PS4「JUDGE EYES:死神の遺言」先行体験版を遊んでみました。
http://ryu-ga-gotoku.com/judgeeyes/

ジャッジアイズ 死神の遺言

既に「キムタクが如く」という通称が定着していますが、確かに木村拓也氏(以下、キムタク)で「龍が如く」をしている、としか言いようが無く、且つそれが全てなゲームだと感じました。
単にシステム踏襲というだけでなく、舞台も「龍が如く」と同じ神室町なので、もし街角から龍が如くのキャラクターが登場しても、まったく違和感はないでしょう。

神室町

また、龍が如くシリーズ自体が芸能人を起用してドラマ風に作っていた作品だったので、主人公がキムタクでも自然に感じました。

実在の人物をゲーム世界に落とし込むときに気になるモデリングは、予想より巧緻。

八神隆之

スクリーンショットで見たときは妙に脂っぽく感じたのですが、単にライティングの問題ですね。でも、本編中の髪型はワックスつけ過ぎだと思います。

体験版が面白かったかと問われると、まだ未知数という印象。
基本的には「キムタクを操作する」ということ自体を楽しむゲームだと思いました。
冠が「リーガルサスペンス」というくらいだから、メイン脚本はシリアスなんでしょうけれど、キムタクが風俗街でバレバレの尾行をしてる姿はギャグにしか見えません。

ゴミ箱

ゴミ箱を抱えて殴りつけるキムタクなんて、このゲームでしか出逢えない!(笑)
障害物を飛び越えられなくて転がったり、殴られて転がったり、という情けない姿も結構晒します。私の操作が下手だからですが。

周囲のオブジェクトを活用する戦闘は快適です。
ノーマルで遊びましたが、雑魚戦は暴れまわって爽快、ボス戦は回避やガードを上手く組み込む必要があって歯応えもあり、思ったより真面目な難易度でした。

戦闘

逃走する相手を追い掛けるチェイスは、障害物レースと思えばそれなりに面白かったです。
逆に、戦闘とチェイス以外のパートは微妙だと思いました。
そもそも尾行パートが面白いゲームってあまり思い付かないのですが、本作は目標の姿が見えなくなるギリギリの位置で攻めようとしても、一定の場所に進まないとイベントが展開しなかったり、先回りが許されなかったり、あまりに自由度がありません。

尾行

探索パートは拡大して気になるポイントをクリックするだけなど、システム周りは一昔前のゲームという印象。

探索

ただ、ムービー頼りでないところは好印象でした。
龍が如く6の体験版は、ゲームパートに入るまでの導入が長過ぎてダレてしまったのに対し、このくらいのプロローグで動かせるようになるのは適当だと思います。

お話は、ひとまず導入は過不足なく適当。
せっかく「ヤクザ」という前提を取り外したのに、ヤクザ者っぽいキャラクターが多いのはいささか残念ですが、台詞回しに軽妙さがあってドラマっぽさを出す狙いは成功していると思います。

探索

逆ギレした馬好き探偵の「俺にはな 俺の返済計画があんだよぉ!」という台詞は笑えました。まったく同情しないけれど、捕らぬ狸の皮算用してしまう気持ちはわかります。
法廷パートが存在するなら、応酬にも期待できそうです。

今のところ、ゲーム自体より、芸能人を起用してのイベント発表同日から体験版配布という広告宣伝戦略に対する評価の方が高いかな、という感じですが、せっかく新規IPで注目もされているので、面白いゲームであって欲しいですね。

JUDGE EYES:死神の遺言

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