三本足鳥の囀＠麻生壱埜

先日は、「夜の写本師」をおお勧めいただき有難うございました。ダークなので好みは割れるかもしれませんが、面白かったです。
電ファミニコゲーマーの記事内で、鎌池和馬氏が「ライトノベル初期は物語の舞台として世界全体を作っていた、中期はより箱庭的で街や学校という限定した舞台を作っていた、今の世代は雰囲気さえあれば良い」と分析されていました（麻生による解釈＆要約です）。そこからするとオーリエラントシリーズは非常に緻密に舞台＝世界を作っているので、前世代的なのかもしれないけれど、私は「古き良き」と呼びたいですし、説得力のある世界を構築できるのは実力ある書き手だけだと思うので、本当に素晴らしい作品だと思いました。