• 2016年07月登録記事

TVアニメ「アルスラーン戦記 風塵乱舞」5話「決別」
エンドカードは、森川ジョージ氏による初期アルスラーン一行。
http://arslan.jp/2/

今週は、完全に「水戸黄門」でした。
ペテルギウス総督を断罪するシーンは、左右に助さん&格さん(ダリューン&ナルサス)という構図から狙っていたと思います。「生きたお土産」が、酒席というソフトな表現になっていたのも、余計にお銀さんみたいでした。

一方、家捜しギーヴの方に対しては、久し振りに本職で働いているな、と誤った感想を抱いてしまいました。ギーヴは吟遊詩人でしたね。もう少しウードを持ち歩いてくれても良いと思います。
荒川版ペラギウス総督、悪党だけれど憎めない奴にされていて、結構好きです。私、ザンデの顔も好きだし、顎がしっかりした顔が好きなのかな……。
そんなわけで、前半は楽しく視聴しました。欲を言えば「わたしのような絶世の美女がふたりとおるとでも思ったか」という、ファランギースらしい高飛車な台詞と、殿下がペラギウスに対して「法の枠のなかで総督が貯えたものは残してやってよい」と慈悲を下す箇所は入れて欲しかったかな。

ちなみに、女官に迫るシーンでの「壁ドン」ドアップで描かれるギーヴの色男ぶりには震撼しました。作画が不安定なアルスラーン戦記ですが、ギーヴはあまり崩れた記憶がありません。描きやすそうには見えないけれど、美男子設定が作画も下支えしているのでしょうか。

Cパートがあるとは思わなかったので、驚きました。
エトワールがどうしてこの件に関わっているのか、説明は次週かな。アルスラーン戦記にしては珍しい、来週への興味を引くやり方ですね。

しかし、原作のエピソードをピックアップしているのに、全体が微妙に改変されているのがモヤモヤします。単なる台詞の取捨選択だけでなく、本質が変わっているような気がする箇所もあります。
例えば、海賊退治を商人達と約束するシーンがないから、グラーゼが個人的に財布を出してくれているように見えるし、そのせいで、グラーゼを総督代理に推す理由が、単なる恩賞人事に見えてしまうのも心配。戦争と経済に関する説明は、もう少し入れて欲しいです。
唯一、海賊戦における潮の流れと火を使った戦術は、ほぼ原作通りとはいえ、一個人の武勇だけでない戦いが描かれていて良かったと思います。

白川紺子著「下鴨アンティーク アリスと紫式部」

【あらすじ】
兄と下宿人・慧と共に暮らす旧華族の高校生・鹿乃は、虫干しのため、開けてはいけないと言われていた蔵から着物を取り出した。ところが、蔵の着物には何かが憑いていた。鹿乃は、着物に描かれた源氏車が壊れたり、長襦袢が泣き出したりと、次々起こる怪異に対処していくことになる。

アンティーク着物をめぐるミステリー、と裏表紙にあったのですが、完全にファンタジーでした。普通の日常ミステリだと思っていたので、謎=怪異だったり、解決方法が霊的なものだったりということに面食らいました。
そんなわけで、最初の一話は戸惑ううちに読み終えてしまったのですが、古き良き少女小説と思って読めば、面白かったです。
着物の話や合わせかた、古典や能等の話が多く盛り込まれているので、教養レベルは結構高め。怪異も含めて、我々が夢想する“憧れの古都”の雰囲気が楽しめました。探偵役の鹿乃は、決して頭のいい少女ではないものの、きちんと躾けられた少女として振る舞うので、旧華族という設定も嫌味がないし、安心して読めます。

本作は集英社オレンジ文庫というレーベルで出版されていますが、ノリはコバルトと大差ないように思います。特に、恋人役が年上で教職という設定から、日向章一郎の「星座」シリーズを思い出しました。

メルキド編チャレンジ「20日以内にクリアする」をクリアしました!

クリア直前ステータス

ちなみに、初回クリア時の日数は102日。五分の一以下に減らさねばならないということで最初は不安でしたが、なんとふたを開けてみたら12日でクリアできました。
“ピリンの「眠る場所を作って」の依頼をクリアするまで時間が経過しない”というメルキド編特有の要素を活用し、事前にロロンド救出等やキメラ狩りなどを済ませたことによる効果が大きかったです。

他に心掛けたことは、下記の通りです。

  • 寝ない
  • 出掛けた時はその方角で必要なイベントをすべて消化する
  • 不要なアイテム回収に固執しない
  • サブイベント類は無視
  • 街へ帰還するときは「キメラのつばさ」で時間短縮

一旦拠点に帰った段階で、次に必要な道具を作る素材が足りなかったり、ばくだんいわを「メガンテ」で失うなど、無駄な行動もあったので、もう少し短縮できそうです。
なお、リザルトに記録されてしまった死亡は、最後の竜王軍連戦中の出来事でした。竜王戦で復活した場合は戦闘前に戻るので、時間が進まなかったようです。ということは、「いのちの実」は最後まで温存せず、道中はある程度ごり押しで進んだ方がもっと効率的だったのかもしれません。

そんなわけで、トロフィー確保。

メルキド編チャレンジコンプリート

私はクリア日数制限のチャレンジに対して懐疑的でしたが、実際にやってみると達成感はあります。ただ、街の住民と最低限しか話さないので一緒に生活している感が薄いし、探索も最小限しかしないので世界が狭く感じて、やはりこのゲームの良さを引き出す要素にはなっていないと思いました。

なお、他の章の時短クリアは、ラダトーム編なら出来そうだと考えていますが、もう一つのチャレンジ「伝説の防具を持たずに竜王を倒す」の方が私には手強いのでした。

「強くてニューゲーム」で2周目を始めました。

そして、いきなり世界崩壊に巻き込まれました(苦笑)。

THE FUTURE REFUSED TO CHANGE

その事件は、千年祭が行われている広場で起きたのです。
王国裁判で完全無罪を勝ち取るため、今回は慎重にマールの台詞を聞いてからペンダントを拾い、ついでにゴンザレスを何度か倒してポイントを稼ぎ、ドッペル人形も獲得して、そろそろ本筋を進めようと、ルッカが新しい発明品を披露する現場に向かいました。
被験者として、転送装置の左側に乗るよう指示されたクロノは、転送装置の右側で一瞬光が煌めいたのを確かに見ました。
そして、こんなところにステータスアップアイテムが隠れていたかな?と手を伸ばした途端……強制的に次元のゲートに放り込まれ、気付けばクロノ1人でラヴォスの前に立っていました。

ラヴォス

戻る道もないので、仕方なく戦闘開始。
結局、三戦目(最終形態)でダメージ回復が追い付かず、負けました。前回クリアデータを引き継いでいると言っても、3対1では無理がありました。
しかし、負けた場合の専用イベントもあったのですね!
世界崩壊の日の哀しい有り様を目の当たりにしたことで、「ラヴォスを倒す」という気持ちが盛り上がったので、結果的には良かったと思います。千年祭で稼いだポイントが全部無駄になったことは、忘れないけどな!

そんなわけで、「強くてニューゲーム」からやり直し。
現在のレベルでは勝てないのでラヴォス再挑戦はせず、ササッとストーリーを進めて中世編「消えた王女」でマール復帰済みです。
このあとは問題の王国裁判。前回は処刑実行までブラブラしてルッカに助けてもらったので、今回は自力で脱出を計ろうかな、と思っています。