現在地:29話「交わる運命」

DETROIT:Become Human

デトロイトウィーク3日目。今回は長文です。

カナダ行きの最終バスに乗ろうとするカーラは、ジェリコに寄って偽造パスポートを手に入れた。マーカスからは、アンドロイド狩りが激しい市内に出ずに、事態が落ち着くまでジェリコに留まるよう提案される。だがその時、ジェリコには既にコナーが潜入していた。そしてーー

遂に、これまで別々に行動してきた3人の主人公が、同じ場所で同じ事件に巻き込まれました。3人の視点が順次切り替わりながら進むので、息つく暇もなく、これまでになく長く濃厚な展開でしたが、この一話だけでも、デトロイトを遊ぶ価値があると感じます。

前々回のデモ行進によって国内が大きく動き、アンドロイドは強制収容に追い込まれていました。さすがアメリカ、決定と行動が早いです。

DETROIT:Become Human

その他でも、ニュースを見ていると、アンドロイドに同情的な人もインタビューに登場したり、ロシアでも変異体騒ぎが起きている可能性が示唆されていて、非常に面白いです。

カーラ編

ローズは本物の善人でした。カーラとアリスを勇気付け、ジェリコで偽造パスポートを入手して国境越えのバスに乗るよう教えるだけでなく、逃亡資金まで渡してくれたときは、この親切にどう報いたらいいのかと、言葉を失ってしまいました。

ジェリコ内は、アンドロイドが増え、武器も用意しており、マーカスが到着した当時とは全く雰囲気が変わっていて戸惑いました。
それだけに、変貌したジェリコの中で、以前、マーカスがぶらぶら歩き回りながら火をつけたドラム缶を見つけた時は、なんだか安堵しました。

DETROIT:Become Human

カーラを操作してマーカスを探すシーンは、マーカスを見付けた瞬間「そこにマーカスがいる!」と言う感動で、鳥肌が立ちますね。
ただ、酷く疲れているように見えるマーカスが心配になりました。

DETROIT:Become Human

マーカスから「俺たちを憎んでいる人間とどうして一緒にいるのか」と質問されたけれど、マーカスにもカールがいたんだから、そんな質問しなくても良いのに、と思います。カールのことは彼の中でどう処理されているんでしょう。或いは、マーカスにとってはカールだけが特別な人間で、そのカールが死んだから人間に絶望しているのかしら。

DETROIT:Become Human

それから、ジェリコに「YK500」がいたことで、遂にアリスの真実が明らかになりました。
既に書いていた通りネタバレで知っていたため、アリスが食事を取っていないとか、トッドの被害届内容とか、伏線だなと思っていました

ジェリコが襲撃を受け、逃亡するシーンへ移行。
撃たれたルーサーを置いていくことになり、しかもその後マーカス側の操作でジェリコを爆破することになったので、どうなったのか心配です。わざわざ助ける選択肢があったので、復活ありだと信じておきます。
ルーサーは助けたし心配もしているけれど、扉を開けてくれと頼んで来る見ず知らずのアンドロイドは見捨てました。

DETROIT:Become Human

アリスからの信頼は下がってしまったけれど、こんな極限状態で、全員にいい顔はできないと判断しました。でも怖いのは苦手なので、扉を開ける時、どんな惨状を見ることになるか怖かったです。

船外に出たものの、兵士が待ち受けていて虐殺に。
カーラが撃たれたとき、気持ちが焦ってQTEの走る指示(×連打)を続けていたので、選択肢を見ないで選んでしまいました。

DETROIT:Become Human

どれを選んだ?と背筋が凍りましたが、幸い自分で見直してもベストと感じる選択肢「死んだふり」だったので、捕まることもなく、生き延びました。

コナー編

当初、今回はカーラ編でジェリコを目指すものーーと思っていたので、カーラが出発した直後にコナーが駅に到着したときは慌てました!

