の十二か月」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
大晦日の夜、王妃が「12の悪い癖」を直さない限り戻らないと言ってクレヨン王国の王様が家出した。ユカちゃんは、王を探す王妃のお供に任命され、12の国を巡る旅に出発した。王妃は各国の出来事を経て悪癖を改めていく。やがて王様を救った王妃は、二人でクレヨン王国へ帰り、ユカちゃんは新しい年を迎えて、世界には沢山の色が満ちていることを知る。

名前は知っていましたが未読だった作品。
タイトルから、勝手に「クレヨン王国」というファンタジー世界を舞台にしたお話だと思っていたので、日本の普通のご家庭から始まったので驚きました。そんな大晦日の夜の現実感から、ユカちゃんがクレヨンたちの会議を見聞きするファンタジーへの導入が素敵ですね。
児童書ですので、最初から最後まで予定調和通り進むけれど、面白い。大人が読んでも楽しく、でも楽しいだけでなく教訓が含まれていて、でも説教臭くなくウィットに富んでいるという、古くても色褪せないお話でした。
自分でこんな素晴らしい作品を書けたら、その一冊で満足してしまうんじゃないかと思います。

最終盤、お洒落癖だけはなかなか治せなかった王妃が、髪の毛を抜いて魔法を掛けるシーンは、特にその後を描写されないけれど、女のお洒落を諦めてでも王様を救いたいという気持ちが籠っているように感じました。

護衛を引き受ける前に一泊しておこうと思い、ママ・パティの家へ寄ったら、少し長いシナリオが始まってしまいました。

息子の行方

セララが訪れるのを待っていたママの話によると、ヴァルヴォで働いている長男が音信不通なので会ってきて欲しいということ。
長男はウイリアムと言って、銀のロケットを首から下げているはず。
もちろん、いつもお世話になっているママの依頼なので、二つ返事で引き受けます。

早速ヴァルヴォへ走り、ドワーフたちから聞き込んだところ、ウイリアムはレビという人間の鉱山で働いていたようです。それなら、職場に行けば足跡が掴めるだろうと思い鉱山に足を踏み入れてみたところ、その雇い主レビから追い返されました。
しかも、レビはウイリアムを知らないと言うし、そのくせ銀のロケットを首に掛けているのです。これはどう考えても怪しい。セララの勘がそういっています。そこで、何度も話しかけて問いつめたのですが、会話パターンが変わらなくなって、追求不能に。
ドワーフたちに再度聞き込んでも、レビの怪しさが増すだけで話が進展しないので、仕方なくママへ報告に戻りました。
泊めてもらった上にお駄賃とクリア経験値も頂いたけれど、結局本来の目的である「息子に会う」を果たせなかったから、少々心苦しいです。
いつもタダで泊めてもらうことは、厚かましく享受しているのですけれどね。

鉱山の主

連続でシナリオが開始。今度は、正式に息子を捜して欲しいと頼まれました。
ママの提示した報酬は金貨1000枚。ママからしたら、かなりの大金でしょう。
ここはせっかく選択肢が出たので、セララの女気を見せるため、タダで引き受けます。なんせセララは至高の神殿から直々に依頼が来るほどの大冒険者ですから、お偉い人からふんだくれば良いのですよ。それに正直、このゲームって普通にプレイしているだけだと、お金の使いどころがないのですよね。
ウイリアムの生死は保証できないけれど、銀のロケットだけでもレビから取り返して来ますよ!

ということで、再びヴァルヴォ。
ロケットの持ち主を追求されたレビは、鉱山の中に逃げて行きます。
追ったセララたちの前に現れたのは……

トロール

デカ!

