Switch版ほんわか家族ができちゃうゲーム「ネコ・トモ」体験版を遊びました。
https://nekotomo.bn-ent.net
合成音声でおしゃべりする2匹の猫に言葉を教えながら、動物のいる生活が楽しめるゲーム。
おしゃべりする熊と生活する「クマ・トモ」の猫バージョンです。
体験版では家族レベル5のエピソードを見るまで遊べるので、かなり長い期間遊べます。
最初は、二足歩行で会話する猫なんて変だと思ったり、「にゃー」という棒読みに合成音声感が強くて苦笑していたのですが、付き合っていく内に本当に可愛く感じて、最終的には大好きな2匹になりました。
2匹は暮らし始めるタイミングに差があるので、最初は縄張り意識でギクシャクしたりもするのですが、その状態から、プレイヤーを仲介してお互いに歩み寄っていく過程が丁寧に描かれていて、微笑ましく見守れました。
猫に教える言葉は自分で入力します。
猫が質問してくる「言葉にしたい気持ち」がイマイチつかめないときもありますが、回答しないという選択肢も取れるので、深く悩まなくても進めるかなと思います。実際、聞かれた言葉は全部教えてみたけれど、その言葉を使っているところを聞いたときに、ちょっと違ったな、と思ったものもありました。ただ、あとから変更も可能になるようです。
猫が知りたがるのは言葉だけでなく、プレイヤーに関する質問もあります。ネタっぽい回答でも鵜呑みにするので、少しおかしな知識を植え付けることも可能です。
冗談で教えたら、その後「行って来た」という話になるので「マジか!」と思いました(笑)。
ゲーム開始前は期待していなかった合成音声の精度ですが、漢字交じりでもスラスラ読み上げますし、イントネーションも調整の必要がないので、日常会話に関してはまったく問題ありません。
ただ、プレイヤーの名前は、最初は「壱埜」にしようと思ったら、「いちのさん」=「1の3」のイントネーションになってしまって、ちょっと違うなぁと思いました。
「麻生さん」なら自然な呼び掛けになったので、こちらを採用。
一回喋らせてみて、イメージと違ったらやり直しできるのは、この手のソフトではありがたいですね。家族レベルが上がれば、言葉の教え直しや読み調整もできるそうです。
猫と一緒に遊ぶゲームや、料理、ガーデニング要素など、たくさんのミニゲーム要素が用意されていて、それが段階的に解放されるので飽きないようになっています。
それぞれ報酬がある一方で、遊びたくないゲームは一切手を付けなくてもゲーム進行に問題ない(代替手段がある)のが助かりますね。
また、1日に猫たちと仲良くなれる上限が決まっていて、長時間プレイをさせるのでなく、細く長く遊ばせる方式なのも、コンシューマーゲームの発想としては珍しく面白いと思いました。
一見、女児向けゲームのような印象だったけれど、大人の方が癒されるかもしれない、いいゲームです。
終始優しい世界観で、善良で、明確な好意を伝えてくれるので、こちらも好きになってしまうし、逆に体験版が終わったら2匹に会えなくて寂しくも感じました。
バンダイナムコニューイヤーキャンペーン中(1/13まで)だし、買ってしまうかもしれません。