3DS「RPGツクールフェス プレイヤー」で遊べる、RPGツクールフェス製サンプルゲーム「田舎町の事件簿」をプレイ
※RPGツクールフェス プレイヤーについては、公式サイト参照。

田舎町の事件簿

作品情報は下記の通りです。

田舎町の事件簿
ゆわか(ID:5)
制作時間117時間30分
小さな田舎町に訪れた大きなチャンス! 果たしてその結末やいかに?

本編1時間、エクストラダンジョン30分程度。

田舎町の事件簿

「事件簿」というタイトルと、最初にお嬢様と執事が登場したことから、お嬢様が執事を率いて田舎町で起きたなんらかの事件解決に乗り出す系のストーリーと思いきや、ちょっと予想外の展開で面白かったです。
ワールドマップはあるものの極めて小さく、町1つ、ダンジョン2つの簡素な作りですが、不思議と十分な世界の広さを感じられました。
エンディングは固定のようですが、あるアイテムを持っているか否かで台詞が若干増減します。台詞が増えた(または減った)状態でも無理なく会話が整理するように作るのは、なかなか大変だと思いますし、ちゃんとプレイヤーの行動が反映されるところが嬉しかったです。
欲を言えば、プレイヤー自らの手で悪も成敗したかったですが……。

メインダンジョンは謎解きがメイン。

田舎町の事件簿

人形の動きを真似たり、滑る床だったり、色々と2D時代のRPGらしいギミックが満載です。
トラップに引っ掛かって町まで戻されたタイミングで、何の気なしに屋敷に戻ったら(この時点だと宿屋に泊まれなくなるので、屋敷への自然な誘導はされている)、お嬢様が倒れるというイベントに進んで、それがメインストーリー突破にも繋がっているのは、ちょっと驚きました。

戦闘はデフォルトのものですが、味方の1人が命令を聞かず、勝手に行動するので、そのことを考慮した上で装備やコマンドを決めていくことが重要でした。
成長曲線もやや独特。ガンガン強くなるのですが、敵も連動するかのように強くなります。エクストラダンジョンを無事に歩けるようになるまでは、結構大変でした。途中加入の「ケンシ」は万能キャラ且つ世界観に沿った強さを誇るものの、一人で無双はできない構成になっていて、いかにケンシを活躍させるかがキモだと感じました。これもまた、世界観と照らし合わせても良いバランスだったと思います。

本編ストーリーと別に、ゲーム中の「助けを求めている人」を全員救出するとエクストラダンジョンへ突入可能。

田舎町の事件簿

ここで戦う裏ボスが、かなりの強敵で楽しかったです。しかし、裏ボスを倒した経験値で大幅レベルアップしても、この力を振るう相手がいなくなるのはちょっと寂しい、と思いました。それも、この世界が楽しかった証左だと思います。

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