現在地:24話「夜行列車」
変異体を匿い、国境越えを手伝っているローズの家に辿り着いたカーラたち。冬の川を渡るのは難しいと言うローズだが、カーラの懇願に負け、夜間に国境越えさせると約束する。だが準備でローズが不在の中、アンドロイドの目撃情報を受けて警官が現れる。カーラは疑いをうまく躱し、警官は立ち去る。
変異体に対して同情的な人間、ローズに迎え入れてもらえました。
ローズの好意に縋る身なので、利用する以上、彼女のことは無条件で信用すべきだと思ったのですが、操作ミスで、ルーサーの問いには「信用しない」と回答してしまいました。
○と×の選択肢だったから、よく見ず、○が肯定的な意見の方だと思い込んでしまったんですよね。ローズに対して、大変申し訳ない気持ちになりました。
時期的に川が凍っていることと、マーカスの事件の後で、国境越えは困難であると諭されますが、逆にカーラが強く説得し、遂に国境越えに挑むことが決まりました。
マーカスは彼自身の信念で全アンドロイドのために動いているわけですが、カーラ個人からすると行動に移すタイミングが悪い、ということになって面白いです。
国境越えを相談する際、“かつて自分たちも迫害を受けていて、一部の親切に救われたから、いま迫害を受けているものにできることをしてあげたい”というローズの行動原理を聞いて、頭が下がりました。
私も学生の時に「先輩から受けた恩は後輩へ返す」と教わって感銘を受けたのですが、世界中にある思想だったんですね。自分も実践しているつもりですが、恐らくここまではできないです。
一方、ローズの息子アダムは、カーラたちに対してキツイ雰囲気ですが、自分たちに関係もないアンドロイドのため危険を冒してることを考えると当然だと思います。
一応打ち解けておこうと思って会話してみたのですが、カーラの勝手な言い分を遮るでもなく、ただ黙っていた辺り、やはり性根はいい男の子ですよね。
それだけに、警官の訪問に怯えるアダムをちょっと脅すようなカーラの窘め方は、少々身勝手じゃないか?と思いました。
まあ、カーラはカーラで、なにを犠牲にしてもアリスを守ろうと思っているから、こういう態度になってしまうんですよね。私は既にアリスの正体を知っているので、だからカーラの余裕も失われているのかな、と納得しました。
警官への対応は、我ながら完璧でした。
アリスとルーサーは2階に隠れさせて、安全を確保。アリスの洋服が暖炉前に干してあるのは回収できなかったので、他の住民の有無は念のため「娘が寝ている」と答えておきました。もし疑惑レベルが上がっても、令状もない段階で、女の子が寝ていると言う部屋に押し入ることはできないだろうという計算もありました。お陰で、2階で物音がしても不審に思われなかったのでいい選択肢だったようです。
ブルーブラッドの入った棚は、ガラス戸なので目が良ければブルーブラッドであることに気付くかな?と思ったので、万一に備えて「以前はアンドロイドを所持していた」にしました。
証拠品は全部隠したし、バスルームの物音は、一応事実なので洗濯機でゴリ押し。
もともと疑惑レベルも35%という低めの数値から開始だし、よほどまずい対応をしない限り、危機的な状況にはならないのかな。