• 2015年12月登録記事

今年も間もなく終わろうとしています。
1年間応援ずっと来て下さった方も、今日たまたまお越しくださった方も、本当に有難うございました。

今年、サイト更新をしませんでした。
旧「ユアンさまサーチ」の検索サービス提供終了に伴う改装作業はしましたが、プラスの更新ではなく、マイナスの更新でした。
実は、最後にゼロス題を更新しようと思って、書いていたのですが……ということで、下記は没バージョン「決心」(クラトスルート)です。


心を決めた。
その瞬間、ゼロスは疎ましい地位のみならず、すべての感情から自身が解放されたことを知った。
最早、恨みも怒りも悲しみもない。
——そして、喜びもない。
否、喜びが彼の内にあったことなど一度もなかった。喜びはいつも他者のものであり、時折それがゼロスの近くで輝き、光の一部を投げ掛けただけだ。
だが、最後に見知った光の、いかに強く大きかったことか。
その輝きを思い出し、ゼロスはふと他意なく微笑んだ。それが彼の決心に与えられた、ただ一つの報酬だった。


ゼロス題の消化分を読み直していたところ「怒り」で似たようなフレーズがあったので没作としました。さすがに10年以上書いてると、どんなSSを書いたか記憶があやふやになってきます。特に「お題」系は無理矢理捻り出している物も多いので、好きなフレーズをやたらと使い回しているかもしれません。
気付いて没にしたので、正規版はクラトスルートではないゼロスの「決心」を描いてみようかな、と思います。

エレキシュガルを倒しました!

少しレベルを上げる、或いは装備を整える、という調整をしては挑戦→敗北の連続。そのため、この挑戦は年を跨ぐなと覚悟していたのですが、年内に勝てました。レベル平均はLv.73。
戦闘前に長々したイベントがないので、気軽に挑戦しやすかったのも良かったです。
最初はライト(ルキウス)、コロナ(バロン)、プー(ジャンヌ)の2人回復体制で挑んだのですが、全体攻撃を喰らった時に、ジャンヌがクリティカルで一撃死するという事態が発生。そこから持ち直すため守護獣をロキに変更したり、リテア(シルバード)とレイ(ザムド)を経由したりと試行錯誤の上、最後は結局ライト、コロナ、アルベルト(グレイス)の攻撃役2名体制でした。やはり、アルベルトは自己回復技を持っているのが有能です。

ここからは、PSP版追加シナリオに突入。
ライトがウラノスに余計なことを言って怒りを買い、娘たちを守る力を証明することに。まずは守護獣たちと戦い、天空の民たちの過去が伺える台詞を聞くことに。

ルキウス

本編で戦闘する機会がなかったルキウス、シルバード、ジャンヌ3体の全身像を見られたのは、なかなか興味深かったです。ルキウスは顔のイメージで竜だと思っていたけれど、どちらかというと龍だったのですね。
ウラノスと戦ってみましたが、まったく攻略の糸口が見当たらない強さで、こちらはHP3600〜5000なのに8000超えのダメージを出されたり、クリティカル込みの総攻撃で1万ダメージ与えたと思ったら、自動回復技の効果中は1ターンに16000回復されてしまうなど、最早笑ってしまう強さ。
最低限、最大レベルまで上げないと勝負にならないようなので、この辺でゴールにしようかなと思います。

ひとまず、天空でクリスタルが大量入手できたので、クリア後特典である温泉チケットと交換して、一通りアルベルトともう1人の組み合わせで入ってみました。
アルベルトって、一言でまとめると「割とバカ」なんですが、少し意地悪だったり天然だったり桃色思考だったり、非常に引き出しが多い不思議なキャラクターだと思います。
そして、まったく期待していなかったのに、温泉用のバストアップが用意されていて驚きました! これがPSP版の特典ということなのか。

リテアレイ

コロナは年齢が明かされていないけれど、児ポ法対象の恐れがあるので自粛です(笑)。

2周目(真ED)終了。
そして、即座に3周目を開始するという……完全にサイクルに入ってます。
最初のイベントで新しい選択肢が出現することも、その文言も知っていたけれど、改めて作中で見ると浮き過ぎていて笑いました。

