現在地:30話「魂の夜」

DETROIT:Become Human

デトロイトウィーク4日目。

今回は嵐の前の静けさというべき、短く、しかし重大な決断を下す話でした。

話はカールの墓参りからスタート。

DETROIT:Become Human

実際のところ、カールが生きている展開だったら、どんな助言をしてくれたのかは気になります。
この墓参りで初めて、カールに弱音を溢すくらい悩んでるのに、仲間の前ではその悩みを見せることなく決断を下さねばならないマーカスの「本音」が掴めた気がしました。
立派なリーダーとしての姿ばかり見てきたけれど、本当はマーカスだって変異して自我を持ってから間もない子供なんですよね。たまに仲間内で見せる頑なさも、子供っぽさのように見えてきました。

DETROIT:Become Human

みんながマーカスからの「指示待ち」をしている状態に、マーカス視点だと責任も感じるし、時にはうんざりします。
ゲーム的には主人公の一人であるカーラですら、マーカスにかける最後の言葉が「みんなを救って」なんですね。

DETROIT:Become Human

まあ、カーラは最初から世界規模の行動には関わらず、あくまでアリスの安全を守るためにささやかな日常の幸せを求めているので、アンドロイドの仲間の安全という大きな目標はマーカスに託したということではあるのでしょう。
それにしても、追い詰められているこの局面で、たまたまジェリコ襲撃に巻き込まれた変異体一人に詫びようとするマーカスは偉いです。

ジェリコを捨てたアンドロイド達は、廃教会で集結していました。
数百は生き残っているということなので、予想以上にジェリコは大規模になっていたし、無事脱出できたんですね。

ノース、ジョッシュとは個別に会話。それぞれ、マーカスがどんな決断をしようと付いていく意思を表明してくれました。

DETROIT:Become Human

DETROIT:Become Human

ただ、ノースとは事あるごとにメモリ共有するのが微笑ましい反面、周りが辛い状況なのに、自分は恋人とイチャイチャしてるのか、と思って尻がモゾモゾします(笑)。そんなに甘い雰囲気でもないので、決意を伝え合ってるだけなんでしょうけれど。

そして、この先の行動を選ぶ究極の選択タイムが訪れました。
ーー平和的な更新による「デモ」か、収容所を襲撃して仲間を解放する「革命」か。

DETROIT:Become Human

これが本作中、もっとも重く、決断までに時間がかかった選択肢でした。
クロエの生死と同様、時間制限がないため、絶対にプレイヤーが決めなければなりません。

本来なら、悩むほどの選択肢ではないのだと思います。
ここまで平和路線を選び、世論も支持しているのだから、デモを貫くべきだと頭ではわかっています。実際、選択肢が出るまではそのつもりでした。
しかし、ジェリコを襲撃されたことで、死んでいく仲間達の苦しみ、怒りを肌で感じ、人間に反撃したがっている気持ちにも共感できてしまいました。
その上、現状マーカスの視点では、世論の後押しはあるとしても自分たちに届いていないし、政府側には対話する姿勢が全く見えない状況です。

ここでデモを選んでも全員の命を奪うだけでないのか、それくらいなら、現時点で殺されていく仲間の命を一人でも多く救うことを仲間は期待しているのでないかーー

悩んだ時点で、マーカスとしてはデモを貫く確固たる意思が持てていないのだ、と判断し、それならいっそ最後に大暴れしてやろう、とまさかの「革命」を選択しました。

DETROIT:Become Human

自分でも驚きましたが、これはキレたと言ってもいいですね(笑)。
まあ、コナーを変異させなかった時点で、ベストエンドは望めないのだから、それなら思い切った選択をしてしまえ!という破れかぶれな気持ちがあったことは否めません。

そのコナーは、前回フローチャートの最後に書かれていた通り、新機体のコナーが配備され、変異体の指導者マーカスを破壊すると言う使命を得ました。

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革命を選んだことでマーカスが明確に人間に害なす存在になりましたので、コナー側の操作で気を使うことは無くなりそうです。

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