花とゆめCOMICS「かげきしょうじょ」6巻感想
文化祭オーディション後半戦。
安藤先生の台詞読みを、みんなが真面目に分析したり吸収しようとしている中、1人「イケボ」と浸っている委員長が可愛かったです。彼女は、超真面目で堅いのにミーハーなんですよね。そんな隙のあるところが好きです。
変化球で来たさらさのティボルトは、委員長と同じ土壌で戦ったら勝ち目がないと思っていたので、概ね想定内でした。
委員長が落ちたのは悲しいけれど、さらさとの対決だった時点で予想はしてました。
逆に、前巻で覚醒演技を魅せた奈良っちがオーディション落ちしたのは、ちょっと勿体なかった気もしますが、山田さんが認められて嬉しいです。セリフはトチらなかっただけ御の字!という感じだったのに、歌で一発逆転しましたね。
そして、その山田さんを覚醒させたのは、結果的にオーディション落ちした委員長や薫の発言、というメンバーの繋がりも愛おしくなります。
何より、山田さんにコネ疑惑がかかったときに、怒った薫が言い放った台詞が最高に格好良かったです。
彩の家は 普通のパン屋さんだから!
仮にコネだとしたら みんなパンに負けたってことよ!
人じゃなくて 小麦粉とイースト菌に 負けたのよ
暁也とさらさが付き合うことになった経緯に、煌三郎お兄さんの存在が関与していたのは予想外でした。何と言っても、さらさと煌三郎お兄さんの関係性が、全然わからないんですよね……。