柔らかな唇に心を奪われてみる

2周目は、1周目のアイテムを引き継げたり、隠し部屋を探索できるようになって嬉しい反面、敵も強化されていて手応え強化。特に「秘匿された書斎」で戦うウィッチキング3体が、鬼神のごとき強さで泣きをみました。結局、2回負けて、3戦目で勝利。勝った最大の要因は、正直最初のダイスの出目だと思います。ただでさえ強い敵が複数なのに、対伏撃戦(ダイスの出目分一方的に攻撃される)ということもあって、正直ラスボスより強かったと思います。
3周目以降の敵の強さは変わらないようなので、以降は周回するほど楽になる感じですね。

隠し部屋の探索に関しては、最初から攻略サイトを利用しました。そのため、詰まるところはありませんでした。全体の部屋数は少ないから、総当たりでも何とかなりそうですが、移動やテキストのテンポが少し悪いから、鍵がどこで拾えて、どの扉と対応しているかが分かっていないと、少し苛々しそうです。

なお、1周目クリア時点のプレイ時間は6時間程度だったのが、2周目クリア時点では17時間半になっていたので、2周目は1周目の倍近く掛かっている計算になります。回想シーン等はスキップしたので、純粋に探索で時間が掛かったのかな。或いは、一戦闘が長いゲームなので、戦闘回数が増えるとその分プレイ時間も長くなるということかもしれません。

参考までに、2周目クリア時点の装備は下記の通りでした。

ジオーク

ファルシオン+1(エアリアルブレード)
ライトバックラー+3(インビゴレイト)
ブラスヘルム+2(キュアII)
セグメンテータ+1(アナライズ)
ドラゴンの涙+1(ディスペル/クリアランス)
ミノタウロスの舌+1(ドレインマインド)

リッピ

バトルボウ+6(ボーンクラッシュ)
ハンターヘルム+2(プロテクションII)
バンデッドメイル+3(リバイブストーン)
ドラゴンの胆石(ドレインマインドII/クイックステップ)
ミノタウロスの角(ドレインハート/マジックシールドII)

フロウ

アースロッド+3(ヴァルカンパイクII/スタンフラッシュII)
妖精の盾+4(クイックステップ/マジックシールドII)
治癒の冠+2(キュア/リバイブストーン)
ターヒヤカリオカ+3(ウィッチクラフトII/レメディメソッドII)
傲慢の首飾り+2(イクスプロジョンII/ヒールII)
真紅の聖骸布(レザレクト/ラージヒールII)

「アナライズ」(単体魔法)は使わない、と思って「傲慢の首飾り」の呪文を「ヒールII」で上書きしたのですが、「傲慢の首飾り」に付いている呪文は「アナライズII」(全体魔法)だったのですね。ちょっと惜しいことをしました。

総評です。

今年のゲーム振り返り記事でも少し書きましたが、非常に「人を選ぶゲーム」です。
このゲームを楽しむ素因として、第一に「ベイグラントストーリ—」が好きな松野ファン、または、ゲームブックで遊んだことがある世代であることが重要だと思います。
そして、ゲームテンポやUIを重視しないタイプであること。装備品が重要なゲームなのに、ステータスが一画面で閲覧できないなど、UIは今ひとつ。
テキスト送りのタイミングが変だったり(そのせいで、セーブの説明を読んだ直後にメニューを開いてもセーブできない)、全体的に操作はワンクッション置く感じの、緩いテンポです。
更にプレイ時間の多くを占める戦闘が問題で、このゲームの場合、雑魚戦という概念がなく一戦が長引きます。特にダイスの出目表示が演出の都合上遅く、モタモタしている感じがあります。

文句ばかりのようですが……面白いです。とりあえず、私は好き。
でもこのゲームの面白さが分からないという意見も、よく分かります。なので、このゲームを楽しめない人が誤って購入することがないよう、先に悪い点をあげさせて頂きました。

ゲームとしては、前述の「ベイグラントストーリー」を、簡易システムで再現したような感じ。勿論物語はまったく別物ですが、たった1日の迷宮探索で終わるというところや、全体的に充満する「魔」の空気が非常に似ています。
シナリオは短過ぎて物足りないですが、周回前提なのでプレイ時間自体は丁度良い感じ。「ベイグラ」は大好きだけれど、少し一周が重過ぎましたからね。
選択肢はどれを選んでもお話に影響が出ないので、ゲームブック風でありながらテキストは単に読んで楽しむだけのものになってます。一周目EDと真EDを分ける要因が明確にされていないのは、少し不備かな。でも文章自体はノリが良くていい感じ。軽薄なところもある突っ込み気質の主人公と、容赦ない軽口を叩く仲間達のやり取りは、田中芳樹作品的な雰囲気もあって、この3人+フリントの短編集みたいな作品をもっと出してくれ、と思いました。

