現在地:10話「死の淵」
※10月はデトロイト強化月間となります。
ついに来てしまった、ホラーの時間です!
マーカスが再起動したのは、廃棄アンドロイドが蠢く廃棄場だった。マーカスはそこで、壊れたアンドロイドが「ジェリコを探せ」と言うのを聞く。破損した部品を他のアンドロイドから補い肉体を復活させたマーカスは、廃棄場を脱出し、LEDリングを外す。
最初は両足が壊れているので、ほふく前進でゆっくり進みます。
ほふく前進するQTEとか、足を嵌めるQTEとか、やっぱり斬新すぎます。
左右の脚は、道に沿っていけば見付けることができるのですが、そのあとは自分で歩き回って部品を探していくので、逆に苦労しました。
マインドパレスが壊れているせいで、調べられる場所がわからないのに、暗くて目印になるものも少ないから現在地を見失いがち。
暗い気持ちになりながら、黙々と壊れたアンドロイドをひっくり返し、互換性がない部品だったら「ちっ」と舌打ちして次を当たる、と言う作業を繰り返していくことになりました。
エネルギー不足が怖いからとにかく心臓が必要だ、と思ったのですが、最初に見付けた互換性のある「シリウムポンプ調整器」の持ち主は、断腸の思いで見逃しました。
この地獄のような場所で、ほとんどスリープ状態であっても、「生きていたい」という意思を見せる相手は殺せなかったのです。でも、統計を見ると意外と殺す人が多いんですね。
まあ私も、そのあと見つかるのが互換性のない調整器ばっかりで、見逃したことを少し後悔しましたが、最終的にちゃんと見つかったので、この選択肢で詰むことはないようです。
逆に、割とまともに動いていたけれど、ロボット的に決まったフレーズを言ってるだけのAK700型の目を奪うのは抵抗感がありませんでした。
意思を感じたか否か、と言うそれだけの違いですが、明確に説明できないものの、自分の中では何を持って「意思がある」「意思がない」を判断するかの基準がきちんと存在するらしい、とわかって不思議な気持ちになりました。
同様に、廃棄場から脱出する際の崖登りは、仲間(アンドロイド)の死骸を踏みつけているような感じがしてちょっと心苦しかったです。
でも、アンドロイドの手がたくさん生えている谷間は、怖くて、全部なぎ倒して進みたいと思いました。同じようなものに触れて、真逆の感想になるんだから、勝手なものです。
「ジェリコを探すんだ」と言い残すアンドロイドは、遠目に「絶対動く」と確信できたんですが、それでもいきなり動き出したと言う恐怖の方が鮮烈で、且つ、その後に気が滅入ることが多くて、10話を終えた時にはもうこの言葉が頭に残っていませんでした(苦笑)。
後半に配置されていた方が良かったかな。
それにしても、アンドロイドのボディは優秀ですね。
最初はボロボロだったのに、パーツ破損さえ解決すれば、最終的には廃棄場から出てきたとは思えないくらい身綺麗になりました。人工皮膚の出来がいいのかな。LEDリングを外した痕も、しばらくすると人工皮膚で綺麗に隠してしまったので、それでいいのか!?と思いました。
量産型アンドロイドじゃないマーカスなら、人間のふりをするのは簡単そうです。
ちょうど廃棄場を出てきたところに綺麗なコートがあったのは、ちょっとご都合だと思ったけれど。
選択肢差分以外にも空きがあって、思ったより探索不足だった模様。
身構えていたほど怖い印象はなかったのですが、もしかしたら、特にホラーっぽい演出の要素をうまく避けて進んでいたのかもしれません。