仲間語り編第二回。
今回は、いわゆる「女子３人組」（右側）について。特にネタバレ配慮はしませんので、最後までクリアされていない方はご注意ください。
現在DQ11プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
ベロニカ
プレイ日記#03で書いた、出会い頭の「リナ・インバースだ！」という印象を最後まで裏切らず、終始お気に入りでした。猫（カリン様）も可愛かったしね！
お気に入りポイントは、プレイ日記中にも書いた気がしますが、シルビアが船を持っていると知った瞬間、手のひらを返し「ただ者じゃないと思ってたのよ！」と持ち上げるところです。
何より、造形は幼女で小さな体やぷくぷくした頰が可愛いけれど、中身は大人で使命感を持った女の子という組み合わせが良いのです。これが、単に早熟なだけの子供だったら、これほどいい印象は持たなかっただろうなぁ。
つまり、合法ロリ最高！
……すみません、調子に乗りました。
命の大樹でのベロニカの献身は、本当に衝撃でした。正直、序盤に「勇者の奇跡」で助かるシーンが複数あったし、ドラクエだからという気持ちもあって、命の大樹での敗北後もみんなが無事だったことに疑問は抱いていなかっただけに、余計印象的でした。
あのベロニカは、最期に何を言ったのか、それは未だに気になります。
逆に、過去に戻ってからはそれほど見せ場もなく、戦闘でもあまり出番がなかったのは残念だった気がします。
セーニャ
パーティ内で唯一踊り子の服を装備できるくせに、つられて踊った時のワンテンポずれてる感が可愛いセーニャ。
私はセーニャに、SFC版「V」を遊んでいた時に投影していたフローラの理想像を見た気がしました。
「おっとりした心優しい天然系お嬢さん」というキャラクターは、私が知る限りここ10年くらいゲーム界の絶滅危惧種でしたよね。フローラが「いたスト」で変なキャラ付けされたと聞いた時は悲しかったし、TODリメイクでフィリアが腹黒設定にされたのも非常に悔しかったのです。
そんな「お嬢さん」系キャラクター好きの無念を昇華してくれるような、本当に可愛いお嬢さんでした。
二人で加入することもあって、最初は「姉とセット」、悪く言えば「姉のおまけ」という印象だったセーニャが、ひとり旅とベロニカの死を乗り越えて成長した姿にはとても感動しました。
もっとも、攻撃魔力が低いので賢者としては少し使いにくかった印象。僧侶専業の方が、私には扱いやすかったです。
異変後の展開では完全にヒロインだったと思うので、このセリフを言わせておいて、主人公と結ばれず、記憶も戻らないというオチは、ちょっと悔しかったです。
幸せになって欲しかったなあ。
シルビア
一番予想外のところから、私の心をグサッと突き刺してきたキャラクター。
私は利己的な人間なので、キャラクターとしてもそういう人に共感するのですが、この人は終始「人のため」に行動しているところに感服しました。
実際の戦闘では、スキルは面白いもののステータスの凡庸さで器用貧乏という感じですが、設定上は剣の腕も一流、性格は明るく優しく騎士道精神に溢れ、馬の扱いにも長け、ラスボス前に戦意を失う仲間を叱咤激励する、という主人公ポジションまで持って行く万能超人。
しかし神は、彼に女の子の心を入れてしまったのでした（笑）。
オカマ、もといオネエという設定について、男の名前を呼ばれたら否定するんじゃないかとか、怒ったり凄んだりすると男口調が垣間見えるんじゃないのかとか、男性陣へのセクハラがあったりするんじゃないかとか、最初は心配していました。
でも蓋を開けたら全部杞憂というか、全て飛び越えたところにいる最高に格好いい姉さんでした。
素の魅力値が低いのが、意外なくらいです。
父親との和解は拍子抜けしたけれど、この父子はこの父子で、可愛いです。
門下生たちもシルビアの正体はなかなか気付きませんでしたし、実の親からしたら衝撃的な変化のはずですが、すぐ見破った上で、丸め込まれてしまうチョロ甘具合が良い……というのはシルビアじゃなくてジエーゴに対する感想ですね。
ちなみに、ゴンザレスとの会話は、「V」のヘンリー王子のセルフオマージュでしたが、あの会話を聞くに、主人公よりよほど悪戯っ子というか、どこが「生真面目」だ！と思いました。盾おじさまの目、やはり節穴なのでは？