現在地:ストーリークリア
面白かったです!
残念ながら、三将軍の一人目(ナイフ将軍)とラスボスにそれぞれ2回負けてリトライしたため、全勝はできませんでした。それにこだわらなければ、リトライするほど敵が弱くなるので、誰でも最後までクリアはできそうです。
ケレン味ある世界観設定に対し、ストーリーは割と普通の印象でしたが、ミナの成長物語として気持ちよくまとまっていました。
強いて言えば、5章はスラッシュの外伝的な話で唐突に感じたので、これはエンディング後に任意に遊べるエピソードでも良かったのでは?と思いました。
ゲーム開始当時のミナはお調子者感があったけれど、これまでの自分の姿勢を反省したり、自分の行いが敵を作っていたことを認識できる子だったので、最後までしっかり応援できました。
ミナの母親のことは、娘を店に縛り付けている印象があって好きじゃなかったのですが、親子の和解はやはり良いシーンだと思いました。
単純に大会を勝ち抜くだけでなく、一度追放されるという意外性で惹きつけ、さらにそこから毒を持つ魔物が出現し始めることで、料理バトルでも一工夫必要になった点が良かったです。
具体的には、パズルのジェムに「毒」や「脆い食材」が投入されたことで、どう動かすべきか、操作の前に数手先を考える必要が出てきました。
面倒に感じるなら、「まな板」で毒や骨は取り除いてしまうこともできるし、食材を動かしたくなければ「スロークッカー」で焼き上げることもできる。そうやって1品を作る過程に複数の調理器具を活用することで、料理をしている雰囲気がグッと増しました。
大会で戦うライバルたちに関しては、嫌味な奴かと思った相手でも、戦ってみればお互い認め合うことが多く、清々しかったです。
スラッシュ編で、憎たらしい上に煩わしい障害だと思った演劇団の面々も、最終的には可愛く感じてしまいました。
まあ、ワイズと和解した時に貰った「ブロマイド」は、瞬時に要らん!と思ったけれど(笑)。
しかしHP回復しない「サバイバル」モードでは、これが手に入ると嬉しいこともあり、なかなか面白いバランスです。
物語で関わることのなかったキャラクターも何人かいたので、スラッシュだけでなく、キリンやジギーのエピソードを追加して、対戦相手を増やして貰えたら嬉しいなと思いました。
主人公たち以外のキャラクターの繋がりも、なかなか興味深かったです。
偏屈キャラのセザールが、他のNPCとの繋がりが多かったりするのが面白いですよね。もっとも、この二人の付き合いに関しては、確実にレオニッドの粘り勝ちだろうと思います。
不満としては、金を稼ぐ機会が少なく、多様なアイテムがあまり買えなかったことです。中盤から装備が固定化されてしまい、試合での立ち回りがだいたい同じになってしまいました。
これは、私が稼ぎが悪かっただけでしょうか?
アクションに関しては、コマンドの組み合わせが覚えられなくて、ずっと近接で殴るかナイフを投げてました。
スラッシュの操作は、結局バーサクモードしか覚えませんでした。
ジギーは本編以外のモード限定のキャラクターですが、一度滑り出すと横にずっとスライドで移動できるので、移動が楽しいです。死体を呼び出して使役するのも、キャラの素性を生かしていて面白いところ。
ただしジギーでプレイすると、料理の完成形が概ねゲテモノになるんですよね。
また、序盤で疑問に思っていたジギーの「アンデッド」という種族設定に関しては、作中でそういうことだったのか!と膝を打ちました。衛生上云々と言われていたのは、正しかったんじゃないか(笑)。
ハードモードで再プレイするかは検討中ですが、本編以外のモードも充実しているので、そちらを少しずつ攻略中。
ブリゲードランクを上げるとギャラリーがアンロックされるというご褒美もあるので、一日一試合とか、しばらくコツコツ遊ぶことになりそうです。