変異体のリーダーを見つける

マーカス編でも行ったシンボル探しから始まるけれど、彼の処理能力なら直ぐにジェリコまで辿り着けてしまうでしょう。言うまでもなく、自分がコナーにジェリコの情報を与えたことで、この状況に陥っているのですが……。

マーカスを探している最中、ルーシーと遭遇。
探しているものは「自分自身」だと指摘されたけれど、この時点でルーシーはコナーが変異していないとわかってそうな気がしますね。

何かを探している

結果的に、これがルーシー最後の予言になりました。

そして、マーカスが一人になったところを狙って1回目の対決。
コナー視点で見てると、マーカスが言葉を発する度に、どんどんソフトウェア異常が蓄積されていくようにも見えて、至極怖かったです。選択肢によっては、マーカスってばすごく偉そうですしね。

機械のままでいる

この決断は酷く悩むと思いましたが、時間制限付きだったので、実際は悩む間も無く選ぶことに。
私としては、コナーは一貫して「変異体ではない」と主張しているし、この局面でコナーが変異しても、マーカスにはメリットがあるが、コナー自身にメリットーー例えばハンクの命を救うとかーーがないと思って「変異しない」を選択しました。これで、少数派の機械ルートに入りました。

結果、ジェリコ襲撃では逃げるマーカスを追って決着をつけることがコナーの目的になりました。
最後まで3人の目的がバラバラだったので、脱出目的のカーラはともかく、マーカスとコナーはどちらに肩入れして進めたらいいんだ?と悩みつつ、2回目の対決へ。

失敗はプログラムにない

眉間をマーカスに撃たれた瞬間は、さすがに衝撃を受けました。
ハンクと出逢ってからは一度もシャットダウンしていなかったので、バックアップから復元された新しいコナーが任務を引き継ぐとしても、気持ち的には「新しいコナーはこれまでのコナーでは無い」ように感じます。

マーカス編

相変わらず、意見が平行線なジェリコ3人の諍いから開始。

恋人関係になったためか、ここ数話でノースがぐっと可愛くなってきました。人間との交渉に関して、マーカスと意見が合っていないのに、マーカスの行動を肯定してくれるのは嬉しいですね。
二人きりになるとキスする選択肢があったので、良いの!?とドキドキしながらキス。

キスする

もっとも、アンドロイドにとって、キスにどんな意味があるのかは疑問ですね。いつものメモリ共有の方が、アンドロイドらしい交歓に感じます。
なお、化学兵器の起爆装置は受け取りました。平和路線だから使う気は無いけれど、突っ返してノースに持たせておくのは不安でした(苦笑)。

コナーとの対峙後はジェリコ襲撃への対処を決めるわけですが、結局「ジェリコを爆破する」しか選べないんですね。

ジェリコを爆破する

逃げる仲間に対し、逆走して貨物室へ向かうことになりますが、カーラが他の変異体を見捨てた分、マーカスでは道中の仲間を助けました。

阻止する

こう言うところは完璧にヒーローの行動だったし、前回の日和見な決断で失ったリーダーの威厳を取り戻せたようです。

貨物室でのコナーとの対決では、積極的にコナーを殺す気はなかったけれど、QTEがマーカス側の行動として発生したので、ミスする勇気がなく、結果としてコナーを殺しました。
とは言え、敢えてミスすればコナーがマーカスを殺す展開だったと言う予想は容易いです。他の変異体に対する責任を考えると、選ぶ余裕があっても、やはりマーカスを生かしたでしょう。

マーカスとコナー

ジェリコを捨てて脱出する直前、撃たれたノースを助けるか否かは、もちろん躊躇なく戻って助けました。そして、このシーンのQTE難易度は他のシーンと変わらないどころか、ちょっと変則的な動きもあったのに、初めて全成功しました。さすがのマーカスも、恋人のピンチは全力投球ですね。
ただ、プレイヤーに決断させず、躊躇なくマーカスの意思で人を殺したことには慄然としました。今まで人を倒すにしても、徒手空拳だったから「殺してはいない」と思うことができたけれど、銃で顎を撃ち抜いたのだから完璧に殺しているし、万一、外れていたとしても殺意は否定できませんよね。
遂にやってしまったな……と思います。

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