3DS「RPGツクールフェス プレイヤー」で遊べる、RPGツクールフェス製サンプルゲーム「リトルヒーローズ」をプレイ
※RPGツクールフェス プレイヤーについては、公式サイト参照。

リトルヒーローズ

可愛くてほっこりする明るい短編作品が遊びたくなり、ツクールなら該当する作品が沢山あるじゃないか!と思って選んだのですが、その期待通りの内容でした。
作品情報は下記の通りです。

リトルヒーローズ
Plain Soft氏(ID:7)
制作時間35時間13分
おばぁちゃんの腰痛を治すため、幼い兄妹が冒険をする短編RPG

クリアまでのプレイ時間は1時間。若干レベル上げ(ゴールド集め)したので、もっと早くクリアできたかもしれません。
特に隠し要素もなく、1回通してプレイすれば終わってしまうゲームですが、さすがにサンプルゲームの1本として用意された作品だけあって、少しずつハードルが上がっていく戦闘バランスが絶妙でした。山、洞窟、塔と進んで行くダンジョン毎の敵設定と、レベルアップ時のパラメータ設定が良いんですね。
これは、短編だからこそできることかもしれません。

ストーリーは本当に、腰痛で動けなくなった祖母を癒す薬を求め、兄妹があちこち巡るという、ただそれだけの内容で、ラスボスも想像通りの展開ではありましたが、テキストに可笑しみがあって、ちょっと笑えます。

あら、ヨーツーさん

酷い名前だけど、何に悩まされてこんな下がり眉になっているのか、わかりやすくて良いと思いますよ(笑)。
ラスボスのセコさにも笑いました。

キャラ数、スキル数、アイテム数も必要最小限です。でもそれを手抜きだとかは感じません。
無駄な要素を増やすとブロック数も増えますから、たぶん極限までシンプルにして面白くする、という発想なんだなと感じました。

モブも最小限しか設定されていないのですが、私が秀逸だと思ったのが、一番「いてもいなくても良い」レベルの存在である、2人の町人の台詞です。
ゲームが始まった直後、普通に歩いていくと先に出会うことになる、左右に行ったり来たりしている町人に話し掛けると「西へ東へ歩きながら考えてるんだよ」と言います。

西へ東へ歩きながら考えてるんだよ

ところが、その次の通りで、上下に行ったり来たりしている町人に話し掛けると「本物の男は北へ南へ歩きながら考えるのさ」と言うのです。
昔ながらのRPGでよく見かけた町人の行動を下敷きにしつつ、話しかける順番を想定した上で、直前の台詞をおちょくる、クスっとさせ具合が個人的に凄く好みでした。

UI関係は、たぶん「フェス」の基本仕様をそのまま使っていると思うので、特に評価はしません。タブ切り替えをL/Rキーでしようとして、何度か押し間違えたけれど、これは操作に慣れるほどプレイ時間がなかったことも一因でしょう。

ただ、お店のアイテム選択画面で下キーを押してもカーソルが下に動かない、という謎の挙動には参りました。

アイテム選択

上キーは反応するので遊ぶことはできるし、本プレイヤーで遊べる他のゲームも同様なので、フェスの仕様か私の3DSがおかしいのだと思いますが、ちょっとストレスになります。

(追記)
私の3DSの下キーが、押し込まないと反応しないだけであることが判明しました。

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