現在地:ED後・全クリア

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

滅びのテネスで、オオガラスの心臓を撃破。

オオガラスの心臓

最後のメッセージが「Le Commencement」(始まり)だったことに、どういう意図があるのかな、と少し考えさせられました。
人類最後の一人となったルカとお腹の子供にとっては、これから人生が始まるという程度の意味合いなのか、ほかの魔女シリーズの始まりの物語だったりするのか、

マズルカ

攻略中、オオガラスに勝てても人類滅亡は避けられないと思い、バッドエンド的な結末を迎える可能性を考えていました。想像よりは、希望のある終わりで良かったと思います。ルカが産むのがネルドの子供なら、世界移動の能力を備えている可能性があるから、この世界から脱出することも可能そうですよね。

しかし、ネルドは成人していない年頃の印象があったし、ルカへの気持ちも片想いだと思っていたので、色々驚きました。

ネルド

だから、子供のルカから「全部思い出した」と言われたとき、赤くなったんですね……。

しかしそんなネルド君を嫌いになりそうなくらい、ED後の未来の物語は魔女ゾロークが切なかったです。
ネルドがゾロークに「似合う」と宣って渡した花飾りは、当初は妹へのお土産だったことからして、捨てるのも勿体ないから半リップサービスして押し付けたようなものなんじゃないかと思ったんですが、異形化しても残しているくらい、ゾロークには大切なものだったんですよね。

外道魔女ゾローク

そして、未来のために身を投げ出した末の「外道魔女」というネーミングに、報われないものを感じました。そこは「闇に堕ちたゾローク」とか「異形のゾローク」で良かったんじゃないですかね……。

不浄なるオルニットは、全9層とはいえ、各1フロアで完結しているので、そんなに手間取らずに攻略できました。

オルニット/ルーメン

オルニット/ルーメンの紅い霧に覆われたエリアが凄く怖かったですね。

小部屋に出現するボスも、終わってみれば、結局一番手の「四号」が一番強かった印象です。あとは旅団が強くなっていく曲線に沿った程度の強敵で、ラスボスも含めて全て初見通過できました。

最終的な編成はご覧の通り。

旅団編成

ボス戦は「蜜病」で状態異常を狙う戦法なので「蜜病II」が使える「ミラの結魂書」を使用。
「夕闇の結魂書」のサポーター1番に人形兵を置くと、強力なドナム習得と引き換えに攻撃力が低下するので、物理アタッカー役の第一カヴンには敢えて配置しませんでした。
人形兵は32体作りましたが、最終的に、サポーター数があまり必要のない結魂書で揃えてしまったので、もっと少数精鋭でも良かったですね。

この多数の人形兵を管理・育成することが、面白いのか面倒なのか、評価が難しかったです。
私は、段々と煩わしく感じてしまいました。25人を超えた頃から、誰がどの職を経由してなんのスキルを持っているか、どういう育成方針だったのか記憶が曖昧になり、どんどん適当になってしまったのです。
仲間数が多いゲームなら、プレイヤーが管理しないといけない要素を減らす。プレイヤーが管理する要素が多いゲームなら、その対象は絞るーーというのが適正なゲームデザインだと思うので、色々不満でした。
ちなみに、電ファミニコゲーマーの対談記事の受け売りです(笑)。

その後『鬼武者』をプレイすると、そもそも持ち替える武器は3種類ぐらいで充分だと思うわけですよ。
『ベイグラントストーリー』開発の当時は、“武器育成が主目的”とこだわり何十種類も用意しましたが、プレイヤーの利便性を考えると間違いだったなあと反省しています。(松野泰己氏)

やっぱり僕も現場に入った最初のころは、いたずらにパラメータをたくさん用意して、プログラマーから「本当にこんなに要るの?」と訊かれていました。
そのときは熱弁を振るうんですが、開発が末期に差し掛かると、やはりそのパラメータが要らなくなってくる(苦笑)。
そういう話はいっぱいありますよ。だから腕の立つ人ほど、最初からあまりパラメータをたくさん作らない。「それを最初に思い切って決めることが大切なんだな」と思うようになりました。(吉田直樹氏)

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/180522

アイテムが大量に持てるのも善し悪しで、同名でステータスの違うアイテムを探すのは毎回苦労しました。

不満は色々述べましたが、DRPGとしては楽しかったです。
敵シンボルを避け難く、且つ素早い&全体攻撃してくる敵が多いアズーフェーヌムとかは嫌いでした。
そうそう、ラスボス前に鍵付き宝箱回収をしていたら、黒ノ旅人なる隠しボスとも遭遇しました。

黒ノ旅人

最後まで探索は気が抜けなくて面白かったです。

ストーリーは「ダークファンタジー」ということもあって万人向けでないですが、「黄昏のテネス」突入までは、どんでん返しが何度もあって惹きつけられました。
エンディング後の未来の世界の旅は、ルカの説明台詞が中心ということもあって、ストーリー的な面白さは感じませんでした。大人ルカのことが好きだったら、もう少し彼女に寄り添えて、燃える局面もあったのかもしれません。

私と一緒に死んで!

イベントシーンが長いことも含めて、ADV寄りのRPGだなと思っていたのですが、最終的には、DRPGとして面白いから最後までクリアできたように思います。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)