• タグ 『 シンフォニア 』 の記事

 炎!
 ロイドは咄嗟に腕を交差して頭部を守ると、身を沈め横跳びに転がった。目を瞑ったまま世界がぐるりと回転し、暗闇の中、鮮やかな赤い火の気配が傍らを通り過ぎていく。
 やり過ごした、と思った瞬間、片肘を熱息吹が掠めた。
 ──やられた!
 触れたのは僅かな部分だった。しかしそこから走る熱は半身を支配し、ロイドは悲鳴を上げると、立つと言う単純な動作も忘れ、焼けた腕で頭を抱えたまま地に伏した。熱さは痛みだった。魔性の炎は、日頃触れていた竃の熱気など児戯に等しい激しさで、ロイドを灼いた。
 牙を向いた魔物を前にしている事実は、最早脳裏になかった。そのまま一呼吸の間も蹲っていれば、子供の身体は魔物の胃に収まっていたことだろう。
 その時、暖かい手の平が肘に触れた。


38話、クトゥグハ戦で丸々使いますよ。
今はファーストエイドをどう表現しようかなぁと、悩んでます。取り敢えず、「手当」のイメージで描いてみようと思っているのですが、纏まらなければ変わるかも。

http://sls.eek.jp/search/
「響き愛さーち」さんが2010年2月をもって閉鎖されることを告知されました。
シンフォニア専門サーチはなくなってしまうんですね。残念です。
作品からの窓口がなくなると不便かな〜と思うので、天の響が更新できたら、シンフォニアとアビスの専門サーチ「TOSAサーチ」さんに登録しようかな。
GC版は2003年発売。思えば私も長くやってますね。
10周年くらいになったら、なにか大きなことでもしましょうか。
なんて「言ってみるだけはタダ」的に言ってると、本当にやらされるのが怖いところですが。

http://www.ova-tos.com/
テアトルダイヤでの、「テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION」テセアラ編先行上映会(最終日)に参加してきました。

まず、テアトルダイヤには初めて入場したのですが、あまりの狭さに吃驚しました。
先日ヴェスペリア映画で行った角川シネマ新宿くらいの規模かと思っていたら、半分以下。列がA~Mまでで、席番号は1列11番程度でした。

スクリーン&サラウンドで観るのは、自分で主催している鑑賞会でも体験していることですが、やはり専用映画館となると、盛り上がりが違いますね。
見知らぬとは言えシンフォニアを愛好する方々と一緒に観て、同じところで笑いが起きたりすることにも楽しみを感じました。

地域限定の先行上映と言う事で、【天の響】にお越しのファンの方でも未見の方がいらっしゃいますし、どの程度感想を書いて良いものかと悩みつつ、ネタバレは控えめに述べたいと思います。

まず、開始が告げられた後、まさかの小西氏からのビデオレターがあり、一頻り笑わせて頂いてテンションを上げつつ緊張が解れたところで、本編が上映されました。

アバンは、前巻までの復習+ゼロスとリーガルの顔見せなのですが、この巻に持って来るとは思わなかった過去シーンに初っ端から動揺しました。ここで行われる戦闘は、蹴りに重量感があってとても好み。
OPは、前巻までとはまったく雰囲気が違います。TVアニメ2期でこのOPが流れたら、テンションが上がって良いと思います。「本当に此処まで展開を盛り込んでくれるのかな?」と期待が高まる辺り、個人的には「スレイヤーズNEXT」を思い出しました。
あ、ユアンさまのカットがあんなにあって良いのかな……。「キメ」っぷりに吹き出しそうになりました。
気になったのは、コレットが全然OPで目立たなかったこと。笑顔も観られなかった……。コレットの復活は、もしかして原作よりだいぶ後なのかも?

