Nintendo Switchアクションゲーム「神巫女 -カミコ-」をプレイしました。
http://flyhighworks.heteml.jp/games/kamiko/

神巫女

神器を預けられた巫女が、4つのステージを巡って天魔を倒すという、いわゆる「2Dゼルダ」風の見下ろし型アクションゲーム。

神巫女

主人公は、近距離タイプ(クサナギノツルギ)のヤマト、遠距離タイプ(ヤサカニノマガタマ)のウズメ、遠近両方に対応できるタイプ(カガミ)のヒノメという、武器タイプが違う3人の巫女たち。

神巫女

剣の攻撃範囲が広いので、ヤマトは簡単操作でクリアできました。ヒノメは鏡を投げている間だけ近接攻撃できる点や、投げた鏡の軌跡をうまく誘導すれば、敵が一気に倒せるので面白いです。ウズメは、攻撃力自体低いのに、弓が斜めに飛ばせない仕様で地味に難しめでした。
ただし、違いは上記の攻撃方法だけで、どのキャラクターを選んで進めてもストーリーに変化はありません。

神巫女

それぞれバックボーンや性格設定があるのに、一言も喋らないので、少しもったいないと思いました。

各ステージに4つある「幽現の門」を解放し、最後にボスを倒す、という形で進んでいきます。
道中は、複数のスイッチを押したり鍵を運ぶなど、謎解きというほどではない探索要素が中心。各ステージがそれなりに広いし、初回プレイ時はステージ2から登場する「押せる石」に気付けず、全然違う解法を試みて無駄に時間を費やしたりしました。
ステージ4の鍵を運ぶ局面なんかは、敵の配置が鬼畜で、私の腕ではクリアできないんじゃないかと思ったくらいです。

神巫女

アイテムを持っている間は攻撃もダッシュもできないので、敵をすり抜けていく必要があるのですが、割とプレイヤーに近い距離で敵がポップすることと、後半は足の速い敵が多いことで苦労しました。敵と接触しても、HPが減るだけなら楽だったのですが。

ボス戦もほぼギミックがメインで、立ち回りがわかれば攻略できるタイプ。

神巫女

もっとも、攻略法がわかっていても、逃げ足が早いステージ2のボスをウズメで倒すのは難しかったです。

ステージは4つと少なめですが、繰り返しプレイしてクリアタイムの短縮を目指すタイプのゲームなので、飽きない良いバランスかと思います。
森、湖、火山など、ロケーションは色々で、ドットで描かれた世界を堪能できました。

神巫女

携帯ゲーム機の特性を活かしたサクサクプレイで、1ステージ10分、1周1時間程度。
一番迷った初見のヤマトでも1時間12分、2人目のヒノメは47分でクリアできました。3人目のウズメは道中の雑魚処理が大変でヒノメよりは時間が掛かったけれど、遠距離攻撃のお陰でラスボスは一番楽に倒せました。

神巫女

無駄な行き来をなくしてルートを最適化すれば、30分以内に短縮できそうです。実際、PS4版のトロフィーには「30分以内クリア」の条件があります。
ちなみに、3人クリアしてもタイトル画面の隠しメニュー(????)が解放されなかったので、ちょっと驚きました。調べたところ、各ステージの隠しアイテムを見つけることが条件だったようです。

シンプルなゲームなので、パラメータも体力SPの2つだけ。
重要なのはSPで、必殺技を撃ったり、宝箱を開けたり、幽現の門を解放したり、ほとんどすべてのアクションがSPに依存しています。この大事なSPを貯める方法は、敵を倒すこと。敵は連続で倒すと「コンボ」となって、コンボ数だけ獲得SPが増えるので、積極的に敵を倒す動機付けになるし、SPが一気に湧き出ると気持ち良く、いいバランスだと思います。

神巫女

ただ、実は敵グループの一体を残しておけば、その位置の敵はリポップしないので、前述のアイテムを運ぶときは、わざと一体残すという手法が結構重要でした。これはあえてそういう仕様にしたのでしょうか。個人的には、敵を倒しまくる爽快感とは噛み合っていないように思いました。

低価格帯で気軽なアクションゲームとして、十分に楽しめる内容でした。

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