本日製品版が発売されたアクションゲーム「CODE VEIN」の体験版、PS4版「CODE VEIN Trial Edition」を遊んでみました。
ーーといいつつ、今回はキャラクタークリエイション特化記事。別名「コードヴェインでクラトスを作った」記事となります。
オンラインゲームのアバター作成並みに拘ったキャラクリができる、と評判の本作。
私はキャラクリのために「ソウルキャリバー」が欲しい、と常時思っている程度にはキャラクリ好きですので、遊んでみました。
版権キャラクターを再現するのに必要な「見立ての発想力」がないので、上手くはありませんが、本作ならアニメ調の美少女または美青年を作ること自体は簡単なので、結構満足できました。
ゲームを開始すると、謎の声に導かれて早速キャラクリ画面へ移行。名前を付ける前段階でも外見設定できるのは珍しいですね。
性別選択の後、キャラクターの素体となるプリセットを選択します。この段階でなかなか豊富です。
今回はデフォルトキャラクターを見た時点で「クラトス(TOS)にできるんじゃないか?」と思っていたので、これを選択。
体格、肌色、髪、顔、目、眉毛まで指定し直した時点が、以下の画像です。
体格はあまり大きな変化が出ないけれど、若干がっしり寄りに。
顔は、顎は太めの方が藤島キャラの輪郭に近いと思ったので、5番に変更。
目はかなり細かく調整可能だったので、黒目の形と白目との比率には少し拘りました。睫毛は男子なので適当。
逆に、眉毛は用意されているパターン数が狂気の沙汰で、選ぶのが面倒になったので、ちょっと適当です。プリセットより太くしました。
設定上、戦闘中は目元しか見えないゲームだから、目と眉毛に拘ってるんだと思いますが、選択制にせず、長さ・太さ・角度を変えられるようにしておけば良かったのでは。噂では眉パターンが490個あるらしいですね。ちなみに、髪色とは違う色にもできて、「染めてる」キャラが作れるのは細かいなと感心しました。
この段階でも結構満足できましたが、ある程度頭頂部にボリュームがないと、クラトスとは言えません。
ということで、アクセサリ扱いとなるウィッグで増量。
位置や大きさ、傾きは自由に調整できるものの、これが思ったより難しく、苦労しました。
アクセサリは8つまで(コスト12まで)設定できますが、ウィッグは揺れ表現があるせいかコストが高く、最大3つしか盛れません。画面に最大2体しかいない格闘ゲームでなく、アクションゲームだから仕方ないですね。
個人的にクラトスの特徴だと思っている、前髪の分け目と違う位置から生えてるアホ毛っぽいものさえあれば良い、としました。そもそも重力が働くせいで、毛を立たせることが難しいんですね。
また、クラトスの髪型は襟足が長いのですが、これを実現するのは結構な難易度だったので、これも諦めました。襟がある服を着せれば目立たないですしね。
……こう書くと妥協の産物みたいですが、顔周りに関しては、クラトス作りました!と言い張る自信はあります。
本当に妥協せざるを得なかったのは、衣装です。
眼帯などを上手く使えば首元の襟を再現できるかと思ったけれど、私の腕前では変だったので、カラー調整に徹しました。
衣装自体の数は少な過ぎるけれど、パーツ着脱ができるのはいいし、カラーパレットも豊富。柄を指定すれば、レースやメタリックにも出来ます。ただ、染色パーツの分け方は「FF15戦友」の方が細やかですね。連動して色が変わってしまうパーツがあるため、腕や足が思ったように色付けできませんでした。
なお、ベルトを増量したのは、どうせ再現できないならジャッジメント服の印象も盛り込もうというアレンジです。
髪型と衣装は、もう少しパターンバリエーションが欲しいところ。
逆に、数が少ない代わりに、パターンが性別と連動しない共通仕様なのはとても良いですね。ツインテール男子なんかも簡単にできます。需要があるかどうかは知らないけれど(笑)。
ただ、意外と特徴的な髪型が多いです。普通の短髪がないのは戸惑いました。非常に似ている衣装があったので、ガイ様(TOA)が再現できると思ったんですが、ああいうシンプルな髪型のキャラは逆に難しいと判明しました。
ベースで引っ詰め頭を選び、ウィッグで好きな前髪や三つ編み、ポニーテールをつけるという「盛る」作業が簡単にできるので、前髪なしの長髪が欲しかったです。
もっとも、前髪があっても、その上に前髪ウィッグを重ねることは可能です。
前髪付きの長髪の上から前髪部にクルっとした一房を付け加えて、コレット(TOS)風にしてみました。
実際にプレイするならアバターは女の子だな、と思って自分の好みで作ったのはこちら。
ただ、身長を調整できないのが残念ですね。長身キャラクター自体は好きなんですが、男並みは嫌なので、気持ち小さくしたかったです。アクションの当たり判定に影響するから、調整できないんだろうなあ。
美少女か美青年しか作れない点は、もともと主人公が10〜20代の設定なんだと思うので、特に不満ありません。
過去には、クリエイション画面と本編とでポリゴン差分があり、作った通りのキャラクターを動かせないゲームもありましたが、本作はクリエイション画面通りのキャラクターを本編中に操作できるので、アバターに拘りたいプレイヤーには楽しいゲームだと思いました。
Nemo