久し振りに「公式が病気」という言葉を思い出しました。

新作ショートアニメ「企業戦士アルスラーン」

これは、パルス商事の新入社員アルスラーンと、幾度も企業戦争を戦い抜いてきた先輩たちが、健全なサラリーマンライフを奪還するために戦う物語である!

まさに、なんだこれ(笑)。
25日に公開されていたようですが、そんな頻繁に公式サイトを覗かないので気付くのが遅れました。
ちょうど原作小説第一部を読んで、アニメの失策は云々とか考えていたのに、これで全部吹き飛んでしまいました。ヴァフリーズ老が3話で過労死してもおかしくないわ。

今年遊んだゲームは下記の通りでした。

PSP

  • 幻想クロニクル

PSアーカイブス

  • まぼろし月夜
  • 漂流記(再プレイ)
  • 聖剣伝説レジェンドオブマナ
  • ウェルトオブ・イストリア
  • ポポロクロイス物語II(未クリア)
  • マイガーデン
  • 風雨来記
  • デザーテッドアイランド

3DS

  • ゼノブレイド
  • ポケとる
  • 電波人間のRPG FREE!
  • ソリティ馬
  • 王国の道具屋さん
  • クリムゾンシュラウド

体験版

  • クラシックダンジョンX2
  • ラ・ピュセル†ラグナロック
  • シアトリズムファイナルファンタジー
  • シアトリズムドラゴンクエスト
  • PUZZLE & DRAGONSZ
  • PUZZLE & DRAGONS SUPER MARIO BROS. EDITION
  • リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産
  • 不思議の国の冒険酒場
  • 王国の道具屋さん
  • ソリティ馬
  • レジェンドオブレガシー
  • 妖怪ウォッチ
  • 超破壊計画からの脱出
  • セブンスドラゴンIII code:VFD
  • ステラグロウ
  • プロジェクトクロスゾーン
  • プロジェクトクロスゾーン2
  • ゼルダの伝説トライフォース3銃士

以上、再プレイが1本、新規プレイが14本(うち基本無料2本)、体験版が18本(うち2本購入)という内訳です。
今年はハードを買ったから、3DSばかり遊んでいた……と思っていたのですが、こうしてみるとPSアーカイブスがまだ頑張ってます。

今年のゲームと言えるのは……師走の忙しい時間を現在進行形でモリモリ削り取っている「クリムゾンシュラウド」です。2周したので総評は別途書く予定。個人的には凄く好きです。万人におススメはしません!
一番プレイ時間が長かったのは「ゼノブレイド」で間違いありません。面白くはあったけれど、クリアして達成感より疲労感の方が強かったのが残念。
思い出深さでは、まさかのセーブデータ破損からやり直した「幻想クロニクル」が断トツでしょう。
ゲームの面白さを再認識したのは、ソリティアと競馬という組み合わせの妙が良い「ソリティ馬」。これは、実際に遊ばないと絶対に通じない面白さだと思います。

今年買ったNew3DS LLは、携帯ゲーム機という気軽さもあって、稼働率は高いです。すれ違いも意外と面白い。
ただ、最近外装が一部剥げました。ショックです。パリパリしたビニールのようなゴミが出たので、塗装ではなく色付きフィルムを貼り付けてあるのかと思われます。

来年は早々にPS4を購入予定。「FF15」も来年中には発売されるか、と期待しています。とりあえず、「オーディンスフィア」を予約済み。PSVita版と大いに悩みましたが、どうせいつかPS4を買うなら集約しようと思って、PS4版にしたのです。発売時期が近過ぎるので「DQビルダーズ」は見送りましたが、こちらも興味はあります。
PS4は、PS2タイトルの配信を始めたのは良いけれど、国内はまだなんですよね? 最新作開発が発表されたから、この機に「エースコンバット」シリーズを配信して欲しい!とネットの海の辺境から念じておきます。