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第6回は、しいなから。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

まず除外される台詞は、公式で使用している下記2点。
「待て!…この中にマナの神子はいるか?…覚悟!」(GC)
「だからってテセアラを見捨てることは出来ないよ! あたしには分からないんだ」(PS2)

他に、しいなの名言として誰もが思い付く台詞というと……
あれ?
雷の神殿やテセアラ救いの塔の離脱シーン等、名シーン担当箇所は多いと思うのですが、あまり台詞が思い当たりません。

ということで、しいなへの愛が不足しているのか、全然思い付かなかった私が捻り出したのはこの台詞です。

契約者しいなの誓いはただ一つ。
自分が自分らしく生きられる世界を…誰かが無意味な死の犠牲にならない世界を取りもどす! それだけだ

少し狡いチョイスになりましたが、オリジンとの契約に対して誓った言葉。
しいなが精霊にする誓いは、どれも非常に高尚ですが、彼女は意外とサラリと誓いを言えてしまうのですよね。それだけ、彼女の志は高く、真っ直ぐなんだと思います。
そんな中、このオリジンとの契約時の誓いは、ヴォルトとの契約時と並ぶ、熱い契約台詞です。
その熱さを更に高めているのが、結びの「それだけだ」。単に「2つの世界を1つに戻す」だけでも良かった筈なのに、とんでもなく困難な誓いを掲げておいて「それだけ」と言い切ってしまう辺りが、格好いいです。

次回は、みんなの人気者・アホ神子さまです。

第5回は、クラトス・アウリオンから。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

まず除外される台詞は、公式で使用している下記2点。
「なるほど、この少女が今回の神子なのだな」(GC)
「その劣悪種の傷み、存分に味わえ。…地獄の業火でな」(PS2)

私はクラトスファン故に、彼の台詞に対してあまり客観的な評価ができませんが、この他のクラトスの名言としては、下記が良く上げられているようですね。
天使疾患1回目の野営時の「人は…どうしようもなく無力だ…」。
スキット340番「ロイドの両親」の「知らなかったことが罪なのではない。知らなかったことにあぐらをかいて、恥じる心を忘れることが、罪なのだ」

以上を除いた上で、私が選ぶのはこの台詞です。

おまえは疑問を抱いた。思考を停止させなければあるいは何かが変わるかも知れぬ

イズールド付近にある、クラトスのフィールドスキットの台詞です。
世界再生に疑問を抱き始めたロイドへの台詞ですが、クラトスの過去を知っていると、疑問を抱いても思考は停止していたクラトス自身を皮肉っているのかな、とも感じさせます。

クラトスは、近年の作品だと「親バカ」的な扱いが多い気がします。
確かにそういう側面もある人物ですが、ゲーム本編のシルヴァラント編だと、指導者として厳しくロイドに接している局面の方が圧倒的に多いです。例えばシルヴァラント救いの塔行き前日に聞ける会話イベントでの、この台詞。
「一番大切なところで神子の力にたより、すがることが守るということなら、私の知らない間に言葉は随分とさまがわりしたのだな」
かなり手厳しいですね。
今回選んだ台詞も、やや厳しいですが、世界再生の歪みに気付いたロイドを褒める気持ちを抑制し、その先へ更に進んでいくよう期待を込めています。複雑な立場にあるクラトスの、精一杯の言葉なんだと思えました。
……名台詞というには、ちょっと妄想で補い過ぎでしょうか(苦笑)。

次回はしいなです。

第4回は、リフィル・セイジから。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

まず除外される台詞は、公式で使用している下記2点。
「…心配だから私も手伝うことにするわ」(GC)
「人は業が深い生き物。だからこそ、生きている限り、業を背負い続ける覚悟がいるのよ」(PS2)
弟同様、どのシーンで発した台詞かちょっと思い出せなくて苦労しました。後者は、エクスフィアの製造方法を知った後で、エクスフィアを使って戦い続けることを決意したときの台詞ですね。

