130706.jpg

東京芸術劇場プレイハウス「シレンシオ」14:00回観劇。
http://www.nevula.co.jp/silenzio/

2010年の「空白に落ちた男」再演(以降、前作と記載)で首藤氏を知り、以来再々演を願い続けている身です。当然、本作品が同じ小野寺修二&首藤康之タッグの新作と聞いて、即チケットを取りました。

そんな待望の作品でしたが、率直に述べると消化不良でした。
前作は主軸となるストーリーが明確に見えていましたが、今作はストーリーがあったのかどうかも曖昧。警察に追われているような素振りや、弟が云々という台詞もあってミステリー調だったのですが、全体を繋ぐ糸にはなっていなかったと思います。
謎ばかり提示して、感じさせよう、考えさせよう、とされているようで、くたびれました。
「伝説を越える」ことは「伝説を作る」より難しいですね。

今回は、ゲストに女優・原田知世嬢を迎えているため、観劇前は失礼ながら「パフォーマンスとしては前作より劣るのではないか」と密かに心配していました。
しかし彼女には大きく身体能力を問う振り付けは要求せず、すっきりした立ち姿と物問いたげな視線を使わせることで、動の中の静として働いていたように思います。
首藤康之氏はやはり稀有なダンサーだと実感しました。バレエ由来の動きが本当に滑らかで美しい。最後のシーンは床にバラまかれた花が邪魔そうで、跳躍演技には少しハラハラしました。
小野寺修二氏は、独特の笑いの間がやはり抜群。最終的に小野寺氏が死んでしまう二篇のエピソードは面白かったです。

東京芸術劇場プレイハウスでは初めての観劇でしたので、箱の印象も。
前方席は段差がなく、背の低い私は非常に見辛かったです。1階後方から2階センター辺りが見やすそうでした。
手頃な大きさの舞台ですが、個人的には、今回の作品に対してステージが大きすぎる気がしました。6人で使うには広々していたのです。その分ダイナミックに使える利点はありますが、上手下手に分かれて別々に動いたときに、全体像を掴むことが難しかったです。
でも客席はしっかり埋まっていたので、観客を取り零さないという意味ではこれが良かったのかな。難しいところですね。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)