本編は、此処でこれをやる?とか、もうそこまで喋ってしまうの?とか、テセアラとクルシスの関係は設定が変えられているのか何だか分からなくて気になったり、凄いところで「to be continued」と〆られ、先の展開が読めなくて早くも2巻に期待です。
テセアラ編1巻目と言う事もあって、ゼロスがかなり全面に出ていたけれど、危惧した程ではなかったと言うか、先生とジーニアスにライトが当たる部分もあって、安心しました。
でも、名目上監視役のゼロスを置いて行くのは、展開の都合でしょうけれど、変ですよね。ゲームではシルヴァラントに帰る案が出た時に、監視役として反対したり、逆に監視だから着いてくるように言われたりしているのですが、私はこの「監視役としてのパーティ参加」と言う立場が好きなので気になりました。
ロイドは、ドワーフ族を軟化させる周波数でも発してるんだと思います。
先生達のハーフエルフバレが今回なかったので、どこに盛り込まれるのかな。もしかしてミトス登場頃でしょうか。
レアバードを破壊させず、移動手段として引き続き利用するのは、巧い端折りだなと思いました。逆に言えば、移動手段を奪うのは物語上でなく、ゲームシステム上の制限なんだなと。
クオリティは相変わらずでしたが、気になったのは暗転と止め絵。シルヴァラント編4巻ラストの止めみたいな「爆音+キメ」演出が数回あって、段々ギャグかな……と思い始めました。
そうそう、OP後のシーンBGMが、タクティクスオウガ風だったんですが、崎元仁氏って参加されてましたっけ?
EDはいつものクレイアニメで、ロイドvsゼロスで奮闘する辺りが可愛く、スタッフロロールは全然確認出来ませんでした。

上映はこれで終了かと思いきや、特典映像と次回予告が流され、特典は凄いキャラの崩しっぷりに大笑いさせて頂きました。相変わらず愛があって宜しい!
次回予告は絵コンテによる構成。コンテでちゃんと絵になってるって素晴らしいですね。物書きのプロットは、そのまま見せたらどうしようもないですから。

上映後、開発関係者ゲストと言うことで、BNGIの吉積氏、樋口氏、進行役にフロンティアワークスの松永氏でのトークショーを開催。
吉積氏は、広報出身なのに松永氏の方ばかり向いて喋っていて、割と内輪トークだったかなと思います。開発側から観た、声優さんの印象だとか、アニメスタッフの取り組み方、後は松永氏から他の日の様子など、色々零れ話的に拾うトークショーでした。
奥村氏は、28時間働いた後、48時間休むらしいよ!
「会社員なのに作家先生風」と評されるのを聞いて、ベニー松山氏(サラリーマン作家)の次に目標にしたいサラリーマンになりました(笑)。
外崎氏、松島氏、実弥島氏からのメッセージがあり。小西氏が飛び入りで2日目にゲスト登場したと言う話を聞いたのもこの辺かな? 会話は筋道立てて進行する方がいなくてグタグタでしたが、現場が楽しそうな雰囲気が伝わり、興味深かったです。

で、最終日と言う事で、チケット半券を使ったプレゼント抽選大会が行われました!
結論から言うと、残念ながら私は何も当たりませんでしたが、ワクワク楽しい一時を過ごせました。
提供されたのは、下記の16アイテムでした。
・リフィル先生のクリームシチュー冬馬嬢サイン入り 2点
・ポストカード各キャラサイン入り(ジーニアス/しいな/ゼロス/プレセア/クラトス/ロイド)
・パンフレット小西氏サイン入り 2点
・シルヴァラント編ブルーレイディスク
・テセアラ編第一巻台本サイン入り(水樹嬢&大塚氏除く) 2冊
・スタッフTシャツ(シルヴァラント編打上げ会用)
・メイン9キャラ声優サイン色紙 2枚

パンフレットと、来場記念の「じっくり煮込んだ古代の神秘」(笑)、アンケート回答プレゼントの「ポストカード」3枚(ロイド・コレット・クラトス)をしっかり頂いて帰りました。
ポストカードは思い出深いGCパッケージの3人ですし、個人的に、今回描かれた「ほぼ等身大ポップ」の絵は、ロイドが一番男前だと思っていたので、開けてメンバーを確認した時は密かに嬉しかったです。
古代の神秘ことリフィル先生のクリームシチューは、残念ながら賞味期限6月とのこと。期限が保てば鑑賞会で振る舞いたかったのですが、仕方ないので個人的に頂くことにします。

