• 2016年05月19日登録記事

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ヤングジャンプコミックス・藤崎竜版漫画「銀河英雄伝説」2巻

さすが週刊誌、刊行が早いです。
展開自体は、ラインハルト側は惑星カプチェランカの初陣(「黄金の翼」収録「白銀の谷」)、ヤン側は第六次イゼルローン攻防戦の開始(同「千億の星、千億の光」)という進み具合なので、遅いくらいですが。 

惑星カプチェランカの登場人物2人は、原作では実行者と指示者程度の差しかなかったのに対し、フーゲンベルヒ大尉に人格を加味し、別個の個性に分けて、エピソードに深みを持たせたのは面白いな、と思いました。
ラインハルトの潔癖さも、キルヒアイスの目を通して描かれると、より主人公らしく、格好良く見えました。

さて、初登場したヤンですが、告知イラスト等でチラホラと姿が見えていたこともあり、藤崎竜版ラインハルトを初めて観たときのような衝撃はなかったです。原作通りに描写すると、こうなるよなという感じ。
それより、キャゼルヌ准将が眼鏡キャラだったことに衝撃を受けました。
銀英伝らしくない、と思ってよくよく考えると、眼鏡という物自体、原作に存在しないですよね。旧漫画版でも、アニメでも、使われなかったのでは。「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」で、グレーザー医師@松風輝が眼鏡を掛けていた程度かな。慣れるまで、少し掛かりそうです。
猫の「元帥」は、アニメ版からの流用かな。なんだか妙に「ゆるキャラ」っぽい造形で、一匹だけ時空が違う生き物で笑えます。特に、ルンバに乗ってるのがお気に入りです。