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辻利兵衛本店の大福2種類
http://www.tsujirihei.co.jp

こちらの大福では、どちらも餅部分に羽二重餅を使用。柔らかいのに、ベタベタ感がなくさらりとした舌触りで、実に私好みでした。

生茶大福(左)

中身は抹茶あんと書かれていて、確かに濃い緑色をしていましたけれど、個人的には茶の味はさほど感じませんでした。
どちらかというと、アクセントであるクリームの主張が強く、いわゆる「クリーム大福」な感じ。
餡部分と餅部分がほぼ同じ食感で、クリーミーに食べられたためかもしれません。

宇治有機抹茶入大福(右)

こちらの餅は抹茶の粉でコーティングされていましたが、意外と直接持ち上げても指につかず、さらりとした感触だったので驚きました。
こちらもクリームが入っていますが、餡の種類が黒糖餡のためか、クリームはそれほど感じませんでした。
抹茶粉の品のいいほろ苦さと、餡が生み出す甘みの調和がとれていて、これは美味。

大きさは小さめですが、満足感のある一品でした。
ネットショップの方を見ると、他にもいろいろ抹茶菓子があり、注文したくなってきます……。

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京都の和菓子屋・五建ういろの「抹茶だんご」「ほうじ茶だんご」
http://www.gokenuiro.jp

あえて、看板商品のわらび餅やういろうではなく、団子を頂いてみました。
惹かれたのは、なんといってもこの色! 凄まじい濃茶色と焦茶色で、黒光りしています(笑)。

まず、食感。
柔らか過ぎることも硬過ぎることもなく、良い噛み応えです。
私は元々「もちもち食感」と銘打たれたお菓子が好きで、コンビニスイーツ等でもよく購入しますが、あれらの多くは「ぷよぷよ」や「ぷにゅぷにゅ」というべき食感であって、この団子こそが真の「もちもち」だな……!と、擬音たっぷりで頭が悪そうな感想を抱きました。

それから味。
程よい甘みが効いていて、お茶請けにいい塩梅です。
ただ、色の濃さから期待したほど、抹茶とほうじ茶との間に味の差はないと思いました。もっともこれは、食べるときに焙茶を飲んでいたので、ぜんぶ焙茶に混ざってしまったのかもしれません。

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木曽口・中津川の松月堂の栗きんとん。
http://www.syogetsudo.jp/webshop/

久し振りに頂きました。
「栗きんとん」とだけいうと、おせち料理に入っている栗餡のイメージがありますが、中津川の「栗きんとん」は、栗を漉したお菓子。言うなれば「和菓子版マロンシャンテリー」ですね。

大きさは横幅3.5cmくらい。
色は、かなりくすんでいますが、それもそのはず。なんせ、原材料は栗と砂糖だけ!
非常に素朴で、確かに素材通りの味がします。しかし非常に濃厚で、後味が残るのが実に不思議でした。
サイズは小さくても、十分な満足感がありました。

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豊島屋は「鳩サブレ」が有名過ぎるため、鳩サブレ専門店のように錯覚してしまいますが、こちらの「きざはし」も人気商品とのことなので、いただいてみました。
https://www.hato.co.jp

私は求肥が好きなので、棒状で厚みがある求肥を思う存分味わえるのが嬉しい一品。
やわらかくほのかに甘い口当たりは、信玄餅をより上品にした感じです。

最初からきな粉が薄くついていますが、別袋で「添え味」として焦がし黄奈粉が添えられています。これを付けると、少し香ばしく苦みのある大人びた味わいに変わりました。
ところがこの添え味、残念ながら1箱に1袋しか入っていません。量は十分ですが、1箱分のきざはしを一気に食べない場合は、どう使ったら良いのか困りました。

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「鳩サブレ」で有名な、鎌倉の豊島屋本店の裏にある和カフェ「豊島屋菓寮・八十小路」で、段葛さくら餅と抹茶のセットを頂きました。
https://www.hato.co.jp/hatokoji/index.html

デパートの地下に入っている豊島屋は「鳩サブレ」しか扱っていないので、本来は和菓子屋だと知っていても、実際に豊島屋の和菓子を食べたことはありませんでした。
さくら餅としてはいわゆる「長命寺」のタイプですが、ペタンとした平らな形状です。
こちらのさくら餅は、生地も白ければ中身の餡も白い桜餡。そして、餅を2枚の葉で挟んでいるため、桜の塩漬けを食べているような感覚がありました。普通、1枚の葉で包んでいるから、葉が口の中に入って来ない部分が多少あるものですが、この形状だと確実に葉が口に入ります。私は桜の葉はそれなりに好きなので良かったですが、葉を一緒に食べないという方には不向きですね。
抹茶は、クリーミーな裏千家風でした。