3DSのバーチャルコンソールにて、ゲームボーイのアクションRPG「カエルの為に鐘は鳴る」を遊びました。クリア済み。

カエルの為に鐘は鳴る

GB最初期の名作と言われる作品。個人的に、名作とは呼ぶには少し物足りないと思いましたが、軽く遊べる佳作でした。

お話はコミカルですが、2人の王子の友情というテーマは一貫しているし、ただのパロディタイトルかと思いきや「だから、カエルの為に鐘は鳴るなのか!」と納得する要素もあり、素直に楽しめました。
ただ、結末は期待しすぎたかな。少し長いラストバトル演出も含めて、拍子抜けしました。
オチの台詞は、結構インパクトがあって、色々と複雑な考えを抱かされました。詳しくはネタバレエリアで後述します。

バーチャルコンソールは初めて遊びましたが、ゲームボーイの画面をNew 3DS LLの画面サイズまで拡大されると、少し厳しいですね。モノクロであることは味に感じられても、画質の悪さはストレスになると思いました。
クリア後に、オリジナル同等の画面サイズでプレイする方法に気付きましたが、これはこれで画面が小さ過ぎて辛かったです。

カエルの為に鐘は鳴る(フィールド)

システム面は、一見「ゼルダ」風のアクションRPGに見えますが、実態は違います。
戦闘は敵に接触するとオートで始まり、それまでに獲得したパワーアップアイテム次第で敵を倒せるか否か決まります。順番通り進めないと絶対にクリアできないので、「アクションRPGの外観をしたアドベンチャーゲーム」というのが正確かな、と思います。
ダンジョンの攻略としてジャンプアクションもありますが、これも適切に変身していけば進むパズルチックな作り。一撃死するエリアの存在を除けば、難易度は適当でした。

物語を引っ張るのは、主人公であるサブレ王国の王子のキャラクター。なんでも金で解決したり、大言壮語を吐いたり、とにかくお調子者ですが、常に全力を尽くしているので好感を抱けました。

続きは、エンディングについてのネタバレ感想です。

ミルフィーユ王女がマンドラか、マンドラがミルフィーユ王女か、両者は「同じ」かもしれないけれど、王子の心情的には著しく違いますよね。ミルフィーユ王女の「悪い魔女」演技は、かなり堂に入っていたし……。
もしやリチャードはその懸念を拭えず、チャッカリ者だけに身を引く形で逃げたのでは、という気持ちになりました。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)