現在地:文櫂人「運命」(4通目)解決
2通目と3通目の手紙は同時に到着。
この場合、手紙の内容がリンクしていて、両方を読み終えてからパズルスタートするそうです。
まず新しいキャラクターから届いた手紙「遺言状」を読み始めます。ーーこの時点で、手紙のタイトルが不穏なことに気付くべきでした。
練炭自殺を図る男からの自殺成就を願う手紙だったことに困惑しつつ、続けて前回家の鍵問題を解決したばかりの李雯の手紙「花とぬいぐるみ」へ進みます。
……李雯ちゃん、ストーカー被害にあってるじゃないですか!?
不穏な雰囲気が漂い、不安を煽る音楽も流れる中、追い詰められた恐怖から、李雯が誤ってマンションの管理人を突き落として殺してしまう、という驚愕の展開まで、もう息が詰まる思いでした。いや、これ神様に助けを求める手紙を書いてる暇、ありますか……?
そして、突き落とし事件発生前に李雯が助けを求めた「隣の414号室」とは、明らかに「遺言状」を書いた文櫂人の部屋。ドアの内と外で同時に二つの死が発生しているなんて、李雯には何か酷い不幸が憑いているとしか思えませんね。
両方の手紙を読み終え、これは前後を入れ替えてもどうにもできない、と思ったのですが、なんと同時に届いた手紙のテキストは「左右」に入れ替え可能という、とんでもない神の能力が明かされました。
こんなの、李雯に不法侵入させるしかない!
ということで、無事クリア。
慢心を諌めるイシに対し、「人間じゃないもん、神様だもん」とむくれる主人公がおかしいです。
しかし、同様に簡単だなと思ったプレイヤーを諌めるかの如く、次の手紙ではイシのヒントはなく、3ブロックの移動に右往左往することになるのでした。
続く4通目「運命」も差出人は文櫂人で、時系列的に直接の続きのようなので直ぐに開封します。
ところがこの手紙によれば、前回変えた運命で李雯が不法侵入して危機を脱したものの、物音に気付いた櫂人が懐中電灯を点けたことで、ガス爆発が発生。李雯は死亡、櫂人の方は全身火傷を負って腕を失うも一命は取り留める、という一番望まない形に収まってしまいました。
その状態でどうやって手紙を書いたんだ、というツッコミは不可なのかな。もうこれ、直接思念を届けてますよね。
最初、櫂人はちゃんと窓を開けているし、何も火器は使っていないのになぜ爆発が発生したのかと不思議に思ったのですが、作中の用語解説を読んで気付きました。
中途半端に酸素を入れたせいで、懐中電灯のスイッチから発生した火花が引火するんですね。
ひとまず、電灯を点けてから酸素を入れれば爆発は避けられるので、「炭火を消して窓を開ける」と「懐中電灯を点灯」の行動順を入れ替えます。しかしーー
その前に、暗いまま「画架を倒したので片付けた」という行動があることで、このとき画材の毒をもらっていたという展開で結局助かりません。
どれだけ毒性の強い画材を使ってるんだと思いつつ、それなら「画架を倒したので片付けた」を最後に回せば良いだろう、とやり直し。するとーー
炭火を消すのが早過ぎて、自殺の再試行ができてしまいました。つまり「炭火を消して窓を開ける」行動は最後にしなきゃ、練炭が残っちゃうんですね。こんちくしょう!
結局、動かせるのは3ブロックだけなのに、総当たりで全パターン読むことになってしまいました。ここまで死にたいなら、願いを叶える神様としては、櫂人には触れないのが良いんじゃないかと思ってしまいます。
それでも、なんとか二人とも死なずに進んで一息つきましたが、この時点で、『あなたはさっき、すべて「S」のエンディングを選んだ』と指摘されてビックリ。
ええと、Sにしないと先に進まない、ですよね?
絶対的な「善」を選択した、と評されると、なんだかしっぺ返しがありそうで怖いですね。一方、ようやく名前が判明した主人公である願(ユアン)は「人助けができるなら嬉しいかも」と、ちょっと能天気な反応で、この先大丈夫なのか心配になってきます。
本当に願は神なのか?
そして、なぜ2人がいるこの部屋の外は赤い空で、雪が降っているのか?
(そう指摘されると、急にこの部屋の外も恐ろしく見えてくる……)
臆病なので、どうにもプレイに緊張感が漂います。
4通目でチュートリアルはすべて終了したのか、OPが流れました。
既に手紙を受け取った李雯と文櫂人だけでなく、色々なキャラクターが登場することが示唆されていて、なかなか格好良いムービーなんですけれど、先にこれを見ていたら、多分不穏な空気を感じて買わなかったな(苦笑)。
この1人と1匹は可愛いしやりとりは軽妙で楽しいので、怖い出来事が起きるのは下界のみで、願とイシの安全が常に保証されているなら、たぶん進められるだろう、と思います。
……その保証がないのが、本当に怖いのですが!