現在地:8話「尋問」
屋根裏で発見された容疑者アンドロイドHK400に、コナーが尋問を試みる。コナーの適切な尋問により、事件時の出来事を語るHK400。尋問が終わり、収監しようとしたところで、ストレス値の上がったHK400が怯えて混乱に陥る。助けようとしたコナーは同席の捜査官に銃を突き付けられるが、ハンクが仲裁し、落ち着いたHK400は牢に戻る。コナーへの「内なる真実を見ろ」という謎の言葉を残してーー。
私は基本的に土日にゲームして順次記事化したものをアップしているのですが、先日土曜にデトロイトを起動したところ、メインメニューの彼女(クロエ)から「週末はデトロイト三昧ですか?」と聞かれました。
三昧!と言えるくらい遊びたいものですが、一応デトロイトに関しては、クロエの反応を見逃したくないと言う理由もあって、基本1話ずつしか進めないようにしています。先が気になって、一気に進めたくなるんですけれどね。
クロエは画面の向こう側にいて、それでいて自分が見ているものがプレイヤーの動かす物語だと理解していて、現実(プレイヤー)側にも干渉してくるという面白いポジションですよね。彼女というナビゲーターを配置していることが、本作の独自性のように感じています。
さて、コナーが屋根裏に隠れていたHK400を捕まえた後の展開。
まずハンクが尋問するもアンドロイドは黙秘を貫くため、コナーにバトンタッチ。
ここで、特に説明なくギャビン・リード刑事が登場して来たのは少し不親切に思ったけれど、まあ刑事の一人だということは、言動で分かるから差し支えないのかな……。
尋問室に入った後、まず確認できるところは先に潰そうと思い、マジックミラーの前に立って鏡見たら、向こう側で「あいつ一体何やってんだ?」と言われていたのは笑えました。
最新鋭アンドロイドなのに、どうもコナーの行動はポンコツっぽくなっちゃいますね。
こんなくだらないことで、ハンクの友好度が下がらなくてよかったです。
一通り調べられることを把握してから、尋問を開始。
コナー編はこの交渉部分が凄く面白いですね。同時に緊張もしました。1話「人質」の緊迫状態ほどではないけれど、尋問を自分から買って出て、ハンクに任せてもらったからには、なんとか成果を出したいという功を焦る気持ちがあって、ドキドキしました。
ゲーム的には「ストレス値を上げる」という目安があるわけですが、最初に3回の選択は不発。もっとも、最初の「怪我の指摘」「写真を見せる」がイマイチだったのは、ソフトな切り込み方をした方が良いと思って選んだから、想定内です。
逆に「非難する」は、HK400に自分の「死」を意識させたあたり、自分では良い線いってたと思うんですが、3%しか上がらなかったですね。
長考の末、4回目の「メモリを調べる」でようやくストレス値が55%という最適ラインに上がり、相手の動揺を誘えました。
その後、HK400からの質問については、全て「真実」で対応。
あと一押しと思ったところで「押して引く」のセオリー通り優しく「説得する」「理解を示す」「安心させる」としたら、ちょっと安心させすぎてストレス値が下がり過ぎたので、最後は敢えてキツく「警告する」で調整。バランス感覚が問われる展開でしたが、最終的にHK400は全てを吐露してくれました。
人間に虐げられることを「不公平だ」と思ったなど、当時の状況を聞くと、マーカスの変異と基本パターンは一緒ですね。どちらかというと、カーラの状況が特殊なのかもしれません。
疑問に思っていた「屋根裏に隠れただけで逃げなかった」ことについて、誰にも命令されない状態が初めてだったから、という理由がなんとも悲しいなと思いました。
HK400を連行しようとしての揉め事は、全部「介入」選択で、ギャビンに銃を突き付けられたところでハンクが助けてくれました。
ハンクの友好度はまだ「中立」状態なのですが、実際の行動を見ていると割と好意的に見えます。アンドロイド嫌いと言っても、ギャビンに比べたらハンクはソフトですよね。
最後に「内なる真実を見ろ」という言葉を受けて、何かのロックが外れたけれど、なんだかわからないという演出にゾワっとしました。
事件の真相に迫ることでコナーの評価を上げるつもりだったのに、結果的に、ソフトウェア異常も上昇してしまったようです。マーカスもカーラも早々に変異しちゃうので、私は、コナーはなるべく変異させず、仕事に一直線、いかにも「アンドロイド」という方針でプレイするつもりなんですが、やはり多くの変異体に触れるうちに、感化されていくのでしょうか。
分岐は4パターン。
かなり長丁場に感じたのですが、実際のプレイ時間は13分くらいでした。やっぱり、緊張して長く感じたのかな……。