PS4「アサシン クリード オリジンズ」プレイ開始。
https://ubisoft.co.jp/aco/
現在地:メインクエスト「偽りの神官」終了
※本作はCERO Z指定ゲーム(18歳以上対象)です。記事中のスクリーンショットに、残酷な映像が含まれる場合があります。
アサシンクリードシリーズはUBIソフトを代表するシリーズの一つですが、私は本作で初プレイになります。最新作「オデッセイ」ではなく、あえて2017年発売の「オリジンズ」を選びました。
いつもの私なら、風光明媚で明るいギリシャが舞台の「オデッセイ」に惹かれると思うのですが、ロケーション以上に、時代設定の魅力が勝ちました。なんせ本作は、ユリウス・カエサルが執政官だった古代ローマ時代のエジプトなのです。
そんなわけで、ほぼ時代設定だけで選んだ「オリジンズ」でしたが、実際に降り立ったプトレマイオス朝時代の古代エジプトは、広大な砂漠の厳しさと共に、ナイル川の恵みをふんだんに受けた美しい大地でした。
縮小してしまうと伝わりにくいですが、フィールドの作り込みはさすがAAAタイトルという感じで、素晴らしいです。
まず、チュートリアルの遺跡から広すぎて迷子になりました(笑)。
その後訪れた最初の街シワも、規模的には小さな街のはずなのにとんでもない造り込みで、建物があり、通りがあり、人々が生活を営んでいます。
そして、「これぞオープンワールドだ」と言わんばかりに、あらゆる場所にシームレス且つ滑らかに移動できるのです。主人公は岩山の上から湖の底まで、行きたいと思った場所にサクサク移動できて、非常に快適です。
このシーンなんて、イベントでもなんでもなく、湖の中で息が苦しくなったので一度水面に出たところ、近くに船がいたから乗ってみた、という自由さです。
最初は「ジャンプ」で飛び移るというよくある基本アクションがなかったので戸惑いましたが、慣れると岩場、壁、柱を好きなだけスイスイと登っていくのが楽しくなりました。アサシンクリードに慣れていると、他のゲームで「移動できない」ことにストレスを感じるという意見も納得です。
これだけの緻密なフィールドを歩かせるので、起動時ローディングはさすがに重かったですが、それ以降はロードを一切感じていません。
ファストトラベルもそれほど待たされることがなく、演出やTIPSを見ているうちに直ぐジャンプできました。
ストーリーは、復讐の鬼となった主人公が、報復の相手である5人の仮面の男を追うという展開。
プロローグで1人倒し、最初の街で1人倒し、現時点ですでに3人が残るだけという展開の早さに驚きです。まあ、5人倒したら万事解決というわけではないのかな。
復讐劇だし、CERO Zだけあって流血や残酷描写も凄まじいですが、それらは悪趣味なものでなく、ストーリー上必要な描写だから容赦無く描いていると伝わってくるので、不快ではありません。
バエクが反撃しようとして誤って息子ケムをーーという衝撃的なシーンも、真っ向から描いているからこそ、バエクの悔恨や復讐の動機が理解できます。
その一方で、事件前の父子のやり取りなんかは、愛情に溢れていて、明るく輝かしい記憶なんですよね……。
光が強ければ影も強く、逆もまた然りということなのでしょう。
ところで、外国人男性の顔を識別するのが苦手で、基本的に髪型と色、ヒゲの有無で判別している私は、事件前のバエクと、友人ヘプツェファの見分けがつかなくて何度か混乱しました(笑)。
古代エジプト人は坊主頭が基本という説は聞いたことがあるけれど、本当に出てくる主要人物がみんな坊主頭だったら、私は誰が誰だかわからなくて、混乱する自信があります。それとも、本作を進めるうちに慣れて見分けがつくようになるでしょうか。
難易度はノーマルでプレイ中。
戦闘関係は、できるアクションが多すぎてちょっと大変です。スキルツリーが大量にあるので、これから更にできることが増えるのか、と思うと付いていけるか心配にもなります。
また、同時進行している「Hand of Fate2」が□攻撃で×回避なのに、R1攻撃で□回避という違いにも戸惑います。一方を終わらせてから遊ぶか、思い切ってボタンカスタムした方が良いかもしれませんね。
正面から戦うと結構危険な目に合うので、背後から近付いてバッサリ、という暗殺スタイルが基本です。まあ、ステルスゲームとしては案外緩い感じで、ステルスが苦手な私でも、そんなに問題なく遊べています。
口笛を吹いて誘き寄せて殺すとか、藁の中に潜り込んで隠れる、なんてアクションはFF15のコラボイベント(2017年9月10日記事参照)で散々やったから、これが本家か!と感じて面白かったです。
日本語パックは容量が軽かったので字幕だけかと思いきや、音声も日本語化されていて驚きました。残念ながら一部のガヤは日本語化されていないけれど、翻訳自体はジェダイ:フォールンオーダーより丁寧でわかりやすい印象です。
字幕が大きめで読みやすいなど、AAAタイトルをコンスタントに開発している会社だけあって、基本的な部分はしっかりしていると感じました。
でもメニューのUIは、私が苦手なカーソル移動タイプなのが残念でした。慣れれば便利なんでしょうけれど、他と違う独自の操作性って、複数並行プレイには向かないんですよね。
どんな展開が待っているのかはわかりませんが、復讐を果たした後、悲しみと怒りから解き放って自身を許せるようになる日が来ることを願って、鷲のセヌとラクダと共にゆっくり進めていきます。
……まあ、ラクダの足はやや遅いから、ゴールドエディション特典の馬に乗り換えてしまいましたが。