ウイリアムは、やはり消されていたようです。セララたちの口も封じようと、襲いかかってきます。
なお、よせば良いのに自分も戦闘に参加したレビ(Lv.8)は、チャイレン(Lv.44)の攻撃魔法一発で昇天しました(失笑)。

銀のロケットはママのもとへ。
……ガブリエルといい、ウイリアムといい、プレイヤーの手の届かないところで亡くなってしまわれると、どうにもならない遣る瀬なさが残ります。

なお、今回のシナリオでも何度か戦闘が発生しましたが、そろそろ弓だけでは厳しくなってきました。数値的には非常に強いのですが、一度に1体しか攻撃できないので、複数の敵が登場したときに面倒なのです。
セララのイメージではないけれど、戦闘効率化のためには魔法を覚えたいですね。

あと数日でゼノブレイド(New3DS版)が発売することに気付いて、大慌てでプレイしています。だいぶ前に予約したから、忘れていましたよ。
一応、イストリアが一段落してからゼノブレイドに移行する予定です。ちなみに、肝心のNew3DSは、まだ買っていません。……ゼノブレイド、本当にプレイするのか!?

死をとして

果樹園から一回テテに戻り、北門経由でファーベルへ向かいました。こういうときは、全力で最短ルートですよ!
しかし、どう先回りされたのか、門の前に三人の黒の戦士が待ち構えていました。
全力で返り討ちにしてファーベルへ帰還。紫光の聖騎士ヴォルドはちょうど至高の神殿にいるというので、赴いて小箱を渡しました。
ガブリエルの死を悼みつつもセララへの礼を忘れないヴォルドはいい人ですね。これまで、至高の司祭にはちょっと高慢な印象を抱いていたのですが、ガブリエルもヴォルドも、非常に礼儀正しい人物でしたし、「ファーグラント」シナリオもあるので、至高の神殿に属するのもいいな、と思いました。

次の仕事を探して、冒険者ギルドへ行ったところ、シナリオが始まりました。

エルフの賢者

興奮気味のルシェーラによると、ヴォルドがジューンを探してギルドを訪れたそうです。なんだ、入れ違いかと思ったところにヴォルドが再訪。
彼が持ってきたのは、エルフの賢者システィアに小箱を渡し、代わりに彼女から何らかの品を受け取ってくるという依頼。ガブリエルにまつわる小箱の行く末ですし、ヴォルドにも好感を抱いていたので引き受けます。

システィアの居場所を知るため、まずはエルフと知り合わねばなりません。
ということで、目的地はエルフが住むというアルネリアル。
これが大変な道のりで、道中は黒の戦士と死黒の僧侶、死霊が大量発生。その上、森の中の隠し通路がなかなか見付からず、バターになる勢いでぐるぐる回ってしまったため、無駄に戦闘回数を重ねてしまいました。
なんせ最終的にはレベル41になったので、かなり戦ってますよね。
チャイレンが「アイスカッター」という新しい魔法を使うようになり、これが強くて敵を一掃してくれるのが嬉しいです。

なんとかアルネリアルに到着した後、システィアの居所へ迎え入れてもらいましたが、青い小箱を渡そうとしたら、まず事情を話してと諭されてしまいました。ちょっと、気がはやり過ぎましたね。
箱を確かめたシスティアから託されたのは、紙片。
……封はされていないようなので勝手に読んだのですが、抽象的な指示が書かれているだけなので、万一ヴォルドがこの助言を理解できなかったらお笑いだなと思いました。もちろんそんな馬鹿な展開はありませんでした。
内容は教えてくれませんでしたが、渡してくれた報酬はなんと金貨6200枚!
さらに、王宮で護衛をしてくれる人を探しているという情報もくれました。たぶん、前に騎士団長から声がかかっていた奥方のための護衛でしょうね。

クリア後は、街の人からも、至高の神殿からの名指し依頼と完遂を誉め称える声が多数貰えました。嬉しいですね。名声値が急上昇したんじゃないかしら。このゲームにそんなステータスは存在しないけれどね!(笑)

貴族と細工師

細工師シャムロックの店に寄ったところ、シナリオが始まりました。
「どうして貴族の僕に売ってくれないんだ!」と一人の男が食って掛かっています。詳しい状況はわかりませんが、怒る男と、それを抑える店主が向かい合っています。
セララは事件の香りにわくわくしながら、二人を見守ります。
……男と店主は向かい合っています。
……。
……。
あれ?
行動できることに気付かず、まったく動きがない画面をしばらく眺めてしまいました。
気を取り直し、男たちに近付いて話しかけます。
今度は突然、クリア経験値が入りました。
——えええ!?

