3DS「RPGツクールフェス プレイヤー」で遊べる、RPGツクールフェス製ゲーム「私はゼウスです 〜天界の旅〜」をプレイ
※RPGツクールフェス プレイヤーについては、公式サイト参照。

私はゼウスです

第二回コンテスト特別賞作品。
作品情報は下記の通りです。

私はゼウスです
スス氏(ID:8196)
制作時間543時間14分
全能神ゼウスが主人公で悪しき者どもに裁きを下すタイプの、オーソドックスなRPGです。

かなりの制作時間ですが、それも当然だと納得するボリュームと作り込みです。
まず、クリアタイムは約3時間半(メインストーリーの他に用意されている、3つのサブイベントも消化してエンディングを迎えたプレイ時間)。RPGツクールで作られた作品としては、破格のボリュームだと思います。
さらにそのボリュームが、水増しではなく、きちんと作り込まれた内容であることが嬉しいですね。

しかし、作品紹介文は大いに偽り有り(笑)。

ゼウスといえど バイトしないと ただの無職なのです

ストーリーはかなり捻くれているし、RPGツクール作品でありながら独自のシステムを満載していて、とても「オーソドックスなRPG」とは言えません。また、わざわざ最序盤のイベントで「ゼウスは主人公ではなくなった」というシステムメッセージを出すなど、完全に紹介文を裏切った内容になっています。

システム面は色々と工夫されていて、本作もシンボルエンカウントを採用していますが、これが非常に良くできています。

警戒マス

警戒マスに触れると戦闘開始する形ですが、上手くマス外から襲いかかることでドロップ率が良くなるという効果があり、いかに警戒マスをやり過ごすかを考える楽しさがあります。かと言ってそれを無視しても戦闘が不利になるわけでないという、ペナルティの低さがプレイのしやすさに繋がっていました。

戦闘自体はRPGツクールフェス標準のものですが、ボス戦は、適切に爆弾処理しないと負けるギミックなど、工夫が凝らされた内容になっています。

ボス

その為、次はどんなボスが出てくるのかと楽しみがありました。

ワールドマップは、まるで地図上から行き先の町やダンジョンを選ぶような処理がされています。

ワールドマップ

ダンジョンは、初期は一本道ですが、時間制限ありの水中面や、ちょっと頭を使うジャンプがある山、突然三択クイズが始まる遺跡など、一筋縄ではいかない作り。
ほかにも、福引き時の景品提示や、漫画の吹き出し風演出など、発想力でツクールの限界に挑戦しているな!と感じる箇所が多々ありました。

漫画風

魔法を買う金がないときに、万引きして逃げ切れば入手できるというおまけ要素には笑いました。でも万引きを成功させるのはかなり難易度が高そうでした。

キャラクターは曲者揃いですが、なんとも愛嬌があります。
特に、全知全能神なのに不況の煽りでバイトをしないと生活できないゼウスと、バイト先の脳筋店長のコンビが非常に生き生きとしていて、最後までこの二人の掛け合いで楽しませてもらいました。
ストーリーは基本ギャク調ですが、終盤はぐっと熱い展開があって、この作品らしいけれど感動のエンディングを迎えます。

作り手が楽しんで作ったんだろうな、と伝わってくる作品なので、こちらも遊んでいて楽しかったです。

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