PS4版「真・三國無双8」無料共闘&体験版を遊んでみました。
https://www.gamecity.ne.jp/smusou8/
「真・三國無双8」は、今年2月発売のアクションゲーム。
11月1日から配信された無料共闘&体験版では、下記の通り「基本無料ゲーム」的な仕様になっています。
- 製品版/武将使用権利用ユーザーに対し、オンライン協力プレイできる。
協力プレイ時の操作キャラは、武将使用権で購入したキャラクターまたは日替わり無料武将6人から選択可能。 - 総勢90名の武将から3名を選んで、ストーリー序盤を体験できる。
- 別途有償の「武将使用券」を購入することで、気に入った武将のストーリー全部を遊べる。
正直、製品版を購入して90名もの武将で遊ぶとは思えないので、興味が湧いたキャラクターだけ選べるこの方式は、ユーザーにとっては有難い方式だと思いました。
なお、私は中国史が苦手で、三国時代については子供時代に岩波少年文庫版「三国志」(上中下)を読んだ程度の知識しかありません。
吉川英治先生の「三国志」は、数回挑戦したのですが、途中で挫折。似たような漢字名前が出て来ると混乱するので、中国史が向いてないんだと思います。
それでも、三国志自体には興味があるので、ゲームなら続くかなと思ってプレイしてみました。
真っ当な歴史物だと思っていたので、初っ端、OPやローディングの演出が、古代中国らしからぬ雰囲気で少し戸惑いました。
デジタルな空間で趙雲が鎧を身にまとっていくこのシーン、聖闘士星矢か魔法少女の変身バンク、またはロボットアニメの兵器換装にしか見えません。
態々突っ込まずにいられないくらいインパクトは強いので、それを狙ったのであれば完璧だ!と思います。
トライアルチケットの1枚目は、曹操に使いました。
特別好きなわけではなく、武将使用権を購入する場合、魏のメインストーリーを楽しめるのは曹操かな……と考えたためです。
しかしよく考えたら、特に武将への思い入れがない場合、トライアルチケットではビジュアルが好みのキャラクターを選ぶべきでした。長時間そのキャラクターを操作するわけですし、フォトモードで遊ぶにしても、見た目が好みの方がずっと楽しいです。
三国志らしく、物語は黄巾の乱から開始。
この黄巾の乱鎮圧の任を受けた曹操が、チュートリアルに従って周倉含む黄巾賊を撃退した後、兵士に話し掛けて本陣に移動したところで体験終了しました。
歴史上の時代背景、登場人物の説明などもあって、結構「お硬い」作りの印象です。
体験できる範囲はあっという間に終わってしまいましたが、孫堅や桃園三兄弟も登場し、一応三国志らしい、群雄割拠の雰囲気は伝わってきました。
風景は、単純に美しいとはいえないけれど、少し鄙びた村の貧しさ、乾いた大地の空気が伝わってきて、これまた三国時代の中国らしさを感じます。
イベントシーンは、ほぼバストアップか棒立ちで会話するだけで味気ないですが、武将の数と三国志の物語の量を考えると、ボイス収録だけでも結構な分量でしょうし、これは仕方ないかな。
遊んでいて気になったのは、時々、画面左上に「夏揮、張白騎を撃破!」などとシステムメッセージが表示されること。最初わからなかったのですが、どうやらプレイヤーが何もしていない時でも、各地で戦闘が起きて、味方の武将が勝手に勝ったり負けたりしているようです。
本作は歴史のif展開は用意されていないため、それで展開が変わることもないのでしょうけれど、ちょっと焦りますね。
戦闘は、難易度「普通」だと、多少レベルが低くても、サクサク敵をなぎ倒せて爽快です。純粋に攻撃範囲自体広めだし、ターゲットとの距離があると、攻撃モーションと同時に間合いを詰めてくれるという親切設計も、アクション下手には有難いところ。
しかし増援もない一戦だけでは少し物足りない、と思っていたら、ふと気付いてしまいました。
本陣へ移動させてくれる兵士に話し掛けなければ、体験版の終わりが訪れないのではーー?
と言うわけで、感想記事はもう少し続きます。