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新橋・日比谷方面のフォアグラ料理店「TOKYO GINZA FOIEGRAS」で夕食を頂きました。
http://ginza-foiegras.com/
このお店は、店名通りフォアグラをメインとした料理店。
今回は、前菜からデザートまでフォアグラ尽くし!!で頂きました。
飽きてしまうかと思いましたが、あれこれ工夫されていて、意外な組み合わせもあり、最後まで美味しく食べました。とは言え、フォアグラ特有の脂が後から胃に来るためか、量自体は腹八分目くらいに抑えたのに、しばらく満腹感が続きました。
特に気に入ったのは、締めに頂いた「フォワグラの卵かけ御飯」。出汁が効いた優しい味わいのあんかけとご飯、そして絶妙の柚子胡椒に幸せを感じました。是非もう一度食べたい味です。
和風の味付けでは「フォワグラの西京焼き 十六穀米添え」も面白かったです。確かに西京焼きの味がするので、一瞬魚かと思わされつつ、フォアグラの旨味が口の中に広がるので驚きます。
驚くと言えば、「江戸前穴子とフォワグラのテリーヌ」や「フォワグラとエビの焼き餃子」といった意外な組み合わせも、どんなものかと思わせつつ、キチンと仕上がっていて唸りました。
写真の「牛ハラミとフォワグラのステーキ」は、スタンダードなフォアグラ料理ですが、付け合わせの野菜が非常に甘みたっぷりで素晴らしい一皿。まずこれを選べば間違いないという印象を受けました。
唯一、「フォワグラを挟んだ豚フィレ肉のカツレツ」はフィレ肉のしっかりした硬さとフォアグラの柔らかさが合っていないと感じ、私としては期待ハズレでした。それでも、料理の味自体は十分美味しかったです。
そして、デザートも「フォアグラのオペラ」「手作りココットプリン フォワグラ風味」「フォワグラジェラート&白トリュフバルサミコ」と3つの独創的なフォアグラスイーツが用意されているので、頑張って全部頂いてみました。
プリンは、食べるほどフォアグラの後味を感じる不思議なデザート。苦味の強い、大人向けキャラメルも効いていて、個人的には一番お勧めです。
フォワグラジェラートは、少し戸惑いました。バルサミコ酢が掛かっているので、食べ慣れるまでは少しキツい味に感じます。
フォアグラ感が一番薄いのは、フォアグラのオペラ。味はチョコレートで完全に隠れています。脂がフォアグラだな、と感じました。
店構えは、予約のときに「分かり難い」と警告された通り、狭い扉で確かに見落とすかもしれません。扉を開けると店に続く急階段が現れる仕様や、店内から外を眺望したときの景観の悪さ等、立地的にはさほど良くないですが、その分「知る人ぞ知る名店」感を感じられるかもしれません。
店内は、20席をシェフ一人給仕一人で切り盛り。さすがに、混んでくると注文から提供まで少し待たされましたが、雰囲気は気取りすぎず良い具合です。
そしてなにより、これだけフォアグラを食べても大した金額にならないという、コストパフォーマンスの良さ!
平日夜でもほとんど予約席が埋まっていたので、気楽にフラッと使うのは難しそうですが、フォアグラ好きなら一度は行っておきたいお店として、お勧めいたします。