TRPG風味のアクションRPG「Hand of Fate2(ハンドオブフェイト2)」PS4版プレイ開始。
現在地:キャンペーン「愚者」終了
※Switch版は配信元が異なるため、翻訳などに相違がある可能性があります。
あらゆることが謎の状態から、突然「愚者」のシナリオが始まるので、導入時は少々戸惑いました。ゲームマスター役を務める謎のディーラーの語りも意味不明で、ゲーム内の展開はともかく、この現実世界における状況などはまったく理解できていません。
しかし、独特の怪しさと「ボードゲームを遊んでいる雰囲気」は期待通りでした。
特に、プレイ中にシナリオ表示とは別にディーラーがいろいろ語り掛けてくるのが、臨場感があっていいです。ただ、ディーラーの台詞は全部自動送りされてしまうので、結構読むのが大変ですが。
冒険は、伏せたイベントカードをマップに見立てて進んでいきます。
実際のTRPGではないから、各イベントにどう対処するかは選択肢の範囲でしか選べないけれど、結果はダイスロールやカードを引いて判定されるので、思った通りに転ばないこともあり、運要素が強め。
そして、戦闘が発生すると、3Dアクションパートに突入するのが独自要素でしょう。
イベントで窮地に陥った結果だとしても、戦闘で上手く立ち回れるなら、力業で進むことが可能そうです。時々アクションを要求されるのは気分転換にもなるし、ボードゲームのプレイが下手でもアクションのプレイヤースキルで補う、あるいはその逆という感じに補完する発想は面白いと思います。
ただ、アクションパートの被ダメージは自動回復せず引き継がれるので、意外とアクションスキルの方が重要かもしれません。
なお、本作はアクションパート突入時のコントローラー情報程度しか操作説明がなく、セーブ方法がわからなくて困惑したのですが、恐らくオートセーブしかないようです。
「愚者」の報酬を得たところでアプリケーションを終了したら、ちゃんと再開できました。
ゲームの最初に選ぶ2枚のカードは、なんの説明もありませんでしたが、アバターを男性/女性のどちらにするかだったようです。
そして、最初のうちはフードを被っているアバターですが、あるキャラクターから出身を聞かれるところで、フードを脱ぎ、キャラクタークリエイト画面に進みます。あんまり思わせぶりだったから、フードを脱ぐ瞬間、ちょっと期待したのですがーー
思わず苦笑してしまった、洋ゲーっぽさ全開のキャラクターグラフィックです。
髪型も選択肢はあれど、毛の長さが変わるだけで全部モヒカンでした!(笑)
精一杯に可愛くしたのがこのアバターです。
フードを被っているときは、もう少し華奢に見えたんだけどなぁ。このダークファンタジーな世界で生き抜くためには、このくらい精悍でないといけないのでしょう。
「愚者」のシナリオでは、強引に仲間顔してきた元盗賊団リーダー、詐欺師のマラクリプスが言うところの「俺たちの借金」を返済するため、金貨を集めることが主目的。
自分の借金なのに、仲間になった瞬間からもう一心同体で2人の共通の借金だよな、と言わんばかりの話し方に、呆れつつ感心しました。まったく納得いきませんが、こういう癖のあるNPCを巧く動かせるゲームマスターには憧れます。
4枚中3枚が成功のカードなのに、二連続で「失敗」を引いたり、6面ダイスを3個使ったダイスロールで10を上回る数値が出せない、自分のリアルラックの低さに笑いました。
腕相撲は初戦で失敗するし、馬車がひっくり返って困っている女を助けようとして失敗したら、「お礼をいう筋合いがない」とか罵られて戦闘になると言う理不尽さ! この、次にどう来るか読めないこの感じが、無性に面白いです。
ただ、あまりにダイスロールの自信がなくなって、その次の選択肢は、内容よりダイスを振らずに済む方を選びました(笑)。
【愚者チャレンジの記録】
- 森の待ち伏せ
「盗み聞きする」カード失敗→「農民を守る」(戦闘/食料+12) - 助けが必要な友人
「大きな力」(兵士の剣入手) - 森の住人の捜索
「源を探す」(失敗/食料-1) - ロイヤルロード
「盗まれたお守りに代わる金貨などない」→「戦う」(戦闘) - 腕相撲
「最初のラウンド」ダイス失敗(金貨+5) - 困っている乙女
「困った状態にある女性を助ける」ダイス失敗(戦闘)→「金目のものを探す」ダイス成功(物資+6) - カーニバル
「聞く」→「パレードについて行く」→「観察する」(大成功/金貨+15)→かき集めない - 深い水底
「立ち上がって闘う」(戦闘/戦士の斧入手、HP10回復) - 死の投下
「墓場に行く」(金貨-30)→戦闘
チュートリアルが終わって、ここから本番。
大アルカナの数だけシナリオはあるようなので、意外と長い旅路になりそうです。