身分違いの恋

続けて発生したこちらのシナリオが本題かな。怒る貴族の男ギルクリトスは剣を抜いたものの、幼い頃を知るらしい店主から手厳しい言葉を受け、店から出ていきます。
後を追ってセララも店を出たところ、ソルミェントという男がやってきていきなり「一部始終は見せてもらった」などと語り出しました。
推測するに、ギルクリトスの父親か、それに類する人物のようですね。
ギルクリトスは、性悪な女に騙されていると決め付け、セララへ召使いシェイラに会ってギルクリトスを諦めるよう説得するよう持ち掛けます。説得の成功報酬は、なんと金貨3200枚!!
しかし、セララは恋を応援する主義ですし、この男の上から目線にカチンと来たので、断ります!
残念ながら、シナリオはこれで終了。どういう事情だったのかも分からず仕舞いになりました。

この時点で、未着手のシナリオピースは2つ。
その内「ファーグラント」は至高の司祭しか受けられない依頼ですから、残る一方を引き取ることにします。

踊り子

踊り子チェルセスを逃がすという、秘密の依頼。
借金を返したのに解放してくれないというので、大いに同情。彼女は自分の意思で働いていたわけでなく、花魁と郭の関係だったのですね。
南のテテまで送って欲しいというので、目的地を悟られぬよう、わざとファーベルを西から出て大回りしてみます。が、どのみち南の大通りを通らないとファーベルからはどこにも行けない構造でした。
店主を含む追っ手は、ベルフィンが一撃で伸してくれました。
店主は敗けを認め、チェルセスに給金を払った上、彼女が望む場所へ連れていくようセララにも依頼金を払います。その男気に打たれ、チェルセスが自主的に宿に戻る……かと思ったらあっさりテテに出発したので、結構ドライな女だと思いました。

送り届けたチェルセスからは、テテの町の西に果樹園があるので、一度行ってみると良いと教えられます。
テテは何度も経由しているけれど、西には出たことがなかったですね。折角なので西へ出てみると、正面から見知らぬ男が走ってきました。
名前欄にはガブリエルと表示されていますが、初対面のはず。それなのに、相手は「ジューン様」と呼んできています。一体、何者でしょう。
ここで、シナリオに入りました。

預かり物

預かって欲しい、と突然青い小箱を押し付けられます。もっとも、悪い人物には見えなかったので、なにに巻き込まれるのか期待して、セララから受け取ったというのが正確かもしれません。
ガブリエルを追って現れたのは、いかにもな黒い騎士たち。まだ事情は分かりませんが、見た目で判断するなら、確実にこちらが悪者です。

歩く迷宮亭で待っていたところ、もう一度果樹園に来るよう伝言を受け取ります。
騙りかも知れないので、この時点で念のため盗賊ギルドへ。
ガブリエルは、至高の神殿の僧侶らしいと分かります。しかし呼び出した相手が本人か否かはわからないまま、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」の気持ちで再度西へ。
結論から述べると、待っていたのは間違いなくガブリエルで、預かっていた小箱を返してシナリオクリアしました。

先程のシナリオはなんだったのだろう、と思いつつ立ち去りかけたところ、再びガブリエルが現れました。
……妙にヨレヨレとした動きで、一気に緊張が高まります。
今度は、小箱をファーベルのヴォルド聖騎士に渡して欲しいと言います。危険そうな仕事ではありますが、今際の頼みを断れるわけがありません。
力強く答えたセララに満足したか、ガブリエルは息を引き取ったのでした。

黒騎士、許すまじ!