現在地:死都アマデウス攻略終了
ドロニアの過去の追体験が終わったと思ったら、どういうわけか、ルカが馬車に跳ねられて重体に陥ってしまいました。
ドロニアが目覚めないルカのもとにいられない心情は、わからないでもないです。鍵を探さねばならないという大義名分もある。だからと言って、一切心配していないわけではなく、それを表せないだけですよね。
代わりにバルティーニ三世を遣わせた下りから、彼の正体はルカの父親(なよっとした貴族)だな、とほぼ確信が持てました。本人の依頼で蜘蛛の姿にしてあげたようだから、記憶を失い異形になっても、娘の成長を見守りたかったのかな?
ここで、突然のデッドエンドを迎えたことに唖然としました。
ちょうど先日、このところユリエッテが登場しないと思っていたのですが、こんな再登場は予想外すぎます。「自分より美しいものを許さない」とか、そういうことを言い出す人ではなかったと思うのですがーー。
スタッフロールは、早送りさせてくれても良いんじゃないかと思いました。1回目は演出として驚きもあり良かったけれど、2回目は「また?」と感じてしまいます。
ルカはいないものの時間が巻き戻り、僅かな差異によって致命的な危機を免れたドロニアは、ルカの治療に専念することに。
ドロニアもルカもいない間、馬車小屋の施設はネルドが使ってサポートしてくれるということになりましたが、「錬金釜」はまだしも、「人形製作」や「魔女嘆願」まで可能なのは、ちょっと拍子抜けしました。いやそれどころか、新しい嘆願内容が追加されていましたよ。
もちろん、これらの施設が使えなかったら困るのですが、物語とシステムが噛み合っていないのは残念でした。
また、ドロニアとルカの面倒を見てくれるマリエッタから、メイリィの死後パン屋が存在しなくなったという話を聞いて驚愕。
一軒で市内の食を賄っていたことになります。ルフラン市と言いつつ、村レベルの規模ですね!
進展は見せないものの看病で日数が進んでいく中、レキテイと人形兵は、改めて「死都アマデウス」に進撃。
アマデウスは、流れ着く遺体をたった1人の墓守が埋葬し続ける、死者の国でした。
この墓守の少女ポルテ、手や尻尾がタコっぽく見えるので、這い寄る混沌?と警戒していたのですが、アシキモノの分身と言われつつも、最後まで純真な子でした。
死都というだけあって、敵は霊魂などが多かったですが、この「聖親衛隊」という雑魚敵が、右を向いてるか左を向いてるかで右翼/左翼と名付けられているのは笑いました。
また「聖ナルシア偶像」や「聖獣ムウ」など、撃破することでカルマ上昇する敵が多いあたり、聖域らしさも強かったです。
最初は行動範囲が色々制限されていましたが、ルフラン市にバーバの弟子たちが集まるという日まで「残り5日」の時点から、地下へ進めるようになりました。
アマデウスは「壁壊し」の必要もないし、イベントマークも全然なくてサクサク進むな、と思っていたのですが、結局、最下層で引き返すことになりました。
地上で先に発生させておくべきイベントを山ほど逃していたため、地下で起きるイベントフラグが一切立っていなかったのです。地下に行くのは、「残り2日」の時点からだったんですね。
というわけで、墓守の他のもう一人の住人オラクルから「鍵を渡す」と言われた「残り2日」の当日。
死都の成り立ちや、世界を壊す「オオガラス」という厄災の邪神が存在することなど、これまで伏せられていた設定関係が諸々語られました。
そして、オラクルと共にオオガラスと戦った魔女モーラが、ある日厄の魔女フルーラとなって帰還し、「鍵」を隠すため、オラクルに不死の肉体を授けたようです。つまり、フェーネムで鍵を守っていたミノ虫公が言う「魔女」とは、フルーラのことだったのですね。
ドラキュラ伯爵っぽい見た目なので、オラクルのことは警戒していたのですが、最後まで紳士的でいい男でした。攻略と並行してトロフィーリストの妖路歴程を読んでいると、妖路歴程に綴られているのは、フルーラ(モーラ)の足跡だと思われます。その記述から、フルーラはオラクルに好意を抱いていたと読み取れるのですが、それも納得のいい男です。
しかし、オラクルからレキテイに渡されるはずだった鍵はポルテが持ち去ってしまい、最終日はポルテを追うことに。
ポルテの部屋まで追って行くと、ちょうどポルテが鍵を月光に当てたところでーー鍵が消え去ってしまいました。
オラクルが千年、生の苦しみに耐えながら「偽物の鍵」を守っていたのかと思うと、とんでもなく虚しくなりますね。
そして、鍵が1本しかないままタイムリミットを迎えたところで、魔女報告へ進みます。