他にリフィル先生の名言として思い浮かぶのは下記です。
「あなたの理想が息づく世界で私の心は生き続けるわ。でもあなたの理想がついえたらそれは私の希望が死ぬ時。希望を失って生きつづけるのは死ぬより辛いことではなくて?」
「わからないのなら人が生きるということがどういうことなのか、これからの人生で学びとりなさい。それが、あなたの先生としての最後の教えです」
テセアラ救いの塔の離脱イベントですが、ここに限らず、リフィル先生が長台詞を喋るときは、名言ポイントだと思います。

というわけで、私が選ぶのも長台詞からの抜粋です。

私は、もうその弱さをうらむことをやめるわ。
私のうらみは何も変えてくれなかった。
世界を変えるためにはまず…私が変わらなくては。

デリス・エンブレムの罠から解放されるときの台詞です。
「恨みは何も変えてくれなかった」という下りが、個人的な決めポイントでした。
「人を呪わば穴二つ」ということわざがあるように、相手にも自分にもマイナスにしかならない感情。それが“恨み”ですが、実際にこれを抑えようとするのは難しいんですよね。これも、“人間の業”なのかもしれません。

次回は、早くもクラトスです。意外と選ぶのが難しそう……。

第3回は、ジーニアス・セイジから。
率直に言って、苦労しました。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

まず除外される台詞は、公式で使用している下記2点。
「ボク、どんどん人間が嫌いになってくみたいだよ」(GC)
「ロイドといたら、ボクの人間嫌い…治るような気がする」(PS2)
まさかの人間嫌いネタ2連続でした。
しかも、どこで発せられた台詞か分かりません。後者は恐らくヘイムダールの星見(ジーニアス好感度1位)ですが、自力で聞いたことはない台詞です。

ジーニアスの名言は、ちょっと思い浮かばなくて、シルヴァラント救いの塔でロイドを引き止めるシーンや、テセアラ救いの塔で離脱するシーン等、印象深い箇所は多いのですが、名言とは言い難いのですよね。
そんなわけなので、とても苦労しつつ私が選んだのはこの台詞です。

ここから先は、たぶんボクたちでやらなきゃならないんだ

スキット290番「ボクたちの使命」での台詞。
ハーフエルフ禁制の土地ヘイムダールに、ロイドの尽力によって入れてもらうことができたジーニアスが、感謝と共に告げる決意の言葉です。

ジーニアスは、シナリオ上だと被差別種族であるゆえの暗い台詞や、他人についてどうこう言う台詞が割と多かったですが、ここで初めて、社会に文句を付けるだけでなく、自分たちでなんとかしようと前を向いた気がします。
そしてこの台詞が、世界再生後のセイジ姉弟の活動に繋がるんですね。

次回は姉さんにバトンタッチします。

第2回は、コレット・ブルーネルから。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

まず除外される台詞は、公式で使用している下記2点。
「だってきっとこれが天使になるってことなんでしょ?」(GC)
「すごく嬉しくて泣きたいぐらいなのに…。私、涙も出ない。ごめんね…」(PS2)

他にコレットの名言といって思い浮かぶのは下記です。
「すべては許されないかもしれません。でも償うことはできます。あなたの中にも神さまはいるでしょう? 良心っていう神さまが…」
これはラスボス戦前の台詞ですが、似たような台詞はほかのシーンにも多数あります。コレットの信仰が理解できる素敵な台詞揃いですが、それらはすべて類似台詞として断腸の思いで除くことにします。

以上を除いた上で、私が選ぶのはこの台詞です。

その時は私も戦うかもしれない。
私もシルヴァラントが好きだから。

この台詞は、口に出しているのはロイドですが、コレットが書いた言葉を読んでいるので、コレットの台詞として判断しました。
※合間に挟まれる“…”は割愛しています。

いつも人を思いやり、自分の意志を押し通そうとはしないコレットが「戦う」と答える理由が、「シルヴァラント(世界)を好きだから」。
大切なものの為に立ち上がる心の強さも、人がその人として生きるには必要なものなんだと思いました。

来週はジーニアスでお送りします。
……1週間の間に浮かばないかもしれないけれど!