現在地:Chapter 11「罠」終了
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
感想内には、映画・アニメのネタバレも含まれます。
FF15に対して、「ファンタジーじゃない」という批評があるらしいですが、それはFF7を遊んだ頃の私が思ったことだな、と思い出しました。
FF7で携帯電話や自動車が登場したとき、FFの「ファンタジー」とは中世風の剣と魔法のファンタジーではないのだと思い知りました。実は、発売当時はそれが理由で、私はFF7が好きではありませんでした。
固定観念を捨てて、なんでも楽しむ気持ちを持っている今では、リメイクFF7も期待しています。
参考記事
恋人を失くして列車の座席に一人座る黒服の男……。シャドウハーツを思い出して、ぐっと来ました。
途中下車の旅
冒頭に「ぶらり」と付けたくなるメインクエスト名。
しかし、美しい風景や列車を楽しむ旅とはいきません。キレやすい現代の若者であるグラディオに怒鳴られ、子供から「黒服のお兄さんたち、怖い」と怯えられ、散々な気分になりました。
グラディオは、自分が仕えたい「理想の王様像」をノクティスに押し付けているように感じてしまいます。
また、私は「ノクトよりイグニスの方が大変な状態なのだから、イグニスを思いやるべきだ」という論法にもカチンっと来ました。他人が客観的に比較して見てそうだとしても、ノクト自身は自分の気持ちを抱えるので精一杯ということもあるのだから、そういうときは一方だけを思いやるのでなく「お互い様」の精神をとるべきだと思うのです。
……と、ゲームキャラに本気で議論を吹っ掛けても仕方ないのですが(苦笑)。
王たるもの 軍師たるもの
王家の墓があるという鉱山へ。
道中、グラディオから一々嫌味臭い注意や罵声を浴びせられて、終始イライラしました。割と本気で、戦闘で鬱憤を晴らす感じ。
キャンプをしても空気が重く、癒しの存在であるプロンプトの写真選びも無言。ああ辛い。
この設問に至ったとき、本音は「やめたい」が120%でしたが、そんな弱音を吐いた日には、グラディオから盛大な罵倒を浴びせられるのが目に見えているので、「続ける」と選んでしまうところに、私も結構小心者だなと思いました。
肝心の墓の入口には、気持ちの悪い卵が産みつけられていて、ギョッとしたところに出たー!
最後はイグニスが美味しいところを持っていく戦闘で、敢えて同行を強行した意味を感じたし、この後、先に不満を感じていたことについて代弁もしてくれて、本当に心が晴れました。
仲間のギスギス感が失せたので、これで少しは楽しい旅路に戻れるでしょうか。
……と思いきや、密かに列車に乗り込むアーデンの姿と、Chapter11「罠」という直球のタイトルが来ました。
列車にせまる危機
体感20分程度という、過去最短のチャプター。
決定的瞬間がまさに瞬間の出来事すぎた上、その後の展開も唖然としている間に終わって、スクリーンショットが撮れませんでした。
まず、アーデンを追い掛けて攻撃するシーンにて、彼が本気でなぜノクトに怒られるのかわかっていない雰囲気を感じたのですが、精神的におかしいタイプなのか、と疑って片付けてしまっていました。
地上・空中から襲われる列車を守る戦いは、なかなか白熱。
PVにあった揚陸艇に飛び移っていくシーンは、ここだったのですね。空中戦は、FF15独自の面白さなので、もっと多くても良いくらいだと思います。
しかし、結果としてノクトがプロンプトを攻撃し、列車から突き落とすことに。
「え、えええええ!!」と驚愕するしかありませんでした。プロンプト視点でこのチャプターを頭から思い返すと、とんでもなく意味不明で、なんとも申し訳ない状態。
この入れ替わり劇、ネタバラしが一瞬過ぎて、理解できないプレイヤーも多そうですが、「この先どうなるんだ!?」という気持ちになり、Chapter10で底辺まで下がっていたテンションが急上昇しました。