上映後は、ご同行下さいましたかものはしさんと、遅い時間まで美味しいお酒を飲んだりして、久し振りにシンフォニアで盛り上がった素敵な夜でした。
かものはしさん、有難うございました!
次は3月か、と思うと長いですが、この盛り上がりは今年中に何か形になる、と……良いなぁと思います。

テセアラ編DVDの発売日が決定!
発売日情報が出るのは先行上映の最終日辺りかと思ってましたが、予想より少し早く、嬉しい誤算です。
http://www.ova-tos.com/product.php
第1巻:2010年3月25日
第2巻:2010年5月26日
第3巻:2010年夏発売予定
第4巻:2010年秋発売予定
第1巻は「春」なので4月かなと思いきや、これまた嬉しい誤算で少し早く、3月でした。
2ヶ月間隔のようなので、第4巻は9月下旬かな。
とすると、鑑賞会は10月頃開催かな。都合の良い事に、10月は年始リリースソフトで忙しくなるより前だし、宙組は稽古期間なので、問題なく開催出来ると思います。

問題はどちらのエディションを購入するか、ですよね……。

TOSOVAの第五回原画展@ufotable cafeへ行って参りました。
大雨だし一人だし、今日は行かなくても良いよね!とも思ったのですが、こういう日に行ってこそネタかな、と思う気持ちも捨てられず、決行した次第です。

公式ブログには出ていませんでしたが、12月限定メニューはTOSを意識したらしき下記の3品でした。
・麻婆豆腐風キーマカレー
・サイレントエンジェル
 ホットミルクのまろやかドリンク
・カシスロイド★リターンズ
 カシス×パッソア×コアントローのトロピカルなスパークリングカクテル

限定メニューの中からは「サイレントエンジェル」を注文しました。
端的に言うと、仄かな甘さのミルクラテでした。
照明の効果か、色は真っ白でなく若干クリーム色に見えました。掻き混ぜるように指示を受けたのでスプーンを差し入れたところ、ラム酒のような甘い香りが漂いました。でも飲むとチャイ風にスパイスを感じたような……。
ホットミルクよりは、サラッと軽くい飲み口で、美味しく頂きました。

原画の方は、今回はまだ公開・発売前と言う事でか、直接手に取って見る事が出来る展示物はなく、完全展示形式。
すべて、テセアラ編の原画でした。それと、見たことのない販促系のカラーイラストがあったけれど、これは周辺の並びを考えるとテイルズリングの絵の模様。
予想通りゼロスの絵が大量でした。あとはプレセアの可愛らしさが目を引き、しいなは崩した顔のシーンが多く見受けられました。
キャラ設定画はジャッジ服クラトスとゼロスが見られる状態で置かれていました。コンテと台本は残念ながら硝子ケースの向こう側に……。
そうそう、公式サイトに情報が出ている、先行上映会のアンケート回答で貰えるポストカードの原画(+カラー)も9人分展示されていました。
なにがどうしてこういう状況に?と疑問に思う構図(ロイドとアルテスタ)の原画もあり、またこれらの絵がすべて1巻で使用されるとすると、凄い盛り沢山の内容で、30分の尺に収まるとは思えず、どんな脚本になってるのかとドキドキします。

最後に先行上映会告知チラシとコースターをちゃんと頂いて、帰りがけにコンビニで先行上映会のチケットも引き換え、テセアラ編に向けて万端と言う感じです。
そうそう、cafeでは先行上映会プレゼントとして噂の「リフィル先生の特製クリームシチュー」のパッケージも展示されていましたが、左上に「リーガル監修」というマークがついてましたので、食べられる味にはなってるんじゃないでしょうか!