2019年2月28日発売予定のPS4版ワクワクRPG「WORK×WORK(ワーク×ワーク)たいけんばん」1章まで遊びました。

WORK×WORKたいけんばん

※Switch版は2018年10月4日発売済み。
※体験版で2章までプレイ可能。

著名開発スタッフを起用した「刺さる人には刺さる」新作ゲーム作りで有名な開発会社フリューのゲーム。
本作についても、舞台が「勇者体験ができる遊園地」で、ダンジョンインストラクターとしてお客様=勇者サマーを気持ちよく遊ばせる、という発想は面白いと思って注目していました。

勇者さまーランドOPEN

ちなみに、先行したSwitch版の評価は、フリューのゲームらしく賛否両論。これは体験してみないとわからないと思って、有難く体験させていただきました。

お客様たち(勇者さまー)を組み合わせた4人パーティで、ダンジョンツアーへ出発。

ツアー

新しいダンジョンに出発する前は、戦闘担当スタッフのところを覗区と、戦い方や弱点だとか、誰がどんなアイテムを落とすだとかいうバッグヤードの話を聞けるのが、あくまでアトラクションであり偽物というところを強調していて、雰囲気作りに一役買っていると思いました。

戦闘班ミーティング

自分で戦うのでなく、勝手に判断して戦う勇者さまーたちに適切な指示を出したり、回復アイテム(自腹)を使ってあげたり、と裏方に徹する戦闘も、個人的にはなかなか面白いです。
一度行動した後、再行動までには時間を要するので、全員に一斉指示を出すべきか、個別指導すべきか、とりあえず回復しておくべきか、敵味方の行動とタイミングを見計らって割り込むのが、インストラクターの腕の見せ所ですね。

戦闘

ダンジョンは適度な長さだし、戦闘も手軽なので遊びやすいつくりです。
ただ、各キャラクターが予定しているアクションの実行対象を示すバーを見逃すと、誰に対して発動しようとしているのかわからない、という点はフォローして欲しかったかしら。「早送り」していると見逃すことがあり、結局、通常速度でプレイせざるを得ない感じでした。

ゲームとしてはそれなりに遊べる作りだと思ったのですが、物語とキャラクターがどうにも人を選ぶ印象です。
簡単にまとめると、ギャグセンスが合わない、というその一点に尽きました。

三択でしかお話ができないタイプですね?

メタ全開の台詞も嫌いではないのですが、終始噛み合わない感じは、さすがにちょっと疲れます。単にギャグなだけならまだしも、インストラクター同士を除くと主人公を貶めるキャラクターばかりで好感がもてないし、かといって主人公は実際グズなので好きになれません。
なにより、私が嫌いな「理不尽な借金を背負う展開」があり、勇者さまーランドへの好感度が序盤で最低に落ちたのが痛かったです。

キャラクターの背景はいちいち細かく設定されていて面白いし、読ませるテキストだと思います。

ステータス

開園・閉園の演出や、ダンジョン内のゆっくりした移動などは、多少気になるけれど、作品世界の緩さを考えれば許容できる範囲だと思います。
作品のノリさえ合えば、楽しめるのでないかな。

遊園地という舞台設定や、ラバーストラップのような独特の可愛いグラフィックなど、デザイン関係は文句なく素敵でしたので、ちょっと惜しかったな、と思いました。

勇者さまーランド

ポチ夫の部屋

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