ベルギー発のベーカリーレストラン・ル・パン・コティディアンのレモンタルト
私は日頃、ブログに載せる写真については、宣材写真を撮っているわけじゃないので、被写体をフレームのど真ん中に置く「日の丸構図」で十分だと思っているのですが、今回ばかりは写真の構図に悩みました。
大きな黄色い円に、タルトのギザギザした縁。これを真上から撮影すると、本当に太陽のようになってしまうのです(笑)。それで、斜めの構図にしたのですが、これはこれで、長方形の皿を用意するべきだったかなと思いました。
非常にシンプルで、装飾は中央に置かれたラズベリーのみという素っ気なさ。
タルト生地は焼き加減も硬さも強めですが、サクサクしていて、香ばしい香りも含めて良い塩梅。
その上にたっぷり詰められたレモンクリームは、照明を反射するほど艶々しています。あまり光っているので、一瞬カスタードクリームだったかと疑いました。フォークを入れると、予想以上に柔らかく滑らかで驚きます。
しかし、それ以上に驚いたのがその味です。
酸っぱい!
甘みがまったく無いとまでは言わないけれど、本当にほのかで、とにかくレモンの酸味が聞いていて、目が醒める味です。人気No.1の定番タルトというので、もっと一般向きに抑えた味かなと思ったのですが、パンチが効いてます。
でも爽やかな味わいなので、大きさに反してペロリと食べてしまいました。