現在地:6話「夜のあらし」
遂に来た、トッドの元から逃げ出す日。
ーーといっても、これ、カーラが帰って来たその日のうちの出来事ですね。そう考えると、結構な急展開です。
雷雨の夜、トッドから暴力を受けるアリスを守ろうと焦ったカーラは、突如、プログラムから解き放たれ、自分の意思で動けるようになった。アリスの部屋の窓から脱出した二人は、バスに飛び乗り逃げる。
沈鬱な食事タイムから開始。
アリスが相変わらず沈黙したままなのはともかく、トッドが鬱々と繰り言を言うのが非常に鬱陶しいです。物言わぬアリスの眼差しを見て、責められているように感じるのは、自分が疚しい気持ちがあるからでしょう。
激昂したトッドは、机を投げ飛ばし、アリスを殴打。
正直、ここはギャッと背筋が伸びました。
本当に殴った! しかも、手が当たったのは鼻の辺りです。テーブルをひっくり返す豪腕で殴られたわけですから、立ち直れないくらいのダメージでないかと思います。
二階へ逃げたアリスを「躾」するというトッドは、その前にレッドアイズを吸引。
それなら、トッドが薬を打つ隙にアリスを追えばいいやーーと思い、澄まし顔で立っていたんですが、釘刺しに「動くな」の指示を受けてしまいました。
……「待て」の姿勢で数秒いましたが、トッドの行動がどんどん済んでしまうので、「ぼーっとしていたらいかん!」と気付きました。
ここ、自分から能動的に動こうとしない限り、タイムリミットが来てカーラは変異体にならないまま終わるんですね。
最終的にフローチャートの統計で、全世界中3%の人は、受け身で待っていたことはわかりました(笑)。かく言う私も前情報なしでプレイしていたら、イベントを眺める感覚でトッドの台詞を送って、そのまま終わってしまったかもしれませんが、先の展開を知っているので、カーラを変異体にします。
主人の命令に反することでマインドパレスがバグっていくのと、最終的に壁を破って自由を手にする変異の演出が格好いいです!
しかし、変異まで時間をかけすぎたので、カーラが自由を手に入れたときには、もうトッドもソファから立ち上がるところでした。
一応、二階を見ると「アリスを守る」、トッドを見ると「トッドを説得する」とどちらに向かうか選択権があるものの、麻薬キメてる人間に説得が効くか!と思ったので、ダッシュでアリスの部屋へ。
銃を取りに行く暇はないと判断しましたので、手ぶらです。
トッドが上がってくる足音と声に焦りながら、「部屋の鍵を閉める」で、制限時間7秒の鍵閉めに成功。
カーラが壊されちゃうと泣きながらも、後ろに隠れるアリスが愛おしくて、なんとかしてあげなくては、と言う母性を感じます。
逃げ道として把握していた窓を開けて、まずアリスを屋根の上へ。
そのまま自分も外へ出ようとしたところで、トッドが遂に扉を蹴破って来て、軽い揉み合いに。足を掴まれたとき、凄まじく焦ったし、リアルに「やめて!」と声が出そうなくらい怖かったです。
屋根まで出ることに成功したら、アリスを背負って地上まで滑り降り、ちょうど来たバスにダッシュで飛び乗って終了。
と言うわけで、脱出劇自体は案外あっさりしていたのですが、後先考えずに飛び出たので、安堵した後は、この先どうするの?と言う混乱で頭がいっぱいになりますね。
それと、バスに乗り遅れるパターンもあるそうで、そうなのか!とビックリしました。
分岐も結構な数。
私の辿った逃走ルートは世界の選択が10%と言うことで、思ったより低いルートでした。