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ゲーム本編シルヴァラント編終盤行程より。


 ロイド・アーヴィングには学がない。
 学はないが、彼には誰にも負けない野生の勘がある。嗅覚と言っても良い。度々彼を窮地から救ったその感覚が、今激しい違和感を訴えている。ロイドはその内なる声に突き動かされるまま、目の前の揺るがぬ背中を睨み付けた。
 金で働く傭兵だと聞いた。確かに剣の腕は立つ。エルフ族ではないらしいが魔術まで操り、攻撃と癒しの手を使い分けて自分たちを助けることしばしば。その上何時でも冷静で、指摘は常に正しい。
 けれど──
「なぁ」
 本当に道はないのだろうか。
「本当にないのか」
 二つの世界を共に救い、コレットを犠牲にせずに済む方法は。

 傭兵は一度立ち止まり、振り返らないまま問い返した。
「なぜ、私に問うのだ」


反発しつつも、ロイドには「クラトスはなんでも知ってる」と思う気持ちがあるのでないか。6割の野生の勘と、4割の甘えで。
もう少し練れば長いお話になりそうです。

確かマナの守護塔攻略後だったと思いますが、TOSゲーム内のあらすじに「神子の再生の旅に疑問を持つが、強引にクラトスが続けさせる」と言う文面がありました。プレイ時はそこまでクラトスに指図されているとは思わなかったのですが、この粗筋からすると、プロット段階のシルヴァラント編はもっとクラトスが導いているようなお話だったのかも知れない……と思わされます。

6月1日~30日の期間中、「最終封印強化月間」を開催致します。
寝ても覚めても最終封印! その他の執筆は致しません。月内3回更新を目標にしています。
で、その前にAKCでリプライスを一作やっておかないと、年間目標達成に支障が出るなと思ってるので、今はその辺を考え中。ゼロス題も、もう少し進めておきたいですね。

更新というほどじゃないので、ついでにこの場でご報告。
「最終封印」次回予告ページを、大変久し振りに更新しました。予定日、出ました。抜粋も変えてます。

ゼロス30題「仮面」アップ。
舞台設定をメルトキオにしていたのですが、アルタミラの方がいかにもと言う気がした為、アップ前に変更しました。変更漏れがあればご指摘下さい。
ゼロスで仮面ときたら、仮面美剣士や、彼が日頃被っている仮面(表情)をネタにするのが普通かな、と思ったので、敢えて文字通り「仮面」のお話にしてみました。結果、ゼロス話というよりオールキャラ小話になってしまいました。

これで完遂まであと7題。
次にどの題が埋まるか分かりませんが、終わりが見えてきた気がします。
なんとゼロス題への挑戦を始めたのは2005年1月なんですね。こんなに時間がかかってしまって、ちょっと予想外です。
気が早いですが、ゼロス題が終わったらしばらくお題はお預けにして、書くと言っていながら保留になっていたネタで遊びたいなぁと思ってます。具体的にはコレットとしいなのお話と、サブキャラのお話と、リクエストで頂いていたお話。
ただし、ラタトスクでの内容によってはまた考え直す必要もあり、今後の展開は不明です。

まさかの「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」ブルーレイディスク版販売。
http://www.animate-shop.jp/ws/commodity_param/ctc/bd/shc/0/cmc/4086702/

でも再生機を持っていないし、コレクターズエディションとエクスフィアエディションの両方あるせいで既に8本も持っているし、安くもないので、これは買わないだろうなぁ。DVDと次世代DVDの映像美の差なんて、正直気にしてないですし。
と言うわけなので、これをネタに鑑賞会を催す事はないと思います。
ああ、でも期間限定だとか描き下ろしだとか言う言葉には弱いので、なるべく見ないようにしておこう。
それにしても、結局テセアラ編は出ないのでしょうか。まさかこれの売れ行き次第なんて事はないですよね?

ゼロス30題「料理」に3作目(C)アップ。
3作目のネタはあるけれど書かない、と言っていたのに嘘つきで申し訳ありません。
どうしてこのお題だけ複数作書いてしまうのだか不明ですが……食は生きることに直結するから、色々な組み合わせで考えたくなるのかも知れません。今回のしいなで、ゼロスとテセアラ組全員を同じテーマで絡ませることが出来て満足です。

しいなとゼロスがどうして知り合ったかは、攻略本やドラマCD等でも明かされていないですよね? 私の中に限っても色々なパターンが考えられますので、今回のお毒見役も一案として考えて頂ければ幸いです。